「あっエラー」、もとい、「アエラ」がまたろくでもない記事を出した。
それがこれ。
『日韓対立がレーダー照射、徴用工で泥沼化 「韓国は内戦状態」元駐日公使』西岡千史2019.1.25
例によって、人々を欺く気まんまんの記事である。
自分たち知的エリートは大衆をいくらでもコントロールできるのだ、という思いあがりというか、傲慢さが滲み出ている。
記事は「日本と韓国の対立がおさまらない」という、他人事みたいな冒頭から始まる。そこには、そもそも韓国側が原因であるとの認識は微塵もない。
そして、コリア・レポートの辺真一と、元駐日韓国公使である洪(ホン)ヒョンなる人物を登場させて、要約すれば「双方に非がある」論を展開させる。
二人の言葉を長々と引用して、韓国は今こういう事情だから日本人は分かってほしい、というような心情に訴える文章を続けた後、最後には結局、日韓関係が悪化がすれば日本が損をするのだから、日本は冷静な対応をしなければならないと締めくくる。
これを読んだ時、私は、「ああ、こいつらは、今までずっとこうやって日本人を騙してきたんだな」と思った。ペテン師が、人のいいお年寄りを前にして、内心で「いくらでも騙せる」とタカをくくっている感じだ。大衆なんかいくらでもこちらの好きな結論に誘導することができるという思考が、西岡千史の記事から透けて見える。
日本の大衆を担ごうとする辺真一、洪ヒョン、西岡千史ら
記事では、コリア・レポートの辺真一編集長がこう話す。
「日韓関係の悪化はこれまでも何度もあった。ただ、徴用工、慰安婦、レーダー照射などこれほど連続で問題が持ち上がったのははじめて」
はあ?である。問題が持ち上がった? 竹の子が生えた、みたいに言うな。
誰が見ても、韓国が一方的に因縁を吹っかけて嫌がらせをしているだけだろ。
この辺真一という無責任な在日は、「韓国のほうが悪い」とは絶対に口にしない。
いつものことだが、フェアネスがない。無責任な在日知識人の典型。
もう一人の、元駐日韓国公使という洪(ホン)ヒョンは次のように言う。
「日韓では国交正常化以来、一貫して日本の貿易黒字です。関税のかけあいになれば、日本の対韓貿易黒字が減る。日本の経済の方が悪影響を受けることになります」
「現在、日本の対韓貿易黒字は約2兆8225億円(2017年)」
「韓国人の大半は反日ではなく、過去の歴史も乗り越えていこうと望んでいる。しかし、韓国のメディアは、日本の中で反韓国の動きや発言を探して、報道している。これは、日本のメディアも同じ。」
これは俗説。日韓貿易では日本のほうが黒字を稼いでいるから日本のほうが悪影響を受けるという論が間違いであることは、前回(↓)述べたばかり。
「韓国人の大半は反日ではなく、過去の歴史も乗り越えていこうと望んでいる」に至ってはまったくの嘘。これは小数派の話。自分が不利になったら、「私たちは反日ではありません」というような嘘でも平気でつくから困る。
そして、この洪ヒョンの意見に対して、朝日の西岡千史が次のように補完する。
日本としては韓国との関係がこれ以上悪化すれば、変化する国際情勢に取り残される危険がある。(略)北朝鮮の非核化は一時は順調に進みながらも最後には頓挫してきたからだ。しかし、仮に非核化のプロセスが進展すれば、日韓関係の悪化は日本に不利に働く。
こんなふうに、当初は「どっちもどっち」論で読者を煙にまいた後、結局は、日韓関係が悪化すれば経済的にも外交的にも日本が損をするのだと、洗脳しにかかる。
私に言わせれば、詐欺師はこうやって人を騙すという典型である。
こんなふうに、日本にとっての韓国の価値は高いのだと、日本人に思わる手口だ。
西岡の意見は噴飯物だ。日本が孤立するだの、取り残されるだのと、強迫観念を植え付けて人々の冷静な判断力を奪うやり方は、アエラなどの朝日系の常套手段なのだ。
記事は、最後に洪ヒョンの意見を紹介し、西岡が次のように締めくくる。
「日本と韓国は、歴史的にも現実的にも切っても切れない関係にある。だからこそ、両国とも『好きか嫌いか』で場当たり的な応酬をせず、文明史の視野に立って付き合わなければなりません。だって、夫婦も兄弟でもいつもうまくいくわけではないでしょう。国家同士ならなおさらです」
感情の対立を続けていては、やがて日本の国益が失われる。国際情勢の変化に対応する新しい戦略が今、必要となっている。(AERA dot.編集部 西岡千史)
これを読んで、吐きそうになる人も多いのではないだろうか。
もし本当に日韓関係が悪化して日本のほうが不利になるなら、韓国人は徹底的に日本を追い込もうとするだろう。朝日の西岡が「日本の国益」を心配しているのも笑える。
こんなふうに、日韓は家族だの兄弟だのと嘯いて、お人好しの日本人を懐柔しようとするときは、自分たちが著しく不利な立場にあると自覚している時である。
このような連中に絶対に騙されてはいけない。
だいたい、すでに韓国は官民あげて、「徴用工裁判」なるもので、実際には徴用工でもない爺さんを先頭に立てて、日本企業に賠償を命じて、資産を差し押さえに掛かっている。
すでに韓国側は日本との公約を破り、日本に具体的な損害を与えているのだ。
元々、日韓交渉では、日本側が個人補償を提案して、それを韓国側が拒否して、まとめて金を受け取る形にしてくれと要望し、それを叶えたという経緯だ。
韓国側は、自分が要求したことすら反故にしているわけで、二重の意味で異常だ。
辺真一も、洪ヒョンも、韓国人である以上、現在の日韓関係に関する意見表明に際して、この現在進行形の対日国家犯罪を黙殺できる立場なのか?
「どっちもどっち」論で煙にまいて「火消し」できるとでも思っているのか?
アエラも、西岡千史も、韓国側の国益に立って日本の一般市民を騙すような記事を書くんじゃねえ。前々回の鮫島浩の件といい、やはりろくなのがおらんな、朝日は。
「みずきの女子知韓宣言」の管理人はコリア勢力の標的になった
http://korea-collapse.com/archives/558