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台湾のゴンチャが流行っているらしい

撮影 Takaaki Yamada

みなさん、暑中お見舞い申し上げます。

連日猛暑が続いておりますがいかがお過ごしでしょうか。

読者の皆さまにおかれましては、どうか熱中症等に十分ご注意ください。

昔の人は、こんな時には頻繁にお茶を飲んだんですね。

先日、広島の地下街で若い女性の行列に遭遇しました。

スターバックスに並んでいる人たちではありません。

隣の「Gong cha 貢茶」(ゴンチャ)のお店に並んでいるんですね。

ニューオープンなのに、警備員のおじさんを付けねばならないほど流行っています。

哀れ、大行列を目の前に閑古鳥の鳴くスターバックス。

今、アメリカの飲料文化を圧倒して、若い女性のハートを掴んでいるのが、この台湾風のティーカフェのようです。

以下、「Gong cha 貢茶」サイトより引用させていただきます。

お茶の発祥地である中国では古来、希少だった最高品質のお茶を、時の皇帝に献上するしきたりがありました。

それは貢ぐ茶、「貢茶(ゴンチャ)」と呼ばれ、皇帝に大いに愛されていました。

その後、時代を経て、お茶は広く大衆にも愛される飲み物として、ヨーロッパを始め、世界中に広まっていったとされています。

ゴンチャというブランドには、お茶の歴史に対する私たちの思いが込められています。

それは、中国皇帝が愛したような、伝統ある中国茶をお客様に味わっていただきたい、しかしながら現代的に、格式張らずに気軽に味わっていただきたい、という思いです。

そんな思いを持って、ゴンチャは、台湾南部に位置する台湾第二の都市・高雄で2006年に誕生しました。

そう、「伝統ある中国茶をぜひとも味わっていただきたい、しかも格式張らずに気軽に味わえるように」という、この真摯なコンセプトですよ。

シャツ一枚の台湾の小汚いオヤジが適当に始めた店がまぐれ当たりしたとか、そんなふうに疑ってはいけません。

今、このGong cha 貢茶のお店が雨後の竹の子のように日本で開店してるんですね。

ゴンチャでは、高品質の台湾ティーを、お客様のお好みに合わせてカスタマイズした一杯を、お茶のスペシャリストであるティー・コンシェルジュがご提供いたします。

豊富なメニューから、まずお好きなドリンクをお選びいただき、甘さ、氷の量、3つまでお選びいただけるトッピング、すべてお客様のお好みに合わせてご提供いたします。

このシステムもいいですね。

でも、結局、私は飲まなかったんですね。

いや、正確には飲みたくとも飲めなかった。なぜなら、私がこの行列に並ぼうものなら、ウサギの群れに乱入したハイエナ同然。リアル醜いアヒルの子。

そういえば、この前、新大久保でも同じ経験をしました。

チーズ系のお店に若い女性たちが大行列を作っている。

おっさん一人でこの行列に並んでみた、と言いたいところですが、いかに私といえども、そこまで勇者ではない。結構うまそうだったのに・・・。

というわけで、新大久保チーズ革命の最前線を探ってみたかったが、諦めました。

なんで話題のおいしそうなチーズ・チキンの店を素通りして、中華屋でカラアゲ定食とか食わなあかんのじゃ。今回も同じパターン。

しゃあないから、ローソンのタピオカドリンクでも飲んどったわ。

「岩塩クリーム タピオカミルクティー 黒糖蜜入り」

あれもこれも詰め込みすぎ(笑)。でも売れているらしい。

「北海道産生クリームのコクと黒糖蜜の甘さにフランス産ロレーヌ岩塩のアクセントを加えました」

こういう“フランス産ロレーヌ岩塩”とかいう名称にピクッと反応する人いますよね。

これが“ジンバブエ産ズビンバ岩塩”だと、反応しないという(笑)。

あと“北海道産生クリーム”もそう。埼玉県産生クリームだとダメらしい。

ただ、塩味が少し効いているのは、たしかに夏にはぴったりなんですね。

ちなみに、こっちはセブンイレブンのタピオカ茶

ミルクほうじ茶って、普通のミルクティとはまた違った独特の味わいですね。

うむ、なかなかおいしい。ただ、最後にタピオカ一、二粒が残って、ストローで吸い上げるのに苦労するのはなんとかならないだろうか。例のコーンポタージュ缶を飲み干した時にどうしても二、三粒が缶内にひっついて残るアレと同じ。

私はそれを捨てられずに悪戦苦闘するタイプです。

ついでにファミリーマートのタピオカ飲料にも手を伸ばしてみました。

正直、ミルクティーは、上の二つよりも無難な味。

カエルの卵入り泥水に比べればマシな味かなと。

ココナッツミルクのほうは、好き嫌いが分かれると思います。私もそうですが、南国系の味が好きな人には、このココナッツ風味がたまらない。

これはミルクティ系とたしかに両雄並び立つ存在感です。というか、本来、タピオカはココナッツ飲料のほうに向いているんじゃないかという気がする。

ただ、こっちだけフタの突起がなくて、めくり辛いのは不思議。

というわけで、暑中お見舞い申し上げます。

Takaaki Yamada: