みなさん、こんにちわ。
NHKとの契約が「終身刑」である現実は、ご存知の人も多いと思う。
なにしろ、一度契約すると、その人が死ぬまでついて回る。
引っ越しても無駄。その人に永遠について回る。
テレビがなくとも関係なし。
これは、私がNHKの窓口に問い合わせた際に、実際に相手の職員が言い放った言葉である。「亡くなるまで契約は続きますよ」と。
しかも、「死ねば解放」といっても、それは一人世帯の話であって、複数人が同居している場合だと、その「支払い義務」は、同居人に名義変更されるだけだ。
まるで王侯貴族が領民に有しているような特権的課税権である。
だから、これは現代の荘園制度である。NHKの電波の届くところはすべからく「NHK荘園」であり、私たちは視聴者という名の農奴というわけだ。
仕事量の割にやたらと高い年収
で、そうまでして、受信料を強引に取り立てて、何に使っているのか。
番組作り?
まあ、それはそうだが、「代わり」がいくらでもあるわけで、無理して作ってくれなくてもいいよという話である。
一つは当然ながら「高額な人件費」である。
NHK自身の「よくある質問集」によると、
大卒モデル年収では、30歳で528万円、35歳で666万円(30年度)です。
管理職については年俸制となっており、30年度の基本年俸は、全国職員の場合、913.6万円(D1(課長クラス))、1,173万円(D5(部長クラス))、1,428万円(D8(局長クラス))などとなっています。
とあるが、怪しいのは以下の「お断り」だ。
個々人への支給額等については、個人の情報に係るためお答えできません。〔NHK情報公開規程 第8条第3号〕
これだけ見ると「一般の大企業の平均くらいか」と思ってしまうが、手当てや管理職の比率といった要素もあるので、やはり全職員の平均を見るべきだろう。
NHKの財務データから平均年収を算出したサイトによると、以下である。
40歳で1125万円くらい。
ちなみに、何かとお騒がせな「NHKから国民を守る党」の立花孝志氏は、35歳時の自身の年収は1149万円であったという。
たしかに高給は高給だが、トップ企業に比べると、やや見劣りする。
しかし、収入とは本来、労働の質・量に対する報酬である。
どうやらNHKは、同じ給与を貰っている企業と比べると、相当にゆるいらしい。
というのも、実際に「中の人」から聞いたことがある。
もちろん、部署によって違うが、基本的に民間のように大量のノルマや仕事を押し付けられることはないそうで、「暇な役所」程度の仕事量だという。
商社やメーカーや銀行員は死ぬほど仕事してこれくらいの給与である。
そう思うと、「労働比収入」でいえば、NHKはやはり日本トップ級ではないか。
豪華絢爛な「今聚楽第」の建設
もう一つはすでにスタートした放送センターの立替えである。
なんと、1700億円!
しかも、それはハコ代だけ。
中身(放送設備)に別途1700億円かかるという。
しめて3400億円である。
情報棟は2020年着工、25年運用開始。
ほかNHKホールや制作事務棟なども建て替えて、最終的な竣工は2036年
(*「ジャパネットたかた」の効果音を脳内再生してほしい・笑)
で、繰り返すが、しめて3400億円!
最初「ウソだろ」と思った。
東京スカイツリーは、広大な商業施設込みで、総事業費が650億円である。
なんで高層ビルでもないオフィス棟で600億円もかかるのか?
まさに現代の“聚楽第”である。
しかも、民間がプロジェクトをやる場合は自分の金でやっているし、政府は税金を徴収するが、使う際は(建前だが)公共の利益のためにやっている。
だが、NHKは、金の取立ては公権力そのもので、使う時には「私」そのものである。
だから疑問を持たれる。給料も公務員よりもかなり高く設定している。
いずれにしても、日本トップクラスの高給を維持しつつ、贅を尽くした新社屋を建設するため、NHKはこれからも皆様の受信料をビシビシ取り立てるらしい。
庶民は、チコちゃんに叱られるというより、チコちゃんに殺されるのだ。