現在、韓国では「朴クネ氏17年4月退陣・6月大統領選」が決まりました。
例のカルト宗教絡みのスキャンダル発覚以前は、朴クネ氏とオバマ政権は、韓国の沿岸沿海で凄まじい軍事演習を繰り返していました。おそらく、北朝鮮に対する挑発であり、暴発又は偶発的衝突を誘っていた側面もあったと思います。
むろん、金正恩側も激怒し、ミサイル実験を繰り返して、「来るなら来い!」という対決の姿勢を見せていました。他方、対南工作にも総力を挙げました。
必ずしもそれだけではないと思いますが、朴クネ政権のスキャンダル発覚と、それに対する大規模なデモは、北朝鮮の必死の抵抗の顕れという面もあります。
おそらく、このまま大統領選の前まで反政権言論やデモを使嗾し、北朝鮮に近い野党の勝利にもっていく狙いだと思われます。
つまり、次の大統領も反日であることはいつもと同じですが、今度は北朝鮮に妥協的な人物が大統領になる可能性があります。
いずれにしても、韓国の体制が固まるのは、新しい大統領が選ばれてからでしょう。それを見届けてからでないと分かりませんが、仮に北朝鮮のエージェント的な政権が生まれたとしても、朝鮮半島での戦争リスクが無くなるかは、疑問です。
米の圧力で日韓軍事情報包括保護協定を結ばされた!
それにしても、日本は大きなミスを犯しました。
駆け込み的に、死に体の朴クネ政権と日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)を締結したことです。日本にとっては何のメリットもありません。
韓国人は、何か日本側が野心をむき出しにして、韓国側を騙して、自国の利益のために締結を急いたかのように妄想していますが、ただの被害妄想です。
自衛隊関係者は誰もが韓国と締結なんかしたくなかった。韓国は同盟間の秘密を平気で中国側に漏らすからです。約束とか、契約の類いを一切守らない。
軍事機密は安全保障に直結しますから、これは日本の死活問題です。
なんで現場の人間はやりたくないのに、締結する羽目になったのかというと、日本政府がアメリカ側から凄まじい圧力を受けたからです。
アメリカはずっと、われわれに対して、
「日韓は仲直りせよ」「そのために日本側は慰安婦問題で譲歩しろ」「韓国側に海上自衛隊の潜水艦探査技術を渡せ」「そのために両国で軍事保護協定を結べ」
という身勝手な要求を突きつけ、政治的圧力を加え続けてきました。
誰が平和への脱出口を潰したのか?
その動機は何でしょうか。自国の安全保障と将来の戦争計画のためです。もっと言えば、アメリカだけでなく、イスラエルも含めた安全保障のためです。
なぜイスラエルが関係しているかは、このサイトで散々説明してきました。
一時期、安倍総理が猛烈に西側メディアから叩かれたのは、ロシアへの接近だけが原因ではありません。韓国を切り捨てようとしたことも理由でした。
米・イスラエルの戦争屋勢力にとって、自国の安全保障と将来の戦争計画のためには、日韓関係が分断されていては困るわけです。日本側が兵站基地として韓国を支援する体制がないと、朝鮮半島での戦争ができないからです。
つまり、平たく言えば、西側メディアの背後にいる彼らが、「なぜおれたちの思い通りに動かないのだ、このジャップの民族主義者が!」と激怒して始めたのが、例の安倍バッシングだったわけです。
ところが、その本音も分からず、ただ単に字面を真に受けて、「ほら見ろ、NYT様が安倍の極右姿勢を叩いているぞ!」と狂喜したのは誰だったか。まるで水戸黄門の葵の印籠か何かのように、得意がってNYTという権威を振りかざしたのは誰だったのか。
実に醜悪と言わざるをえません。彼らは鬼の首でも取ったつもりだったようだが、結果的に戦争計画の遂行に加勢しただけです。
逆説に満ちているのが世の中です。私は逆に、安倍総理がそのまま日韓離間して、ロシアとの関係を深めていったら、朝鮮半島で戦争を起こす計画はやりにくくなったと考えます。もちろん、安倍総理も情けない。どれだけ西側メディアからバッシングされようが、アメリカの勝手な要求を突っぱね、韓国と断絶すべきだった。
結局、安倍氏は何もかも屈してしまった。これで日本は第二次朝鮮戦争への関わりを余儀なくされることが、ほぼ決まったといえるでしょう。
そのせいで、被核攻撃のリスクを背負うばかりか、半島からの難民の受け入れや、統一韓国の戦後復興の協力などをさせられるわけです。
いずれにしても、日韓の軍事情報協定の締結の背景にあるのは、米・イスラエルの戦争屋による朝鮮半島での戦争計画だということです。