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早くも露呈してきた北朝鮮の非核化詐欺

2018年2月8日の軍創設70周年軍事パレードより。これを本当に放棄するのか?

みなさん、こんにちわ。

急に焼けるような日差しになってきましたね。

さて、私は米朝首脳会談前から「北朝鮮は空約束しただけだから、いずれ辻褄が合わなくなって、米朝和解はすぐに終わるだろう」という意味のことを言ってきました。

しかも、北朝鮮が騙しにかかることはアメリカも想定内なのだと。

必ずウソをつく。必ず騙す。そして、「おれがこんな行動をとらざるをえないのはおまえのせいだ」と、己の非行を他者に責任転嫁する。それが彼らの常套手段。必死で北朝鮮のご機嫌をとっている韓国の文大統領も、哀れ、最後には裏切られるだろう。

私的には、クーデターなり何なりで独裁政権が自壊して、韓国主導でゆっくりとした統一が進むのが、北朝鮮の普通の人々にとって一番いい道だと思っているのですが・・。



ブレていない「完全非核化まで兵糧攻めは続ける」とのトランプ政権の方針

6・12米朝首脳会談後の動きをニュースと共に簡単にトレースしてみます。

まず直後の動きですが、ポンペオ国務長官が習近平主席・王毅外相と会談し、改めて「北朝鮮の完全非核化後に経済制裁を緩和する」と述べました。

中国側ともその点を「互いに明確にした」そうです。これは中国も賛成した「国連安保理決議」ですから、中国側の違反行為は米の対中制裁の口実にもなります。

ま、米国務長官自ら中国側に釘を刺したんですね。

しかも、ほとんど同じ頃、トランプ大統領自身がこう声明しました。

トランプ大統領、対北朝鮮制裁を1年延長 「異常で並外れた脅威」6/23()

(前略・トランプ大統領は)22日、北朝鮮の核兵器は米国にとって「異常で並外れた脅威」だと指摘し、金正恩政権に対する制裁を1年延長すると米議会に伝えた。

22日に議会に送った文書でトランプ大統領は「朝鮮半島での兵器に使用可能な核分裂物質の拡散の現実とリスク、および北朝鮮政府の行動と方針は、米国の安全保障、外交、経済に引き続き異常で並外れた脅威をもたらしている」として、ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)元大統領が始めた経済制裁を延長すると宣言した。

ブッシュ時代の「悪の枢軸」制裁をやめないくらいですから、国連安保理決議に基づいた「9・11制裁」と、その後の米の独自制裁も続ける方針なのは明らかですね。

つまり、昨年9・11に始まった「兵糧攻め」は依然として続けますとのこと。「兵糧攻め」は一国をゆっくりと破綻させる行為であり、広義の戦争と言えます。

しかも、ポンペオは改めて「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化」(CVID)を求めていることを表明しています。この点でもブレていない。

共同声明では、「朝鮮半島における完全な非核化にむけて共に努力する」としか書かれていなかったために、時期や方法などの具体性がなく、拘束力がないとの批判が噴出しました。しかし、トランプ政権は、それをこれからの協議で詰めていく予定です。

つまり、アメリカは、北朝鮮が完全非核化をやるまで、「兵糧攻め」という「実戦前戦争」は続けていくつもりであり、結局、何も妥協してないわけです。

制裁を緩和したい中ロと追い討ちをかける日本

しかも、何かと対北経済制裁を緩めようとする中ロに対しても目を光らせている。

中露早くも北朝鮮制裁緩和の声明案配布 国連安保理 米国の反対で廃案に 6/29(金) 産経新聞

(前略)中国とロシアは28日、国連安全保障理事会の理事国に対し、北朝鮮に対する制裁措置を緩和するよう求める内容の声明案を配布した。これに対し米国が即座に異議をとなえ、廃案となった。国連関係者が明らかにした。(略)声明案は中国が作成し、ロシアは支持した。

中ロも安保理決議として制裁に賛成した以上、同じ安保理で覆さないといけない。だが、中ロだけではまず無理。今になって「しまった」と後悔していることでしょう。

というわけで、金正恩は相当苛立っているはずです。最新の中朝会談では「経済制裁で苦しい」と習近平に胸の内を明かしたと伝わっています。

なお、中ロと反対に、ネチネチと北朝鮮に追い討ちをかけているのが日本(笑)。

IAEAによる北朝鮮の核査察の費用を負担すると表明した。さらに人的支援もする意向も表明した。しかし、経済援助は「拉致問題が解決しない限りやらない」。

北朝鮮は連日のように対日批判しています。「無視してやる!」と喚きながら、安倍総理の動きが気になって仕方がない様子。アメリカを下手に罵れなくなったから、代わりに日本を罵っている面もあろう。北朝鮮の狂乱ぶりは、日本側の繰り出した策が相手に効いている証拠です。それにしても北朝鮮の戯言を真に受けている国内のエセリベラル派の脳ミソには絶句するほかありません。ま、誰が手先かはっきりするのはいいですが。

米情報機関「北朝鮮は完全非核化の意志なし。米国をだまそうとしている」

そして、最近、北朝鮮をもっと追い詰めかねない情報も出て来た。

北朝鮮、高濃縮ウラン生産を強化か 米情報機関が分析 6/30(土)朝日新聞デジタル

米NBCニュースは29日、米情報機関が行った分析によると、北朝鮮が核兵器の原料となる高濃縮ウランの生産を強化していると報じた。(略)

CIA(中央情報局)など複数の米政府高官の話として伝えた。それによると、最新の分析では北朝鮮は核実験場を爆破したが、これとは別に秘密の核サイトが少なくとも二つ以上あると結論づけた。(略)

米政府関係者は、北朝鮮はミサイルや核実験を中止したが、「核兵器の備蓄量を減らし、生産を停止したという証拠はない」と語ったという。別の政府関係者も「北朝鮮が米国をだまそうとしているという確かな証拠がある」と述べたという。(後略)

なんと、非核化するどころか、兵器級の核物質を増やしているらしい。

そして、これ(↓)。ハンギョレ紙であることに驚く。

米国防情報局(DIA)、「北朝鮮は核兵器・施設隠蔽を図っている」判断2018-07-01

米情報当局は、北朝鮮には完全な非核化をする意図がなく、核兵器と主要核施設を隠そうとしていると判断したと、ワシントンポストが30日報道した。(略)

北朝鮮が、自分たちの活動に対して米国がすべてを把握できずにいると見て、保有核弾頭とミサイル数、核施設の形態と規模について欺く方法を探していると、国防情報局が判断しているということだ。(略)

NBCニュースも29日「12人以上の情報当局者」を引用して、北朝鮮が最近数カ月間にわたり複数の秘密の場所で濃縮ウラニウム生産を増やしていると報道した。

北朝鮮の強い影響下にあるハンギョレ紙は、祖国・金正恩政権に「米の動きが危ない!」と伝えて注意を促しているのかもしれません。

それにしても情報源はCIAやペンタゴン系のDIA(国防情報局)です。それを支配者系メディアのNBCニュースとワシントンポストが伝えている。

ところで、こういった情報当局の分析は、私が当サイトで一貫して打ち出してきた予測を完璧に裏付けるものでもあります。

ただ、首脳会談から一カ月も経たないうちから言い出してきたのが少し意外です。

金正恩に追い込みをかけるボルトン安保補佐官とポンペオ国務長官

さて、これから米朝は共同声明で謳った「完全非核化」に向けたプロセスを具体的に協議して詰めていく予定になっています。

私は下の記事で「北朝鮮が得た猶予は実質1年未満」と述べていました。

「半無条件降伏」した北朝鮮と金正恩がこれからが迎える地獄
さて、歴史的な米朝首脳会談から一夜明けました。 会談後としては初の記事。 フタを開けてみれば、首脳会談は共同声明レベルの前座に終わったようだ。これから実務者レベルに落とし込んでいくと思われるが、のちのちトラブルでしょう。 ...

(前略)トランプの大統領任期が終わる2021年1月までに「主たる非核化」措置を終えればいい、ということで決着したようだ。

つまり、北朝鮮は2年半以内にほぼプロセスを完了しなければならない。

よって、非核化の中でも最優先事項である「核兵器・核弾頭・核物質の正直な申告と差し出し」は、それこそ年内又1年以内に行うことを要求されるでしょう。一見、2年半の猶予をゲットしたようですが、核心部分でいえば1年未満の猶予のはず。

なにしろ、実務レベルになると、今度はボルトン安全保障担当補佐官の出番になってくる。彼は今回の首脳会談に同席して、しっかり監視の目を光らせていました。

「さあ、差し出せ」と、ボルトンが要求を始めて、北朝鮮がいつそれに応えるか、彼の忍耐がいつまで続くか、という問題です。

私の見方は以上でしたが、ボルトンはもっとキツイ望みを持っているようだ。

なんと、核計画の大半を1年以内に廃棄できるはずだと言っている。

北朝鮮核「1年で廃棄可能」=慎重姿勢も崩さず―米補佐官 7/2(月)時事通信

ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は1日、北朝鮮の核計画について、「米(政府の)専門家は、北朝鮮が核・ミサイル施設を完全に開示すれば、物理的には核計画の大半を1年以内に廃棄できる計画を作り上げた」と述べた。

米CBSニュースのインタビューに応じた。

ボルトン氏は「北朝鮮が戦略的決断をし、われわれに協力的であれば、非常に早く前進することができる」と指摘した。

目マークのCBSニュースで言っている点もポイント。

すでに米朝の実務者は板門店での協議に入ったようです。

その段階で、メディアを通して、情報機関の分析を表に出した。北朝鮮に対して「なんだ、われわれを騙す気か!?」というプレッシャーとなります。

そして、まとめ役のポンペオ国務長官が近く訪朝するという。

「そちらの核弾頭・核物質・核施設を洗いざらい申告せよ」と迫るでしょう。

しかし、上のCBSニュースでボルトンは次のことも言っている。

ボルトン氏は、北朝鮮が過去と同様、米国との交渉を長引かせて核・ミサイル計画継続のための時間を稼ぐ危険性があることは承知していると強調。「米代表団の中には(北朝鮮が約束を守ると)夢想している者はいない」と述べた。

私は「北朝鮮にはこれから地獄が待っている」と述べましたが、早くも7月中にはそうなりそうです。なにしろ、約束とは反対にウラン濃縮を続けている

折りしも、6月末に、在韓米軍全体を統括する司令部が、首都ソウルから60キロ南にある平沢市に移転した。マティスは3万弱の同軍勢を当面維持すると表明。

そういえば、北朝鮮情報専門サイト「デイリーNKジャパン」編集長の高英起氏が気になる情報を挙げていましたね。

「8月までには北朝鮮の戦争準備が完了する」と。

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