ナウシカづくし

アニメ・マンガ・映画他




みなさん、こんにちわ。

上のアイキャッチ画像を見て、「うぉぉぉ、こんなのナウシカじゃねえ!」と思われたナウシカ原理主義者の人には、すいませんと謝っておきます。

下の伝説のシーンを見て、なごなごしてください。

いやはや、これぞナウシカですな。

普通の女の子だったら、テトに噛まれた瞬間に「ギャーッ」と悲鳴を上げたり、くるくる回りすぎて目が回ったりしていたはず。

あと、噛まれたところから、あとで野生動物の感染症に罹ってしまうとか・・。

という冗談はさておき、本題。

ついこの前、宮崎駿監督が引退を撤回して、長編アニメを制作すると表明しました。「これが本当に最後」ということで、もしかすると「遺作」になるかもしれません。

ご承知の通り、宮崎駿監督の名が広く世間に認知されたきっかけが、1984年公開の『風の谷のナウシカ』です。“出世作”でしょうか。後年の大ヒットほどではありませんが、それでも当時、映画館に列が出来ることもあるほどの話題になりました。

この前、中学二年の時に『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』を映画館で見たという話をしました。

その翌年、三年になる直前の春休みに見たのが、この「ナウシカ」でした。

なんと、わざわざ早朝に行って、映画館に一番に並んだんですね。



安田成美さんと久石譲さん

当時は、子供の頃に「ヤマト」や「ガンダム」が好きだったという程度で、取り立ててアニメファンではありませんでした。でも「ナウシカ」だけは絶対に映画館で見ないと駄目だと思いました。実はそう思わせたのがテレビのCMでした。

当時、下のようなCMが盛んにテレビで放映されたんですね。

ツクダホビー ナウシカ関連商品CM

なんか、この非常にファンタスティックな世界や、グライダーみたいなものを操って飛ぶ少女を見た瞬間に、ガツンと来るものがあったんですね。

今でいう「萌え」みたいな感情もあったのかもしれません。

そして、もう一つ、この安田成美さんのイメージソング。これにやられた。

これが文字通り、私にとって本当に「ナウシカ」のイメージになったんですね。周知の通り、宮崎駿監督の反対で本編では採用されませんでしたが。

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安田成美 風の谷のナウシカ

噂では、彼女はアンさんという名で、パパは朝鮮総連の幹部らしい。しかし、そんなことはどうでもいい。この安田成美さんの歌で、ハートにグサッときた。

しかも、CM中のわずか15秒間に流れていた歌ですよ。

その当時、黒柳徹子・久米宏司会の、歌の看板番組「ザ・ベストテン」に彼女が出演するというので、テレビの画面を食い入るように見たことがありました。

おそらく、彼女のテレビ初出演だったと思います。上のユーチューブ動画はその時のものではありませんが、今でもよく覚えています。彼女がスタジオに登場した時、なぜか田原俊彦の野郎が冷たい一瞥をくれたことまで、記憶に残っている。

彼女は緊張で声が上ずっていました。見ているこっちがハラハラしましたね(笑)。その後、一発屋で終わらずに人気女優へと大化けしたことは、ファンとして嬉しい限りです。やはり、あの「ナウシカ」のイメージガールを務め、イメージソングを歌ったことが、出世に繋がったのでしょう。まあ、結婚相手はどうかと思いますけど(笑)。

ところで、「ナウシカ」のヒットをきっかけに注目を浴びることになった方がもう一人います。ご存知、久石譲氏です。彼の作曲は本当に「ナウシカ」の壮大な世界観にぴったりでした。あの雄大な曲が「ナウシカ」の魅力を何倍にも引き出しているんですね。

下の動画では、なんと久石壌氏自ら指揮・演奏! このコンサートでは他にも「ラピュタ」や「もののけ姫」の音楽もやっていますが、別の動画になっています。

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Nausicaa of the Valley of the Wind

以後の久石譲氏の大活躍は解説するまでもありません。というわけで、当時、安田成美さんと並んで、(映画鑑賞後ですが)久石壌さんにも魂を持っていかれました。

偉大にして先駆的な作品だった『風の谷のナウシカ』

むろん、一番魅了されたのは、「ナウシカ」という作品そのものと、それを創造した宮崎駿氏であることは言うまでもありません。

黙示録的な終末の、さらに千年後を描くという発想が凄い。内容的にも環境問題の先駆けになっているんですね。恐ろしい腐海が、実は人間が汚染した世界を浄化するために生まれてきた(原作ではそれは人為ですか)という設定にも驚かされた。

というわけで、(実は本編も分割してアップしているやつがいるんですが)せめて予告編だけでも以下に貼らないわけにはいきません。

風の谷のナウシカ 劇場予告編

風の谷のナウシカ 劇場用予告編 Bタイプ

Nausicaä of the Valley of the Wind – Official Trailer

これは韓国語版だが、非常によく出来ている。もしかすると、韓国人的には「トルメキア=日帝、風の谷=ウリナラ」に思えるんでしょうか。

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Nausicaa trailer (Best trailer ever)

当時、宮崎駿氏は徳間書店の『アニメージュ』誌上で「ナウシカ」のマンガ版を連載していたんですが、その連載と大判の単行本の出版を楽しみにするようになりました。

しかしまあ、連載の遅いこと・・。監督は忙しいらしく、雑誌に載ったり、載らなかったりで、最後の第7巻が出たのは、映画の公開から十一年後でした。

その間、ずっと待ち焦がれたのは、今では「ナウシカ」関連のいい思い出です。

「ナウシカ」の英語版と海外の反応(笑)

さて、「ナウシカ」といえば、その後に世界的にも名作として知られていくわけですが、最初はアメリカで『Warriors of the Wind』(風の戦士たち)という、ひどい改変版が作られました。俗に言う「原作レイプ」ですね。宮崎駿氏も激怒しました。

しかし、スタジオジブリが正式にディズニー社と手を組んだことで、のちに素晴らしい吹き替え版が出来ました。下がその英語版の、あの名シーンのところです。

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Nausicaä of the Valley of the Wind – foxsquirrel excerpt

「ロード・ユパ」なんですね。

こういう感想を書いている方もいます。

上は、「このシーンを見た瞬間に恋に落ちた人ってオレ以外にいる?」です。

いやいや、いっぱいいるでしょ。下の人は、子供の頃にこの場面を見て、いつかこんな人になりたいと思った、というようなことを長々と書いています。

声優さんのセレクトも絶賛。

「この吹き替え演技が本当に素晴らしい! ユパのチョイスはグレート!」

「パトリック・スチュワートだからさ」

たしかに低音ヴォイスがいい。俳優パトリック・スチュワートといえば、「新スター・トレック」のピカード艦長役や「Xマン」のプロフェッサーX役で誰もがご存知ですね。ショーン・コネリー同様、彼もナイトに叙せられたそうです。

思わず「海外の反応」みたいになってしまいましが(それやったらオレも稼げるんですけどね)、英語版の声優陣営に関する動画もあります。

Voices in Nausicaa

ナウシカ役は女優のアリソン・ローマン。ただ、この人はよく知らない。ペジテ市長役は、あの「スター・ウォーズ」ルーク役のマーク・ハミル。

素晴らしくならないはずがありません。

宮崎死すともナウシカは死なず

これは失礼な題だと承知していますが、真意を汲み取ってほしい。偉大な作品というのは、作者亡きあとも、ずっと人々に記憶され、継承されていくんですね。

「ナウシカ」は「時代の記憶」でもあります。これまで世界中の人々、とくにクリエイティブな人に、いろんな影響を与えてきました。

下のメーヴェを創った人もインスパイアーされた人に違いありません。

「ナウシカ」の翼、空舞う 北海道で公開テスト飛行

本当に素晴らしいですね。メディアアーチストの八谷和彦さんの製作です。ジェットエンジン付けてます。これを見た時、私も少し感動しました。

そのうち、遺伝子工学の分野から、本物のリスを改造して、「キツネリス創ったったwww」という人が出てくるかもしれません。

あと、ダンゴムシやダイオウグソクムシから「オウム」を作る人とか・・。

「腐海つくりました」

「ムシたちつくりました」

「巨神兵つくりました」

それはやめろ!

ところで、上に書いたことは前々から既知のことでした。今回、ユーチューブでナウシカ関連の動画を漁っていて、唯一「発見」だったのが、下の動画です。

Nausicaa&Teto (ナウシカ&テト)

今までこんな動画がアップされていたなんて知りませんでした。賛否両論あるみたいですが、私的にはとてもフレッシュでした。

作者はhinemaruさん。「卒業制作で「風の谷のナウシカ」のムービーを作りました。内容は、漫画版の10年後くらいで、彼女の身に起きた小さな奇跡みたいなオリジナルストーリーです。」とのこと。

あえて言おう。

これはあり。

否、いける!

ナウシカファンのオッサンが断言するのだから間違いない(←根拠なってねえ)。

というわけで、CGで「原作版」をやるというのは、いかがでしょうか。また、この作品のように後日談の新作もいいかもしれない。

ね、鈴木プロと宮﨑吾朗さん。

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