みなさん、こんにちわ。ちょっと訂正入れておきます。
以下のロシアがらみのニュースですが、まことにタイミングの悪いことに、
私が記事を発表した直後に、ロシア当局が「デマ」として否定したようです。
したがって、やはりネタ元のウラジスラフ・ギンコ氏の思い込みだったようです。
以下は消しませんが、ギンコちゃんのヨタ話つうことでご理解ください(笑)。
ウラジスラフ・ギンコ Vladislav Ginkoの人騒がせな話
ビットコイン絡みで興味深いニュースが入っています。
むろん、「相場は自己責任で」と最初に断っておきますが。
それがこれ。仮想通貨情報サイトの「ミッキー」に掲載された記事です。
Russia’s billions could trigger Bitcoin bull run next month
来月、ロシアの数十億ドルがビットコインの強気相場を引き起こす
January 8, 2019
A high-profile Russian economist has told Micky he believes the Russian Government could begin investing billions of dollars into Bitcoin as early as next month, potentially triggering a new Bitcoin bull market.
高名なロシアのエコノミストがミッキーに語ったところによると、来月にはロシア政府が数十億ドルをビットコインに投資し始め、潜在的に新たなビットコインの強気相場を引き起こすと信じているという。
Vladislav Ginko, a lecturer at Moscow’s Russian Presidential Academy of National Economy and Public Administration, anticipates new US sanctions will force the Kremlin into diversifying its cash reserves into Bitcoin.
モスクワの国家経済行政管理のロシア大統領アカデミー(RANEPA)講師であるウラジスラフ・ギンコ氏は、米国の新たな制裁により、クレムリンが現金準備をビットコインに分散させることを強いられると予想している。
“US sanctions may be mitigated only through Bitcoin use,” Said Mr. Ginko, speaking to Micky from Moscow.
ギンコ氏は「米国の制裁措置はビットコインの使用によってのみ軽減される可能性があります」とモスクワからミッキーに語った。(略)
“Central bank of Russia sits on $466 billion of reserves and has to diversify in case there is limited opportunities to do it (in the future).”
「ロシアの中央銀行は4,660億ドルの準備金を抱えており、(将来的には)それを実行する機会が限られている場合には多様化しなければなりません。」
Micky has verified Mr Ginko’s identity and position at Russian Presidential Academy.
ミッキーは、ロシア大統領アカデミーでのギンコ氏の地位と立場を確認した。
In his opinion, the first wave of significant Russian Government investment into Bitcoin could begin within weeks and would be worth billions of dollars.
彼の意見では、ビットコインへのロシア政府投資の最初の波は数週間以内に始まって、数十億ドルの価値になるだろうと。
“I believe that the Russia (Government) will start diversifying its reserves with Bitcoin in February this year when US Congress will introduce a new sanctions against Russia.”
「米連邦議会がロシアに対して新たな制裁措置を導入する今年の2月に、ロシア(政府)がビットコインで準備金を多様化し始めると確信しています。」
このウラジスラフ・ギンコ氏って、こんな人ですね。
このギンコ氏は、ロシアでは、名門のRANEPAの教授として知られている人物らしく、よく国営テレビやラジオにも出ているエコノミストだそうです。
彼は、中央銀行の準備金をビットコインに投資することが米国の厳しい制裁の影響を和らげる最善の方法であると、ロシア当局を説得しているということです。
ギンコ氏は「ロシア政府は暗号通貨に反対していない」と言っています。そして「大統領はロシア経済の存続のための重要な要素としてFinTechを採用した」と。
たしかに、昨年の11月、プーチン大統領は経済フォーラムで、ドルからの離脱と、代替準備通貨(alternative reserve currency)を求めていることを明らかにしています。
時期が時期だけに、プーチン大統領のコメントは、ギンコ氏の主張に一定の信憑性を付与するものです。ただし、大統領のビットコイン観はそれほど肯定的でもない。
記事は次のようなプーチン氏のかつての発言を伝えています。
Unlike many world leaders, Mr. Putin has never publicly condemned Bitcoin or completely ruled out government adoption or investment.
他の多くの世界的指導者とは異なり、プーチン大統領は公式にビットコインを非難したり、政府の採用や投資から完全に排除したりしたことはない。
He first spoke about Bitcoin in 2015 and unlike many world leaders at the time, he stopped well short of completely denouncing cryptocurrencies.
彼は2015年に最初にビットコインについて話したが、当時の多くの世界的リーダーとは異なり、彼は完全に暗号通貨を非難することはやめました。
“Bitcoins are backed by nothing… This money (is backed by nothing), that’s the point, this is the major problem. They are not really linked to anything and backed by nothing,” Mr. Putin was quoted as saying by State-owned news agency RIA.
「ビットコインを裏付けるものはナッシングだ。・・・このお金(何の裏付けもない)、それがポイントだ、これが大きな問題なのだ。本当に何にもリンクされておらず、何にも裏付けられていない」と、国営通信社RIAはプーチン氏の言葉を引用する。
“However as an accounting unit these coins or whatever they are called, they can be used, and their adoption becomes wider and wider, as some kind of unit in some account probably, it’s possible,” he added.
「しかしながら、これらのコイン又それらが何と呼ばれるものであれ、会計単位として使用することはできる。おそらく幾つかの会計の何らかの単位として、その採用をどんどん拡大していくことは可能である」と、プーチンは付け加えた。
つまり、プーチンは当初からビットコインの裏づけの無さを問題視しつつも、その可能性については全然否定していない。何しろ、当時はクリミア問題で欧米と衝突してからそれほど間がない。そして昨年の段階では、ジョークで会場の笑いを誘いつつ、脱ドル宣言としか取れない発言をした。プーチン氏の求める「代替準備通貨」とは当然、FinTech的な金融システムを想定した、ドルに代わるフェアなものであると思われる。
結局のところ、ロシア政府の正式な発表はありません。
つまり、ロシア政府が巨額の準備資金の一部を2月から段階的にビットコインに振り向けるという話は、まだギンコ氏の「I believe that」でしかないようです。
しかし、政府と繋がっていると見られる著名なロシア人エコノミストが、ここまであからさまに、かつ確信を持って主張している点が妙に気になることも確かです。
事実そうなれば、市場に与えるインパクトは少なくない。
第二の上げ材料:ビットコインETFの承認
さて、好材料は何も「ロシアの投資」だけではないようです。
以前にも述べましたが、第二に「ビットコインETF」(Exchange Traded Fund上場投資信託)がアメリカ証券取引委員会(SEC)に承認された際のインパクトがある。
今まで各地の取引所がこの「ビットコインETF」の承認を申請してきましたが、ことごとくSECによって否決されてきました。
(略)同じように2003年にETFにデビューしたゴールドと比較する向きが強い。ちなみにゴールドは4倍以上になりました。
この「ビットコインETF」申請ですが、これから複数の承認の是非が出る模様。
仮にですが、SECが認めれば、かつてない上昇材料になると思われます。
第三の上げ材料:世界的な株の暴落に伴う有力な逃避先の一つ
そして第三ですが、私は以前からビットコインの「ラストリゾート」としての可能性を指摘してきました。これはハワイでアロハという意味ではなく、資金の「最後の逃げ場」という意味。実物の金銀と同じように、ビットコインも“見直される”可能性がある。
昨年10月から世界的に株の調整が始まりましたが、どうも本格暴落が近いかもしれない。下の玉蔵さんの記事は、私が久しぶりに膝を打った記事です。
太陽黒点数と宇宙線の増加、又それが地震や経済に及ぼす影響について迫ったもので、まだ目を通していない人は、是非とも読んでみてください。
下のような感じで、過去の経済危機は、太陽黒点が無くなるとやってきた。
上は引用です。玉蔵さんの記事は非常にうまくまとまっています。
以上の「三つの要因」で、ビットコインは再び上げに転じるのではないか。
ちなみに、最新のビットコインの価格は以下です。
39万円台ですね。
私はここからいったん下がる可能性も十分ありえると思っている。
具体的には20万円台にまで落ちることも。
しかし、2月後半から3月にかけて、上昇を始めるのではないかと・・。
ちなみに、私は以前「2018年がビットコイン・バブルの本番である」という記事を書いて、大きく予測を外しました。このように私の相場観は当てになりません。
その点をよくご理解下さい。そして、万一取引する場合は、くどいようですが、自己責任でお願いします。また、その際、信用取引はしないようにご忠告申し上げます。
何事も、欲に駆られて盲目になると、破滅に繋がります。
私自身はズバリ、早ければ3月にも復活するのではないかと予想しています。そして、自分の予想を基にして、あくまで現金枠で挑戦しようかなと考えています。