田中均

外交・安全保障

核査察チームに「拉致被害者調査チーム」を加えよう

最新の報道では、数週間後に予定されている米朝首脳会談において、北朝鮮が核放棄に応じる意向を示しているという。まあ、決裂させたら軍事攻撃だから、そうするより他に選択肢はないだろう。散々述べてきたように、私自身はどうせ空約束だと考える。首脳会談...
オピニオン・提言系

河野洋平は米代1200億円を弁償せよ

2月8日、平昌五輪の開会式を前日にひかえ、北朝鮮が軍事パレードを行った。また、訪韓した安倍総理に対して、韓国の与党議員・大物議員から「引っ込んでいろ」「出しゃばるな」といった、非礼を超えた悪罵が続出しているという。どうやら朝鮮半島に対しては...
オピニオン・提言系

日本は北朝鮮との戦争の「機」を間違えていないか

9月26日、トランプ大統領は、ホワイトハウスでの記者会見で、北朝鮮に対する軍事オプションについて、準備は完全に整っているとし、「選びたくないが、必要であれば躊躇しない」と発言した。アメリカが北朝鮮の核保有を認めるか否かといった悠長な議論の段...
外交・安全保障

北朝鮮の独裁体制を延命させた張本人(後半)

さて、2001年の「9・11」から2009年までの流れを一挙に見てきた。当初、米国は明らかに北朝鮮にトドメを刺すつもりであった。だが、どうやら2005年の末頃から2006年にかけて、対北戦略を180度ひっくり返した。まさに、その割を食ったの...
外交・安全保障

北朝鮮の独裁体制を延命させた張本人(中半)

前半のつづき。こうして、2002年9月17日、小泉総理の「電撃訪朝」により日朝首脳会談が実現した。金正日は日本人を拉致した事実を認め、「日朝平壌宣言」なるものが採択された。今にして思えば、噴飯物の首脳宣言だった。明文化されているのは北朝鮮側...
外交・安全保障

北朝鮮の独裁体制を延命させた張本人(前半)

先日、レックス・ティラーソン米国務長官は「北朝鮮を非核化しようとする20年間の努力は失敗に終わった」と述べ、対北朝鮮政策の大転換を示唆した。しかし、日本にも同じように対北政策における「15年間の失敗」がある。アメリカの対北朝鮮攻撃に「待った...