NHK地震特集が伝えなかったこと、そしてそれが起きるのは「いつ」か?

人災・天災
墨田区にある慰霊堂 by Takaaki Yamada




最近、地震が相次いでいる。

東京都、茨城県、栃木県、千葉県などの関東はもとより、

北海道、九州、東北など、およそ全国各地でM4、5クラスが発生している。

ごく短期間のうちに起きているので、不安に思っている人も多く、週刊誌やネットなども「巨大震災の前触れではないか」などと囁かれている。

しかも、そのタイミングでNHKが地震の特集番組を連続放映した。

平行世界的なもう一つの日本において首都直下地震が発生したという設定。

ドラマ仕立てのシミュレーションで震災発生からの数日間を描いている。NHK自身をモデルにしたと思われるテレビの報道局内の葛藤などを描いている。

現在、ユーチューブなどでも一部が公開されている。

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NHKスペシャル 体感 首都直下地震「DAY1 あなたを襲う震度7の衝撃」 2019年12月2日【FULL SHOW】 outro

気合の入った番組で描写されていたポイントは、過去に私がここで述べてきた危惧と、だいたい一致している。

たとえば、もっとも危険で死傷者を出すのは「火災」だということ。

画像を見ての通り、都心の周囲は一面が火の海

発生から4、5時間でこれだから、郊外在住の都心勤務者は、3・11の時みたいに、下手に勤務先から脱出・帰宅しないほうが賢明だ。大手町・丸の内が一番安全なのだ。

上では「火災旋風」が100箇所超で発生すると、シミュレートしている。

世田谷区や大田区・墨田区などの「木造家屋密集地帯」では、自分たちが自宅の防火を完全にしたから大丈夫、とは限らない。消防当局の消火が追いつかない又できないため、周辺の「誰か」又「どこか」から出火してもそれが全体へと広がっていく。

だからそういう場所に自宅のある人は、番組を見て、気が気ではないと思う。

私はこれを見て1945年3月の「東京大空襲」を想起した。

その時、B29の爆撃隊は、当初、墨田・江東区において焼夷弾による「火の輪」を作り、中に市民を閉じ込めた上で、数百機による徹底焼夷弾攻撃を行ったのである。

それによってたった数時間で10万の市民が焼死した。

ちなみに、墨田区は東京大空襲の前に関東大震災の火災による被災者がもっとも多かった地域であり、日本史上、もっとも人が集中して多く死んだ地域である。

これは意図的な市民の大量虐殺であり、その点でナチのホロコーストに匹敵する。

「パックン」とかいうアメリカ人のタレントが「日本はホロコーストをやったナチスドイツと同じだから旭日旗はダメだ」みたいなことを公言していたが、実際に大戦中、ホロコースト類似行為をやったのは日本軍ではなく米軍である。

ハーバード大卒でこのレベルだから、一般のアメリカ人の歴史認識となると、もう絶望的といえるほど酷い。勝者が歴史を作るというのは本当である。

話を戻すと、首都直下地震では、火災旋風の同時多発により、東京大空襲というか「首都圏大空襲」に近い被害が出る可能性がある。

ただし、番組では沿岸工業地帯の被災については、あまり触れていなかったと思う。

東京湾岸には石油関連施設とか、ガスタンクとか、危険物の集積所が並んでいる。

3・11では、気仙沼の漁船用燃料タンクが被災し、しかも津波がそれを街に運んでしまって一帯が火の海と化したが、NHK制作陣はおそらく首都直下地震ではその大規模バージョンのリスクがあることを知りながら、あまりに悲惨すぎて黙殺したのだろうか。

また、私がここで指摘してきたように、学校体育館などで収容しきれない大量の住宅難民が発生することが、今回の番組でも強調されていた。

ただ、番組では、その難民が最初から「テント暮らし」している様子を放映していたが、これはおかしい。ミスリードではないだろうか。

当初はそのテントすら不足するのは間違いない。というのも、自治体の備蓄には限りがあるし、店頭にあるものなど、一日で消えてしまうだろう。

普通の市民の間で、ダンボールの奪い合いが起きても驚かない。

つまり、援助物資が行き渡るまでの何週間かは、本当の意味での「野宿者」が何十万人も出現する可能性があるということである。

駅構内とか、高架下などで、終戦直後の浮浪児童のような人たちを見ることになるかもしれない・・・この21世紀に!

だから、今からテントくらい買って置いたほうがいいと言っている。

なにしろ、一人用で、ちょっと大き目のハンドバックくらいで、数千円。

たったこれだけで、ドラえもんではないが、「どこでも住宅」になる。安い投資である。

たった数千円を出し惜しみしたばかりに家族もろとも野宿暮らし・・・。

その時になってから、「あの変なサイトで風変わりな男が忠告していたことを、もっと真剣に受け止めていれば」と悔やんでも遅いのである。



世界経済の心臓発作が起きるはず

さて、番組では、日本の株価暴落については触れていた。

しかし、世界経済にどういう影響を与えるについてはろくに言及されていなかった。

ブレーンとして経済評論家たちが参画しているのに、これはおかしい。

私は前々から言っているが、おそらく日本だけでなく、世界的な金融や経済の矛盾が破裂して手のつけられないことになる。

後世「世界経済の心臓発作」と呼ばれることになる出来事になるだろう。

仮に日本とフィリピンが同等の被害を受けたとしても、世界経済にとっての意味はまったく違ってくる。なぜなら、日本は世界最大の債権国である。

そして首都圏は世界最大級の付加価値の生産拠点だ。

被災した個人や企業に共通するのは「急に現金が必要になる」ということである。

東日本大震災で無数の実例があったが、たとえば、工作機械が海水を被ったところは修理や入れ替えが必要だったし、漁船を破壊された漁師は買い替えを強いられた。

これは年金生活者のような非生産年齢者にさえ当てはまる。

被災した個人や企業が以前の状態に復旧するためには多額のキャッシュがいるのだ。

首都直下地震は一瞬にして世界経済に巨大な真空地帯を作り出す。

そしてその真空を埋めようとして、膨大な金融商品が現金化され、逆流する。

しかも、別に被災していなくとも、世界中のファンドやら機関投資家やらが一斉に同じ行動をとるはずだ。

なぜか。何十、何百兆円の現金化が始まれば(又は始まると恐怖されれば)、誰もが損失を恐れて処分に動くからである。つまり暴落である。

かくして世界経済を支えている巨大な金の流れが大きく滞ることになる。

これは人体に例えれば、動脈が破裂したようなものだと思う。

おそらく、真っ先に金融界で連鎖倒産が起きる。しかも、リーマンショックの比ではないレベルで。それがすぐに借金経営の企業に波及する。

たとえば、株高による時価資産によって27兆円とも言われる有利子負債を支えているソフトバンクなどは真っ先に吹っ飛ぶ部類だ。

数年後には世界支配層系財団に買い叩かれているだろう。

銀行自身も生き残りに必死のため、貸し渋りと貸しはがしが再燃する。

ただし、無借金経営の生活必需品企業など、堅実なところだけは耐えてゆける。

こういったリスクについて、NHK特集は語らなかった。「女子アナウンサーの青春物語」をやる暇があったら、もっと国際的な視点で番組を作ってほしかった。

当然、その先に待ち受けているのは、

国民生活の困窮、エキセントリックな政治、そして大きな戦争、である。

一番危ないのは、中国と北朝鮮。

中国経済は失墜する。習近平独裁政権などは、内部矛盾から国民の目を反らせるために、なんらかの口実をもとに台湾侵攻を始めるかもしれない。

なにしろ、子供の時から共産党の洗脳教育を受けてきた中国人にとって、「台湾解放」は「聖戦」。習近平としても手っ取り早く国民的支持を得られる戦いだ。

日本は、仮に数十発の核ミサイルを保有していれば、幅広く戦略の選択肢を持つことができるため、中立して米中戦争を高みの見物することも可能だった。

核保有・自主国防のデメリットは多いが、背に腹(国民の命)は代えられない。

しかし、妄想的平和主義者と追随的な従米派のせいで、ミサイル防衛のような二次戦略的なシステムへの依存を余儀なくされ、結果として我が国は米軍とその在日基地に頼らざるをえず、アメリカと運命を共にしなければならない自縄自縛に陥っている。

だから私は、仮に将来、日本が中露から核攻撃を受けることがあれば、左派と従米右派の両方の責任であると言っている。日米安保の堅持のみを唯一の現実的な選択肢にしてしまっているのは、他ならぬ空想的・情緒的な国防論を振り回すリベラル派なのだ。

習近平・金正恩・プーチンなどよりも、安倍晋三のほうが“独裁者”だといって糾弾ゴッコをやっている愚か者たちのせいで、日本はまた戦争に巻き込まれるのである。

2020年5月に要注意

話がまた反れた(私の悪いクセだ・笑)。

ところで、首都直下地震はいつやってくるのか。

そのヒントとなる「現実情報」のほうは、普通にメディアや学界から発信されており、今ではネットで誰もが見ることができる。

私が得意としているのは「超自然情報」である。

大きくは3つの情報源があり、そして細かいものまで含めるとその倍はある。

まあ、我ながら馬鹿にされても仕方がないと思うが、一つはノストラダムスであり、過去にも記事にしている。

「ある年の5月」に日本かアメリカか、又はその両国で世界史的な大震災が起きる。

ノストラダムスは、先祖由来のカバラ冥想術によるゼロ時間世界へのアクセスによって、そのような未来を透視していると思われる。

と書いた時点で、大半の読者は「ドン引き」状態だろう(笑)。

あと2つを書いたら、卒倒されるかもしれない(笑)ので、ここでは明かさない。

いずれにしても、どれも2020年5月が怪しい点で一致してしまった。

私としては、なんとか東京オリンピックが終了するまでは起こらないでほしいと願っている。しかし、そう強く願いつつも、自分は関東地方を脱出しようと思っている。

本気で4月末までに脱出できればと願っている。

しかも、私が考えているのは、関東よりも西の地方で、しかも太平洋沿岸ではないところである。沿岸は南海トラフ地震があるために、やはりよくない。

というわけで、該当する地域に住む方々で、私に住む場所(部屋)を提供してもよいという善意の人・組織・企業があれば、遠慮なく申し出てほしい(笑)。

ド田舎でも大いに結構。本当に“場所だけ”で結構(生活は自分でやるので)。

ま、ないと思うが、念のため。

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