金・銀の現物とビットコインの購入について

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みなさん、こんにちは。

私は金融に関しては素人なんですが、このところ権威ある欧米の機関やアナリストが次々と世界経済について警告を発している状況に一抹の不安を覚えています。

あのジョージ・ソロスも株を売り払ってせっせと金現物の購入をしているとか。

世界経済といっても危機が囁かれているのは実需の部分ではなく、その何十倍ものデリバティブ取引の舞台になっている債券市場のことですけどね。

ただ「虚」の経済といっても、その数%は担保として差し出されている「実」ですから、債券市場の急変次第では元手が吹っ飛ぶ可能性もあるわけです。

ましてや、タックスヘイブンから債券市場へ向かっていた数千兆円ものオフショアマネーが、来年からは各国政府による監視と規制下に置かれる予定になっています。

実は、これはパナマ文書が出る数年前から検討されていました。

【パナマ文書】グローバル勢力は恐慌を繰り返す度に太ってきた」等では、もともと世界経済のクラッシュが計画されている疑いについて述べています。

ここ「フリー座」でも「再び『預金封鎖』と『財産税』が近づいている」という記事で、財政破綻した政府が過去実際に何をやったかを検証しています。

私はここ数年の“ブーム”である一連の「富裕層叩き」には、何か「裏」を感じています。もしかすると、これは将来の財産没収を正当化するためのキャンペーンではないのかと。



実物資産としてのゴールドとシルバー

日本有数の金持ちといえば、ユニクロの柳井正氏とソフトバンクの孫正義氏ですが、資産の大半はドル・円などの「不換紙幣」と自社株・他社株などの「債権」でしょう。国家が少し法律をいじくれば、このようなペーパー資産はひとたまりもないという真実を如実に示したのが、終戦直後の「預金封鎖&財産税」でした。

というわけで、昔から対策として薦められてきたのがペーパー資産を「実物資産」へと移転することです。私は資産保全の専門家ではないので、誰に対しても何かを「薦める」ことはしませんが、ただ私個人はあくまで「リスクの分散策」として、ペーパー資産の「一部」ですが、実物資産に移す行動は取りつつあります。

俗に「卵を同じカゴに盛るな」というわけですね。

もっとも、実物資産といっても、誰に訊いても不動産は良い選択ではないみたいです。自分で住むための物件なら別ですが、少子高齢化・複雑な税制・維持費などを考えると、投資先としては魅力的とは思えません。私は人様に何かを薦めたりしませんが、「薦めない」ということなら言っても構わないでしょう。不動産投資は薦めません。

それでは金(ゴールド)はどうでしょうか。むろん、先物・信託の類いではなく、あくまで現物の購入のことを指しています。

以下のチャートを見ると、いったん暴落した金価格ですが、どうも2015年末から2016年初めにかけて、底を打った感があります。

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ついでに、あまり注目されませんが、銀のほうも見ておきましょう。

こちらも金価格とほとんど同じ動きですが、「底打ち感」はより顕著です。

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NYダウは「高止まり感」がありますから、金銀は株価とは反対の動きをしていますね。資産保全だけでなく、投資対象としても悪くないかもしれません。

もちろん、これはドル建て価格なので、為替の変動を考慮しないと駄目です。

銀の現物はどこで買えるのか?

今言ったように、私は人様に何かを薦めませんが、激動の時代に備えて「卵を同じカゴに盛るな。分散して保管せよ」という昔からの格言は個人的に実践しつつあります。

よく言われるのは「金を買え」ですね。ドルが崩壊したら金は暴騰する、とか何とか。ただ、金は高い。2016年9月9日の、田中貴金属の小売価格だと、金1グラムは4788円、プラチナは3954円です。対して、銀は71.71円――まあ約72円ですね。

どういうわけか、「銀を買え」と言う人はほとんどいない。

しかし、上のチャートのように、価格の動きは金と大差ない。しかも、はるかに安いので手は出しやすい。金のバーだと、今では100グラムでも50万円弱はします。だが、銀のバーだと、1キログラムでも約7万円ですみます。

というわけで、天邪鬼な私は「銀」のほうに目をつけました。なぜ人々はもっと銀の現物を買わないのだろうか。いや、そもそも、どこで売っているのでしょうか。

金の現物なら、通常の貴金属店はおろか、第一商品などの先物取引会社の店頭でも買えることは、比較的よく知られています。私も先物の店舗で買ったことがあります。貴金属店より若干安いです。ただ、保管場所に困って、冷凍庫に入れてましたけど。

ところが、銀だと、貴金属店でも、まずコインしか売っていないことに気づきました。いったい、あの銀のバーは、どこで買えるのでしょうか。

あくまで都内の例ですが、それがここ「石福金属興業株式会社」の神田本店です。

1キログラムがどーんと7万円程度で買えちゃうわけです。

ちなみに、名古屋、大阪、北九州などにも石福さんの営業所がありますが、そこで現物が買えるのか否かは、ご自分で確認してください。

ビットコインという新たな選択

さて、近年になって、ラストリゾート(最終的な逃避先)として、金銀だけでなく、ビットコインという選択肢も浮上してきました。

これはおよそ金銀現物とは正反対の、バーチャル通貨です。ペーパーですらありません。このサイトの説明を読んで、なるほどと得心しました。

ネットにだけ存在するこの通貨は、どこかの銀行が発行しているわけではなく、オープンソース・プロジェクトである「ビットコイン・ブロックチェーンBitcoin blockchain」によって成り立っています。これはすべてのビットコイン取引から成り立つ公共台帳のことです。当然、取引が続くと、台帳データは膨らみ続けます。だから、データのブロックをどんどん追加していく仕組みです。それをチェーンになぞらえているわけです。

bitcoin

公開の台帳ということは、もしかすると私がエロ動画の視聴料をビットコインで支払ったら、どこかの物好きが追跡したらバレてしまうんじゃないの、という懸念はありますが(笑)、「小額の国際取引が可能になる」という意味では、将来的にビジネスの革命になる可能性があります。

簡単に言うと、たとえばネットサイトを通じて、地球の裏側の人に対して、リアルタイムで10円のサービスを売ることも可能なわけです。もちろん、今までも可能といえば可能だったわけですが、手数料とか考えると、わざわざやる人はいなかったわけです。クレジットカードが急激にオワコン化する可能性も考えられます。

これは史上初めて、真の意味での「グローバル通貨」となる可能性があります。ただし、私自身は別に薦めませんので、投資する場合はあくまで自己責任でお願いします。
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「MUFGコイン」の衝撃と「グローバル通貨」競争

ただし、今年6月、三菱東京UFJ銀行が早ければ来秋にも独自の仮想通貨「MUFGコイン」を発行すると発表しました。すでに実験中とのこと。これもブロックチェーンを使っていますが、公共台帳ではなく、銀行が管理する仕組みです。

しかも、世界中の大銀行が同様の通貨発行に向けて動き始めています。新聞報道にはありませんが、最終的にこれらの大銀行が連携して、ビットコインの先回りをして、先に「グローバル通貨」覇権を制するという思惑が透けて見えます。

たとえば、「MUFGコイン」は、大企業という安心ブランドに加え、円との交換比率は固定であるために投機の対象にはならず、リスクが少ないメリットがあります。しかも、スマホで手軽に利用できるようにして一挙に普及を図るつもりです。

この分だと、大銀行系仮想通貨のほうが、先に「グローバル通貨」のディファクト・スタンダードになる可能性があります。

ビジネスに関してはまたの機会に述べますが、いずれにしても、巨大な潜在的ニーズを考えると、このバーチャル通貨が、ある時点で爆発曲線を描いて普及する可能性も予見できるわけです。



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