みなさん、こんにちは。
当記事は、YouTube動画の字起こし版です。
この度の令和6年能登半島地震に関しまして、亡くなられた方々に謹んでお悔やみ申し上げます。また、被災された全ての方々にお見舞いを申し上げ、一刻も早い生活の安定と復旧・復興をお祈り申し上げます。
さて、当動画に関してのお断りですが、私は地震方面に関しては完全に素人です。
よって、「こんなトーシロの意見なんか聴いてられるか」という方は、ここで視聴を切り上げた方がいいかなと思います。
あと、この種の話をすると、「恐怖を煽って金儲けしてる」などと評する人もいますが、私のチャンネルは現在、収益化を剥奪されていて、どれだけ再生数が伸びようが一円にもならないです。むしろ、無報酬労働の分だけ、実質損害に等しいので。
では本題です。
*一般人の想像以上に日本海側と太平洋側は繋がっている
題にある通り、私は今度は太平洋側で巨大地震が起きると思っていますが、ただの当てずっぽうで言っているわけではなくて、素人なりの根拠があります。
地震学者・火山学者・地理学者でなくとも、この方面に少し詳しい人なら自明のことかもしれませんが、実は日本海側と太平側は深部で「つながっている」というか、普通に連動しているようなんですね。
その、玄人筋には当たり前の事実に、素人の私がハッと気づいたのが、2021年の9月のことです。この時、ちょっと奇妙な地震が起きました。
この図のように、日本海側で地震が起きました。
震源は能登半島のずっと北側で、深さは約400キロ、Mは推定6.1です。
なぜか、当の日本海側ではなく、こんなふうに反対側の太平洋側が揺れたんですね。
で、当時、私は「なんでだろうな?」と疑問に思ったんですが、大勢の人がやはり同様に疑問に感じていたようで、専門家がちゃんとニュースでその理由を解説してくれていました。
それによると、なんと、太平洋プレートは、こんなふうに日本海側の深部にまで到達しているんですね。で、その日本海側に潜っている部分が震源だったわけです。
私たちがいつも見ている、一般的な太平洋プレートの境界線は、この図の白い矢印のところですが、プレート自体は反対の日本海側まで届いていたんですね。
そうすると、日本海側と太平洋側には、一般に「フォッサマグナ」という「断層つながり」があることはよく知られていますが、こういう地表だけでなく、地下深くのマントル層を通した繋がりというのもあるようなんですね。
だから、二重の意味で繋がっているわけでして、そういう意味で「日本海側と太平洋側は一般の私たちが想像している以上に呼応し合っているのではないか」と思う訳です。
で、このポイントを踏まえた上で、次の4つの情報を見てください。
まずは第一。これです。
去年2023年の5月5日、こどもの日ですが、石川県珠洲市(すずし)で震度6強を観測する地震が起きました。能登半島沖で同じ日に二度も起きたんですね。
すると、今度はその反対側の太平洋側を見て下さい。その直後、赤ワクで囲ったところですが、同じ5月内にM5、6クラスの地震が三つも連続してダダダと起きています。
千葉県南部、千葉県東方沖、そして新島・神津島近海で、結構強い地震が起きました。
これが果たして「偶然」なのか、それとも今言ったように日本海側と太平洋側が「繋がっている」から、能登半島沖の地震が「連鎖」したのか、どっちなんでしょうか。
で、見ていただきたい第二の情報が、その5月で起きたパターンが、どうも今現在くり返されつつあるのではないか、ということです。
まずこれを見てください。
実は2023年の5月5日に能登半島沖で強めの地震が起きた直後、翌日、青森県東方沖でM5.5の地震が起きていました。
太平洋側に連鎖するよりも前に、真っ先に青森で地震が起きていた。
つまり、2023年5月、能登半島沖で強めの地震が起きると、それが「青森」と「関東」に連鎖していたわけですが、今、この展開をなぞっている感があります。
これを見て下さい。
1月6日に茨城沖でM4・1の地震が起きました。そして、1月8日に青森でM3・4の地震がありました。去年の5月とまったく同じ「能登―関東―青森」で地震が連鎖しているパターンです。
ずっと能登半島また佐渡・新潟の方で地震が起きているイメージですが――まあ実際そうなんですが――、その渦中にあって、ひっそりと、関東と青森でも地震が起きていたんですね。で、「日本海側と太平洋側は想像以上に呼応し合っているのではないか」という点を踏まえた上で、見ていただきたい第三の情報が、これです。
能登半島ばかりに注目が集まっているため、もうすでに忘れられた感がありますが、ついこの前、2023年の年末、やたらと千葉沖で地震が起こっていました。
12月21日・・・20時29分頃(M4.8)、23時04分頃(M5.4)
12月22日・・・1時12分頃(M4.8)、5時45分頃(M5.1)
こんなふうに、M5前後の比較的大き目の有感地震が4回も千葉東方沖で起きていました。もう関東の人ですら忘れていますけどね。
仮に「日本海側と太平洋側が呼応し合っている」とすれば、実は、この年末の4回もの千葉沖地震が、反対側の能登半島に影響を与えたと、元旦の能登沖大地震に繋がったんじゃないか、という見方はできないでしょうか?
はい、最後の第四の情報ですが、その能登半島の北端ですが、ニュースでも散々報じられている通り、こんなふうに、最大4mくらい隆起して、海岸線も場所によっては200mくらい伸びました。つまり、能登半島一帯は、今度の大地震で、それだけ大きく負荷が解消された、という見方もできます。
*次起きる大震災のキーワードは「関東・東海」と「沈降」
以上、「日本海側と太平洋側は、二重の意味で繋がっていて、一般の私たちが想像する以上に、呼応し合っているのではないか」という仮説を踏まえた上で、第一から第四の情報を順次述べて来ましたが、ここから「次に起きる大地震」を予想する上での“方向性”というものが見えて来ると思います。
最初にお断りしたように、私はこの分野は完全に素人ですので、それを織り込んだ上でお聞きください。やはり、日本海側の地震が太平洋側に想像以上にダイレクトに影響を与えているとするならば、次に危ない箇所は、ズバリここではないかと。
この赤枠で囲ったところですね。
能登半島では、地面が広範囲に隆起するほど、大きく負荷が解消されました。
一方で、反対側の太平洋側では、それがほとんど解消されず、ずっと負荷が蓄積し続けている状態だと思われます。やはり、日本海側でその解消が起こった以上、太平洋側がいつまでも耐え続けている状態であるのは、不自然です。
しかも、311で東北沿岸側の太平洋プレートはズレたのに、関東沖はズレずに留まりました。この点でも“二重の意味”で今度は関東沖での「負荷解消」の番ではないかと思います。
しかも、単純なシーソー的発想かもしれませんが、能登半島が隆起したということは、逆に千葉の方は「沈む」地域が出現するのではないかと、そんな予感さえします。
というわけで、関東・東海地域の皆さんは、今能登半島で起きている事態を見て、明日は我が身と考えて、是非とも備蓄強化などの備えをしていただきたいと思います。
以上ありがとうございました。
(*というわけで、何はともあれ「水」ですから、ペットボトルの水くらい「箱買い」しておきましょう!!)
スポンサーリンク