れいわ新選組 全員落選

政治・社会
2019.7.3日本記者クラブで参院選に向け党首討論に挑む主要7党




という予想が早くも出ている。

以下、池田信夫氏ほかのツイート。

「新選組」は今回、東京選挙区に野原氏一人を立て、残る9名は比例代表でのぞむようだ。しかも、山本太郎は比例順位3位

あえて障害を抱えて立候補した、ふなご氏と木村氏の二名を優先した形

だが、100万票程度入って、比例区1名当選と言われている。

結論からいうと、今回、山本太郎はあえて落選を選んだ気もする。

あるいは、3名まで当選ギリギリだと、自分たちが最大限見積もっているラインまで、あえて党首が後退し、世間の耳目を引いて、勝負に出たか・・。

*選挙の仕組みがよく分からない人のための豆

参議院選挙は各都道府県の区域を選挙区の単位とした「選挙区選挙」と、全国を単位とした「比例代表選挙」があります。有権者は「選挙区」と「比例代表」それぞれに投票するため、1人が「2票」投票することになります。

「選挙区」はあなたの選挙区の「候補者名」を書いて投票します。

「比例代表」は各政党の名簿に登載された「候補者名」または「政党名」を書いて投票します。



「ふなごやすひこ」氏一名の当選ならありえるかも

ところで、「新選組」の比例1位と2位は「特定枠」の活用。

従来の比例区は「政党の得票に応じて配分される議席の中で候補者が個人名の票数を競う」形だったが、新設の「特定枠」は「これと切り離して上位に扱い、個人名の票数に関係なく名簿順に当選が決まる」システム。自民党が主導して作ったもの。

池田氏は「全滅」予想。

また、NHKなども、まともな候補として扱っていない

実際、政党要件がなく、党首討論に参加していないのは、かなりマイナス。

というのも、この時点で、通常はまともな候補として扱われていないも同じ。

ドクター中松とか、あの辺と同じ「泡沫候補」として扱われる。

ただし・・・時に意外な風が吹くのも選挙の面白いところ。

今現在、朝日新聞社系が山本太郎を盛んに持ち上げている。

また、ネットやSNSを中心に一定の盛り上がりもある。

よって私は、特定枠1の「ふなごやすひこ」氏一名の当選ならありえるかも、と思う。

仮に当選するとしたら、この人だけの可能性が高い。

ただ、比例で1名でも当選すれば、山本太郎が落選しても、「新選組」は存続する。

だから、同党が全国で100万以上集票できるか否かが焦点。

自民党支持者があまり「新選組」に投票するとは思えないから、他野党にしてみれば、もともと一定数ある比例区の野党票が分散する形であり、迷惑な話かも。

東京選挙区では野党票を割るだけとも考えられる。

今回の「新選組」の布陣は、一見、山本太郎が仲間のためにあえて自己を犠牲にした、と選挙民に思われるところがミソかもしれない。

「山本太郎は義にあつい」と、好感が持たれること請け合いである。

ただ、政党さえ存続すれば、人気・知名度が群を抜く山本は、次の衆院選に出ればいい。だから、彼はここで退いて、他候補を優先させても、決して丸損ではない。

むしろ、「山本太郎が自分を犠牲にして全身麻痺のふなご氏を当選させた」という実績を作っておけば、情に訴える戦術となり、ゆくゆくは党勢が拡大するだろう。

しかも、メディアが「ふなご議員」に群がって、一挙手一投足を報じるはずなので、宣伝効果は大変なものになる。一番割りを食うのは乙武氏かもしれない。

つまり「ふなご一人」でも、かえって党は周知され、メジャー化していく。

あとの候補は落選だが、党勢拡大後にまた拾えばいい。

そうすると、今回の比例3位出馬は、中長期的には良い判断かもしれない。

なかなかどうして、山本太郎も結構なワルかもしれない(笑)。

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