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玉蔵さんの食糧危機警告について

画像出典:https://taberugo.net/2231

みなさん、こんにちわ。

おじさん・おばさん世代ならご記憶だと思いますが、

むかーし、むかーし、「タイ米騒動」というのがあったんですね。

1993年、記録的な冷夏となりました。

そのため稲作が大打撃。80年ぶりと言われる凶作になりました。

それで「コメがない!」と上を下への大騒動になった。

急に「白いダイヤ」なんていうネーミングまでが登場しました。

そこで政府が緊急輸入したのがタイ米。

「まずい」と、悪評でした。

私も当時食べてみて、タイの人には失礼ながら、「これはあかん」と思いました。

少なくとも、日本風に炊くことには、まったく不向き。

ああいうのは、やはり油で炒めたり、煮込んだりするのに向いている。

当時、作家の故・野坂昭如(あきゆき)氏などは、日本人のぜいたく病を皮肉って、

「コメがないなら、日本人はティラミスを腹いっぱい食えばいいじゃないか」

と吠えていました(ちなみに以下はこの頃の彼の騒動の一つ)。

当時、ティラミスは日本デビューしたばかりのスイーツ。

「イタ飯」はバブルの象徴の一つで、カッコだけでなく、実際においしかった。

今のタピオカティーみたく、ティラミスはたちまちブームになりました。

それが今や普通にコンビニでも売っている。やはり日本人は舌が肥えている。

しかし、こういう皮肉が通用するほど、日本人は内心さして危機感がなかった。

実際、翌年にはもとに戻って、タイ米はそれっきり忘れ去られました。



「1993年の冷夏→コメの凶作」以上の食糧問題に発展していく?

さて、「泣きっ面にハチ」などと不幸が重なることがありますが、

今年はコロナに続いて、どうも冷夏になる可能性があるようです。

以下は、この記事を書いているリアルタイムでの、週間天気情報です。

なんと、このイヤーな曇りが、8月にまでズレこむらしい。

もしかすると、今秋、米の収穫量がかなり落ち込むかもしれません。

「よっしゃ、商品相場でコメ買っとくぞー」とか自動発想してしまうのが、投資家としての嫌なところ。

夏にカッと太陽が照るからこそ、よく光合成して、でんぷん質たっぷりの実になる。

一粒の種が、何十粒にもなって収穫できるのは、こうやって豊富な太陽エネルギーを有機物へと転化しているからです。

魚もそうです。小魚のエサは水面の植物プランクトン。それは光合成で繁殖。

このように食糧の元はほとんど太陽エネルギーです。

「日本が不作なら海外から買い付ければいいじゃないか」と思いますよね。

ところが、今年はどうも世界的に食料がひっ迫する可能性が出てきた。

一つには中国

中国南部で大水害が発生しているのはご存じの通り。

やむを得ず、政府は広大な農地を水没させてまで都市部を守っています。

よって、収穫に悪影響があれば、今年の秋から中国が大幅な輸入増に転じる可能性がある。仮に1億人分の輸入が増えると、日本は「もう一個分の日本」と競争になります。

そしてもう一つが世界の食糧庫たるアメリカ

ハイパーブロガーの玉蔵さんが、興味深い情報を発信されている。

詳しくは動画をご覧になってください。

要するに、アメリカで食糧価格が上がり始めて、フードバンクに人々が殺到するなど、

すでに食糧危機の兆候が表れているようです。

しかも、それが続々と一流メディアで報じられ始めているという情報です。

このように米中で食糧供給の問題が起きればどうなるでしょうか。

私が思うに、どうやら、まず「価格高騰」というパンチが日本にきそうです。

この不景気に、一斉に食糧価格が上がり始める、という恐るべき試練です。お子さんのいらっしゃるご家庭は、今から生活防衛をお考えください。

いやはや、私は、来年食糧危機が来るので、今年の秋に出来るコメをうんと備蓄するつもりということを、ついこの前、書いていましたが、どうも甘かった。

そもそも、今年の秋に、コメがたっぷり収穫できるかどうかすら、怪しくなった。

しかも世界的に高騰する可能性ある。これは私も想定外!

ただ、まだ8月から一転して、いつもの晴れになる可能性はありますが・・。

どうやら、疫病、飢餓、天災、戦災、などの時代に突入したのではないでしょうか。

こんな時は、まず清浄な水と土地、そして食糧がモノを言います。

皆様も余裕のあるうちに、対策をお考え下さい。

Takaaki Yamada:

View Comments (2)

  •  平成の米騒動で市場に出回ったタイ米は、お菓子用に輸入された加工用米でした。
    本来は主食用として出回るはずのない物でしたが、出来の悪い本州・四国・九州のお米を隠して値上がりを待ち、加工用米を市場に流した悪い卸がいたのですよ。
    この辺は、マスクや消毒用アルコール、トイレットペーパー等で繰り返されましたね、いつまでも凝りない団塊の世代(安保世代、荒れる年寄りでもある)と法律で罰せられなければ何をやっても良いという常識のない世代が中心になって…。

     なお、この頃の北海道米はやっかいどう米と言われてた時期で、起死回生のきらら397が出たばかりの頃でした。
    北海道も気温は低かったものの比較的晴れてたことと、きらら397は比較的寒さに強かったことから、食味の低下は比較的少なかったのでした。
    その結果、本州・四国・九州米よりきらら397の方が美味しく、コシヒカリに化けたなんて都市伝説もありましたが、米の形が違っても解らない似非グルメが多かった時期なので、信憑性が高い噂として流れてましたね。

    • 非常に詳しい方ですね。
      しかしなるほど、不作の時ほど、かえって米隠しが行われてますます値が上がるんですね。