当サイトにおける初のオリジナルが以下でした。
この記事以前のものは、他のネットサイトで発表したものの再掲です。
当サイトを開設するにあたり、なぜ私がこの記事を初のオリジナル記事としたのか?
それにはちゃんと意味があり、私なりの意図があります。
それをご理解していただくには、以下を見学してもらうのが手っ取り早いと思います。
原爆ドーム
広島平和記念資料館
これらを有する平和記念公園は、私は人類の聖地であると堅く信じています。
世界中のすべての政治家、重要な地位に就く人たち、またジャーナリストのみなさんなどは、やはり、一生に一度は必ず訪れるべき場所だと確信します。
資料館を見学したユダヤ人の中にはホロコーストを思い出す人も多いという。
それもそのはず。
原爆投下は、まさしく、それと類似の大規模ジェノサイドだったからです。
これ以上は資料館の権利を侵害することになるため載せられません。
展示されている写真や遺品は、何千点とあります。
以上はそのうちの、ほんの数点でしかありません。
大変、衝撃的な内容がほとんどです。
とりわけ、被爆者のみなさんが必死で記憶を振り絞り、自身の体験を描いた絵や綴った文章は、どれも原爆投下が人類史上最悪の悲劇であることを物語るものばかりです。
外国の方々も多く、誰もが震撼して見入っておられました。
一人でも多くの方に、ぜひとも、直接、この資料館に足を運んでほしい。
そして、今の平和の尊さを実感してほしい。
今日の平和は、悲惨な体験をされた世代から、私たちが受け継いだ最高の財産です。
3年前に書いた文章を今一度、再掲して、締めくくりとさせていだきます。
「今度の戦争はヒロシマ・ナガサキから始まる 2016/8/17」
今度の大戦は核兵器が普通に使われる可能性がある。つまり、先の大戦はヒロシマ・ナガサキで終わったが、今度はヒロシマ・ナガサキから始まるということだ。
そうすると、今度の戦争は、それまでの5千年間に繰り返されてきた過去のそれとはまったく次元を異にする、凄まじく凄惨なものとなる可能性が高い。
当然、日本が勇んで戦争に参加することなど論外だと思う。
戦争をしない、させない、巻き込まれない、を改めて「国是」にしたい。
これは薄甘い平和主義からでなく、もっともリアルな生存の観点から大真面目に言っている。
ただ、人間は体験していないことをリアルな恐怖として実感することが難しい生き物でもあるのも確かだ。そこで唯一の被爆国(厳密には原爆体験国)として、自身の過去を思い出すことで、少しでも近未来の惨劇に対する想像力を喚起すべきではないだろうか。
戦争の記憶が風化しつつあるが、“戦前”の今こそ、広島平和記念資料館の展示を見、被爆者の方々の体験談を聞き、中沢啓治氏の『はだしのゲン』を読み返すべき時だ。
というわけで、今一度、資料館に足を運んで、展示を見学しましょう。
(*この記事の写真は、資料館の展示内容を除き、すべてリンク掲載で引用可能)