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小沢一郎は日本の政治を駄目にしたA級戦犯の一人

出典:「山本太郎となかまたち」 http://yamamototaro.org/event1866/

自称リベラル派の「七不思議」のひとつ。それがオザシン(小沢信者)の存在。

どういうわけか、一定数(2、3割くらい?)はいるようだ。

私はこれが本当に不思議でならない。なぜなら、小沢一郎ほど腐敗した政治家はいないからだ。ある意味、もっとも古い自民党的な体質を引きずる政治家である。

左派とかリベラル派を自認するなら、嫌悪して当然のはずである。

ある種の「クリーンで市民の側的価値観」を掲げながら、実際にはその価値観と矛盾する政治家を平気で支持するのだから、そういう人は、結局は自分でもその価値観を信じていないということである。山本太郎議員もそうではないだろうか。

最近、オウム真理教の話題が復活しているが、現実には、日本最悪のテロ組織にして殺人カルトこそ「中核派」である。殺した人数もオウムよりはるかに多い。

こういう中核派又その関係者が市民の味方ヅラして、しかもまんまとそれに騙されている人が多いのだから、そういう人はオウムに入信した若者を笑えないと思うが。



小沢一郎は政治家というより利権ゴロか

やや話題遅れだが、先月、こんなツイートがあったようだ。

もちろん、私はこの話は知っている。しかも、20年くらい前から。

昨年、当サイトでもチラッと触れていた。

安倍晋三は泣いて加計孝太郎を斬れるか
72年前の今日、広島に原爆が投下されました。 直後の市内は、地獄といってもいい惨状でした。生き残った人たちも、生涯にわたり、ひどい苦しみを背負いました。このような惨劇は二度と繰り返してはならない。 ところで、前回の大戦では、広島・長崎の悲劇...

戦後、とくに田中角栄政権以降、関係者が公益事業を利用して税金を食い物にする裏のシステムがすっかり出来上がってしまった。

上は永田町の大臣から下は町村役場の議員まで、様々な名目で公益事業を企画しては、そこに予算をつけ、地元に利益誘導するということを繰り返してきた。

地元に金を落とし、仕事を持ってくると言えば聞こえはいいが、要は政治家もキックバックにありつけるわけだ。それで富豪に成りおおせた典型が小沢一郎。

自民党のもっとも腐敗した部分にいた男であり、なぜこういう人間をしきりと持ち上げる者がいるのか、ミステリーという他ない。この男は政治家というより、選挙屋とか政局屋の類いで、それを政治そのものであるかのように錯覚している人が多い。

キックバックの相場は建設費の5%程度と言われている。だから、政治家は関西国際空港や東京湾横断道路といったビックプロジェクトをやりたがる。2020年東京オリンピックと新国立競技場建設も同じ。長年、暴力団が大物政治家を影で支えてきたのも、この種の利権の一員だからだ。学校建設程度は、まだゴミレベルの話と言える。

時には「過去の清算」までが利権に化ける。たとえば、旧日本軍の遺棄化学兵器問題。これは日中の大物政治家の「つかみ金」とも言われる。こういう“戦後賠償”とそれに基づく事業を派閥の資金源にしたのは、瀬島龍三の案だという話もある。(略)

この「制度化された腐敗」が、戦後日本には今も脈々と息づいている。

だから勘のいい人は、モリ・カケの話を聞いて、政治家と事業者がまた一緒になって裏で税金事業に群がっているのではないかと、疑うのである。

もっとも、加計学園のケースでは、政治家が系列校の客員教授のポストを得ていたとか、利益供与にしては妙に小さな話が多いのも確かだ。

こんなセコい事で糾弾されるなら、小沢一郎などは百回、絞首刑になる必要がある。

とまあ、上では触れていないが、小沢は多数の不動産を主に政治団体名義で所有している。こうすれば税制面でも有利になるというセコい話である。

だから、自称リベラルの小沢信者たちが一方でモリ・カケの話を非難しているが、あんた、それおかしくないか、自分に矛盾を感じないのか、という話である。

山本太郎もモリ・カケ追及の先鋒の一人だが、そんなに政治家の汚職が気になるんだったら、すぐ隣に坐っているジジイを追及しろよ、という話である。

漫才コンビ「一郎・太郎」なんかやっている場合じゃないぞ。

選挙制度を改悪した小沢一郎

あと、小沢一郎といえば、小選挙区制導入もそう。

もうすっかり忘れられているが、2017年の10月22日に総選挙があった。

毎度のことだが、つくづく選挙のフレームそのものが間違っているなと思った。

私などが改めて言及するに及ばないが、小選挙区制では、2位以下の票はすべて「死に票」と化す。最新の総選挙では、この「死に票」の凄まじいこと・・。

やはり、より民意を反映しているのは比例である。今回、関東地方では、比例での立憲民主党の躍進が凄かった。私はこの政党は支持しないが、それでも人々がそれだけ投票したという現実は受け入れる。それだけアンチ自民票の行き先がなかったのだろうが。

与党の自公にとって、小選挙区制の下での投票率の低さや組織票の存在は、かなり有利に働いている。小沢先生様々だろう。ま、今回の選挙で少しマシだった点は、その党の立候補者であればロバでも当選するという「何々チルドレン」が沸かなかったこと。

より民意を反映するためには、選挙制度改革と共に、無投票に罰金を課すべきだ。

いずれにしても、小沢一郎はいろんな意味で日本の政治を駄目にした戦犯である。

私は取り立てて「人間を見る目」があるほうではないが(まあ普通だ)、それでも小沢一郎を“尊敬”したり“ヨイショ”したりするほど節穴でもないつもりだ。

もっとも、政治寿命はせいぜいあと数年だから、すぐに見なくなると思うが。

Takaaki Yamada: