今日からでも「ウマー」できる情報。第二弾です。
前回は「この飲み方を広めたい」でしたが、今回は「食べ方」のほう。
みなさん、アボカドをどうやって食べていますか?
生食している人も多いと思います。
しかも、醤油、又わさび醤油に漬けて、刺身で食べるというのは、結構スタンダード。マヨネーズと醤油の組み合わせで食べている人もいます。
刺身はアボカド本来の味をもっとも生かせる食べ方の一つだと思います。
私も以前は醤油に漬けて食べていました。
しかし・・・「何か」が足りないんですね。
そこで「あるもの」を加えたところ、劇的に美味しくなりました。
なぜ「めんつゆ」でアボカドの味が生まれ変わるのか?
まずは、よく熟したアボカドを用意してください。
熟していないものは、刺身だと、青臭い味がつらいです。
皮が真っ黒で、手でするりと皮がむけるものがいいですね。
青いものでも、数日経つと、追熟して、だいたい黒くなります。
ただ、熟しすぎると、今度は実が変色し、崩れてしまうので注意。
これを一口サイズに切って、「めんつゆ」を半分入れた醤油で食べるんですね。
めんつゆの濃縮タイプがいいでしょう。薄める必要はなし。
ちゃんと、カツオブシやソーダブシを原料に使っているものにしましょう。
めんつゆの追加によって、脂肪・塩分・アミノ酸だけでなく、糖分とイノシン酸の旨味も追加されることになります。どうやら、これが決めてのよう。
つまり、舌の味蕾細胞が「美味しい」と感じる成分が一同に会するわけです。
イノシン酸だけなら、カツオブシをかけてもいいんですが、「舌で溶かす系」の食べ物なので、食感は悪くなります。やはり、めんつゆが手軽で一番。
かの海原雄山氏も一口食べるなり思わず、
「うぬうう、これで収穫されたアボカドも浮かばれるわ。つうわけで、美食倶楽部に採用ね」と、絶賛したとか何とか・・(嘘です)。
その他のアボカドの美味しい生食方法
実は、アボカドは、マグロの赤身と合わせて海苔巻きにしても美味しいんですね。
これはある寿司屋で出てきて、私がたいへんおいしいと思ったもの。普通にしょう油をつけて食べるだけで、なんとなくマグロのトロを巻いた風になる。
アボカドだけだと、トロのニセモノ臭くなりますが、本物のマグロと抱き合わせることで、うまく舌を騙す感じになる。この時のアボカドはディップでもいいです。
あと、天然塩とごま油をかけた刺身も美味しい。これはインターネットでアボカドを調べていて、どなたかが提唱していた食べ方です。
で、醤油、塩と続けば、ラーメン好きの私は次に「味噌」を思い浮かべる。
やはりうまい。アボカドに味噌を組み合わせる調理は、料理好きの方には、よく知られているようです。今日、「味噌をつける」といえば、しくじったことを意味しますが、アボカド的には成功かと。これは好みですが、甘味噌を付けてもいい。
あと栄養とか、栽培法とか、アボカドの豆知識
ウィキペディア「アボカド」に拠ると、
クスノキ科ワニナシ属の常緑高木で、日本の店頭で見かけるのはハス種。
果肉に脂肪分が約18-25パーセント含まれている[25]。(略)
しかも、この脂肪分はほとんどがいわゆる善玉脂質と呼ばれる不飽和脂肪酸であり、血中コレステロールを増加させる心配が少ない。ビタミンEも多く含まれる。アボカド1個半程度で成人男子のビタミンEの適正摂取量である10ミリ・グラムを摂取できる[26]。
森のバターと言われますが、脂肪や食物繊維だけでなく、各種ビタミンも豊富。
100グラムで次の割合になります(%は成人の一日必要量に占める割合)
ビタミンB6 | 20% |
葉酸 (B9) | 20% |
ビタミンC | 12% |
ビタミンE | 14% |
ビタミンK | 20% |
しかも、結構、果実類としては栽培のハードルは低いらしい。
(前略)和歌山県南部、鹿児島県奄美大島、沖縄県、高知県など、比較的温暖な地域で栽培されているが、生産量はごく少ない。ただし、個人レベルで発芽生育させ観葉植物として楽しむことは比較的容易で、寒冷地の露地植えを除いて越冬も可能。(略)
こんなふうに、種に爪楊枝をぶすっと刺して、下のところだけ水に浸かるようにするらしい。分かりにくいですが、微妙に尖ったところが上になります。
で、水が腐らないように水を交換する。
夏場で1週間、冬場で7週間ほどで発根し、さらに発芽する。発芽した後は、腐葉土やミズゴケなど保水性の高い用土に植え替える。(略)
温暖地であれば、水洗いした種子を直接庭や用土に播種してもよいが、冷蔵庫で一旦冷やされたアボカドは発芽しない場合が多いので注意が必要である。(略)
成長が早いので、数か月で右の写真のように生育します。
低温や低湿度に弱く、年間を通じ10℃以上ある地域でないと露地栽培は難しい。短期間でも氷点下ではほぼ枯死してしまい、屋内でも10℃以下の環境は避けるべきである。(略)
開花、結実させることも可能で、早ければ数年で開花に至る。ただし、雄花と雌花の咲く時期が違うので、1本の木だけでは受粉させられず、確実に結実させるには、かなりの個体数が必要。
この受粉問題をクリアすれば、敷地のある人なら、アボカド食べ放題も夢ではないようです。