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影の政府とスイスの謎

前回、こんなことを記しました。

今現在、「全世界を支配し、統一しようとする意志」と「それに抵抗する意志」とが激しくぶつかりあっています。それが一番大きなフレームですね。

その「世界を支配しようとしている意志」のことを私は「影の政府」とか「見えざる政府」と呼んでいるわけですが、今回はこれについて簡単に説明したいと思います。



スイスの秘密

スイスには知られざる顔があります。

事の始まりは約500年前。スイスが神聖ローマ帝国から事実上の独立を勝ち取った時からです。グローバリズムやコスモポリタニズムの萌芽も最初は帝国からの分離独立がきっかけでした。そして、スイスこそがユダヤ・プロテスタント連合の発祥地です。

なんでカルヴァンはバーゼルに逃げてきたのか?

なんで彼はバーゼルで、ローマ・カトリックと理念面で真っ向から対立するプロテスタント神学の基礎を作ったのか?

なんでバーゼルに「各国中央銀行の中央銀行」たるBISがあるのか(ちなみに、国際連盟の本部はジュネーブに置かれましたね)。

なんでバーゼルで第一回シオニスト会議が開催されたのか?

おそらく、すべては1499年の「バーゼルの和約 Peace of Baselに関係している。この時、スイスは事実上独立しました。

スイスのバーゼルはまたライン川の源流で、そこからロンドンのシティまでは、実は水路で一直線に繋がっています。そのライン川に乗って「彼ら」が次に目指したのが、河口域のオランダでした。スイスの次はネーデルランドの分離独立でした。

ユダヤサイドの源流の一つは、さらに2千年前に遡る自治政府サンヘドリンですが、これはまたの機会に触れます。簡単に言うと、サンヘドリンは「亡命政府」としてイスラム朝時代のスペインに存在していましたが、そこを追われてイタリア諸都市にやって来たんですね。で、当時の西洋のマイノリティと手を握ったわけです。

むろん、共通の敵は強大なローマ・カトリックと専制君主勢力です。当時のカトリックといえば、今でいうイスラム原理主義国家に近いイメージです。宗教警察や軍隊を使って異端勢力を容赦なく殲滅していました。しかし、ユダヤには金があり、スイスには強力な傭兵がいる。両者が手を組めば、なんとか自由の地を得られないこともない。

当初、「彼ら」は小さな反抗勢力でしたが、それから1世紀半後の1640年代にはイギリス内戦とウェストファリア条約を通して確固たる基盤を築き上げました。

ただし、誤解してはならないのは、「彼ら」はスイス・オランダ・イギリスの「中」にいる連中であって、国そのものではないということですね。

信念体系での戦い、そしてロスチャイルドの出現

その後、彼らはイギリスに拠点を移し、カトリック勢力を追撃しました。そして、フリーメイソンを乗っ取り、西欧各国に対して地下から価値観闘争と政治運動を仕掛けていきました。その大成果こそフランス革命とアメリカ独立でした。

フリーメイソンが18世紀ヨーロッパの近代化運動の母体となった理由はこれです。むろん、アメリカの建国に主導的役割を果たしたのも「彼ら」です。

ロスチャイルド家は、そのフランス革命の頃にデビューした宮廷ユダヤ人ですね。つまり、金融家として大成功したため、後から「影の政府」のメンバーに取り立てられた存在に過ぎません。別にロスチャイルド家から世界支配層が始まったわけではない。

ただし、19世紀を通してロスチャイルド家たち「フランクフルト・グループ」が大躍進し、次第に「影の政府」の中枢を占めていったことも事実です。

ロックフェラー家やメロン家はその「Fグループ」の子財閥です。で、新興の彼らもアメリカの成長と共に巨大化し、「影の政府」の主要メンバー化していきました。

ところで、スイスはなぜ「永世中立国」なのでしょうか?

当たり前です。スイスはヨーロッパのどの国よりも「格上」の存在なのに、なんで対等な同盟を結んだり、EUに所属したりしなければならないわけですか?

実は、「影の政府」が自らの象徴として好んで用いる「万物を見通す目:All-seeing eye」はスイスのメタファーでもある、というのが私の推測です。

スイスといえば、ドイツ・フランス・イタリアの三カ国の接する地域ですね。まさにヨーロッパ文明の中心地です。しかも、三角国境の、天空の地にあります。

だから、自分たちの立ち位置にふさわしいシンボルを古代文明からとってきた。エジプト・バビロニア由来のシンボルを欧州に持ち込んだのは、すべてユダヤです。

なぜシオニズムと共産主義は一枚のコインの裏表なのか?

さて、細かく話すとキリがないので、上はあくまで大まかな内容です。

ちなみに、陰謀学の研究者でも、スイスの秘密に気づいた人は非常に少ない。あの「黄金の金玉を知らないか?」の玉蔵さんが凄いのは、ちゃんとスイスにまでたどり着いていることです。欧米の陰謀論者でもたいていロスチャイルド止まりなんですね。

それはさておき、注意しなければならないのは、「彼ら」は決して全世界を支配しているわけではない、ということです。

「影の政府」は順番に西洋圏内を民主化していきましたが、最後まで取りこぼしたのがロシアでした。その理由こそ、まさに「帝政」です。20世紀初めまでロマノフ朝の専制政治が続いていたおかげで、「影の勢力」による内部侵食を免れてきたんですね。

「影の政府」からすれば、ハートランドたるロシアを完全に従属下に置かない限り、全世界の支配もありえないわけです。で、なんとか帝政ロシアを打倒して自陣に取り込もうと躍起になってきた。そのために彼らが引き起こしたのがロシア革命でした。

だから、トロツキーたちの革命や第一次五カ年計画を資金面でバックアップしていたのがロスチャイルドたち「フランクフルト・グループ」だったわけです。

シオニズムと共産主義はコインの裏表の関係にあるんですね。

どちらも発信源は「影の政府」です。ユダヤ人を解放するために「新しい国を創ればよい」とするのがシオニズムで、「国家そのものを無くしてしまえばよい」とするのが共産主義です。

目的はそれだけではありませんが、少なくとも主要な目的の一つです。

当然、イスラエルを建国したのも「影の政府」です。この大事業を主に担当したのはロスチャイルドでした。それをやり遂げたことで、ロスチャイルドはユダヤ社会の中で「ある特殊な地位」を獲得したというのが私の考えです。

前回、ユダヤ民族が出エジプトの際に神と交わした恐るべき「呪いの誓い」について報告した。だが、その際、モーセは、実はとんでもない契約まで交わしていた。■未来のユダヤ世代まで担保に入っていた呪いの契約「わたしはあなたたちとだけ、呪いの誓いを伴う

ここから先は、前回にも述べた話へと繋がっていきます。

ロシア革命はいったん成功したかに思われましたが、「彼ら」の仲間だったスターリンが裏切ったことで、結局は失敗しました。そして当初の大構想からどんどん狂い始めて、ブレジネフ時代には完全に「ロシア・ソビエト」に戻ってしまった。

この辺の歴史は下の記事に簡潔に記しています。

もちろんプーチンが再選する! Of course President Putin is reelected!とまあ、いきなり一行目で結論を言ってしまったが、世間はアメリカ新大統領にばかり注目していて、そのカウンター側の選挙にはまったく注目し

だから、「影の政府」としてもいったんソ連を打倒しなければならなくなったわけです。もともと冷戦は「やらせ」の予定だったのが、そういう訳で、本物の冷戦と化しました。それに勝利して、「アメリカ一極支配体制」への道筋をつけたのがレーガンとブッシュですね。当時のプランでは、どうやら2015~6年頃にNWOを実現するつもりだったらしい。プーチンが反撃していなければ今頃そうなっていた可能性が高いですね。

まあ、今回の話はファンタジーみたいですが、事実は小説より奇なりです。