みなさん、こんにちわ。
4月2日、私はこんなふうに書きました。
仮にBCG有効説が立証されれば、日本の新型コロナ対策は、2018年のインフルエンザ並で良いことになるかもしれない(*ただの素人感想)。
どうやら統計的には、BCG有効説はほぼ立証の域にあるようだ。
ちょっと前の「デイリー・メール」紙がこんな題名の記事を載せましたね。
Coronavirus death rate is SIX TIMES lower in countries that use the century-old tuberculosis BCG vaccine
(1世紀古い結核BCGワクチンを使用している国々では、コロナウイルスの死亡率が6倍低い。)
まさに日本のことですね。
日本株(tokyo172株)のBCGワクチンは、約1世紀前、まさに赤痢菌の発見者である志賀潔がパスツール研究所から持ち帰ったものだそうです。
死亡率などは、実際には「もっと低い」のが正解でしょう。
記事によると、このデータを挙げたのはジョンズホプキンス大学の科学者たち(Scientists from Johns Hopkins)です。BCGワクチンが人の免疫システムをブーストすると考えられ、アメリカで予防の試験が始まっている、とのことです。
私も始めて知ったのですが、ジョンズホプキンス大学は、医学に関しては世界トップクラスだそうで、ノーベル賞受賞者も36人輩出しているという。
まあ、タブロイド紙ですが、さすがにウソは書かんでしょう。
この記事を書いている時点で、日本の感染者数は1万人を突破したところで、
死亡者は222名、重症者もほぼ同じだけいる状態です。
欧米では死亡者は万単位の段階に入っていますから、文字通り「ケタ違い」に低い。
だから、私は素人ですが、日本での新型コロナ対策は、基本的にいつものインフルエンザ水準でよいのではないかと、訝んだりするわけです。
むろん、医療現場で問題が発生しているなら、別途、柔軟にプラスアルファの対策で事に当たる・・・そういう姿勢でよいのではないかと、そう思うわけです。
「欧米はこうだ、だから日本も欧米の後を追え」という思考停止の反射行動
しかし、ご承知の通り、国は真逆の方針へと突き進みました。
まず4月7日、東京など7都道府県で緊急事態宣言。
そして16日にはそれが全国に発令され、5月6日まで続くとのことです。
今回、休業と時短を要請された業種は、サービス産業全般にわたります。
従来どおりの稼動を許されているのは、官公庁、医療・福祉、交通機関、工場、食料品スーパーやコンビニなどです。逆にいえばこれ以外の業種は大変です。
全国で、収入が途絶えた、家賃が支払えない、等の悲鳴が相次いでいます。
それに伴い、政府自治体は、休業補償をしたり、現金給付を決定したりと、対策に奔走しています。しかし国民1人あたり10万円となると、12兆円もの財源。
たぶん今期のGDPは急落するはず。この急激な景気の悪化は、影響を受けた勤労世帯の健康と命に必ずや跳ね返ってくるだろう。
本当にこれで正しかったのでしょうか。
たしかに、4月19日現在、世界的には約240万人が感染し、約16・5万人が亡くなっている。とくに上位を占める欧米諸国は酷い状況です。
ご覧の通り、アメリカだと、感染100万人・死者5万人は突破するんじゃないかと思います。前も書きましたが、国民に何のBCGワクチンも接種していない、世界でも稀有な国であるアメリカは、最悪の被害国であり、まだ地獄は続くはずです。
だから、ニューヨークが報道されている通りの悲惨な状況なのは分かる。
しかし、「NYは二週間後の東京だ、都市を封鎖しないと大変なことになるぞお、日本人は危機感が足りないぞお」という識者・著名人の声は何なのか?
なんでそうなるのか? またなぜ政治家がそれに煽られ、引きずられているのか。
日本は、やはり「日本の現実・事実」に即して対策を考えるべきではないのだろうか。
日本の被害状況は欧米と比較して極めて軽微
社会的影響力や信用力の大きい著名人や専門家、そしてNHKニュースやワイドショーが連日、これでもかと、新型コロナ危機を煽り立てています。
数字や統計が氾濫するようになりましたが、しかし、一番重要なのは「総死者数」であり、又そこから割り出される「人口比死者数」です。
繰り返しますが、今、日本の死者は222名、重症者もほぼ同じくらい。
3ヶ月間以上、毎日のように「新型コロナ危機ガー」と大騒ぎして、この数値です。
また、30歳未満の日本人は誰も死んでない。8割以上が7、80代。
感染は地域ごとに偏りがありますが、単純化すると、各都道府県あたり4、5人の老人が死んで、同じくらいの人が重篤状態にある、という程度の問題です。
その中に4、50代の人も少し混じっているというイメージでしょうか。
もともと死期の近い人たちが少し早まっただけではないかという気がしないでもない。
欧米がどうだろうと、これが「日本の現実」です。
そして、現実こそが真理です。
それからすると、あくまで「日本人にとっては」だが、感染が「爆発」したところで、問題の多くは、いつものインフルエンザ・レベルに留まる可能性が高い。
すると、「対策もそのレベルでいい」という論理にならないだろうか。
医療崩壊にどう備え、対応するかという問題は、各論として別途対策すればいい。
確かに「リスク」と言えばリスクだが、「他の無数にある命のリスク」と比較して、現状の騒動や政治の対応が妥当なのか、と考えるバランス感覚も必要です。
「大山鳴動してネズミ一匹」の例えがありますが、今、日本が官民総力でやっていることは、ネズミ一匹を退治するために山ごと焼くような行為ではないでしょうか。
いや、そもそも、国内の感染状況について、根本的に間違えている可能性もある・・・。
(次回もこの話題の続き)
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