北朝鮮への空爆と金正恩「斬首作戦」がまもなく開始か!? 【第二次朝鮮戦争】

テロ・紛争・戦争・崩壊
垂直着陸中のF35Bステルス戦闘機




今回の記事は、実際の軍事運用面に焦点を当てたものです。

史上最大規模の米韓合同軍事演習が始まりました(*傍線筆者)。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170302-00000085-san-n_ame

米韓両軍は1日、韓国と周辺海域で朝鮮半島有事に備えた合同野外機動訓練「フォールイーグル」を開始した。米原子力空母カール・ビンソンも投入され、約31万7千人を動員した昨年と並ぶ過去最大規模となる見通し。2月に新型中距離弾道ミサイルを発射するなど、核・ミサイル開発を加速する北朝鮮を圧倒的軍事力で牽制する。(略)

在日米軍基地の最新鋭F35Bステルス戦闘機も初投入されるという。有事の際の米軍の増援や指揮系統をシミュレーションする「キー・リゾルブ」も13日に開始される。キー・リゾルブでは、北朝鮮の核・ミサイル基地への先制攻撃を含む「4D作戦」を適用するとみられる。

北朝鮮の朝鮮中央通信は1日、金正恩朝鮮労働党委員長が平壌を防衛する朝鮮人民軍部隊を視察し、米韓演習に対抗し、「戦闘準備の強化」を指示したと伝えた。

一部では、この合同軍事演習からそのまま開戦へと繋げていく予定ではないか、という観測もされているようです。



極東に米軍の大部隊が集結している!

たしかに、その可能性はある。

空母「カール・ビンソン」だけではなく、横須賀には空母「ロナルド・レーガン」もいます。つまり、極東に二空母艦隊が集結している異例の状態。

今月2日には、原子力潜水艦「サンタフェ」も横須賀に入港。

この「サンタフェ」は、ググったところ、ロサンゼルス級といい、空母打撃群の直衛であり、トマホーク巡航ミサイルなどの「対地火力投射」能力を持つという。

USS Santa Fe (SSN-763) By Wikipedia

しかも、文中にあるように、F35Bステルス戦闘機が山口県の岩国基地に配属です。艦載機タイプのF35Bは垂直離着陸(SVTOL)が可能です。

余談ですが、今後、自衛隊がこのBタイプを購入すれば、護衛艦「いずも」は、スキージャンプ台を設置するなどの小改装で「空母」へと変身できるそう。

出典:From Wikimedia Commons 空母「ジョージ・ワシントン」と併走する海上自衛隊のヘリコプター搭載護衛艦「いずも」(2015年就役) あえて言おう、「隠れ空母」であると。

たしかに、この映像を見ても、カタパルトを使用していません。

このステルス戦闘機にバンカーバスターを搭載して、一挙に「あの男」を殺ってしまうつもりなのでしょうか。他方、「斬首作戦」(金正恩急襲・暗殺)を行う米特殊部隊が韓国入りして待機中との情報も駆け巡っていますね。

最後の“駄目押し”はやはりコレだった・・

「とうとう自分の死刑執行書にサインした金正恩」という記事で書きましたが、どうやら2月12日、日本時間の朝、北朝鮮が新型弾道ミサイルの発射実験を行ったことが「決定打」になったようです。これでトランプの別荘での日米首脳の晩餐会が台無しになりました。大統領は「アジアの小僧にナメられた!」と憤慨したでしょう。

不機嫌なみのもんた、ではない。晩餐会を台無しにされた直後のトランプ。

見てください、この表情。「面子」という考え方は何も東洋人限定ではありません。大統領になって初の本格的な大国外交の舞台で、いきなり顔を潰されたわけです。これで北朝鮮を殺ることは、もはや“彼個人の問題”になったでしょう。

しかも、その数日後、北朝鮮の工作員が金正男を殺ってしまった。言ったように、これで彼を囲っていた中国としては「面子」を潰された。

つまり、12~15日のわずか三日間に、米中両大国の面子を潰した。三代目のボンボンは怖い者知らずなのか、何なのか・・。これで金正恩の処断は確定しました。 

中国が北朝鮮を完全に見捨てた

昨年から、北朝鮮は、中国にとっての「第二仮想敵国」扱いでしたが、貿易は普通にやっていました。しかし、以上の一連の行為で習近平以下、中国首脳部は激怒。直後のG20で、レックス・ティラーソン国務長官と中国の王毅外相が何やら密談しましたね。当然、主題は北朝鮮問題。一説によると、中国はとうとう、米の対北攻撃を容認したとか。事実、その後すぐに、中国は北朝鮮産石炭の輸入を止めました。

石炭輸出は北朝鮮最大の収入源の一つ。金王朝の糧道に狙いを定めた。だから、さっそくこんなニュースが飛び込んできました(*傍線筆者)。

中国を暗に非難=石炭輸入停止-北朝鮮(2017/02/23-21:04)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2017022301315&g=prk

【ソウル時事】朝鮮中央通信は23日、中国による北朝鮮産石炭の輸入停止を受け「『友好的な隣人』という周辺国が、国連の制裁決議を口実に、対外貿易を完全に遮断する非人道的な措置を講じた」と批判する記事を配信し、中国の対応を暗に非難した。名指しを避けたとはいえ、北朝鮮が中国の対応を非難するのは異例。(略)

記事では、中国を念頭に「大国を自任する国が米国の笛に踊らされ(停止措置を)核計画を防ぐためと弁明している」と指摘。「事実上、われわれの体制を崩壊させようとする敵の策動と同じだ」と非難し、今後も核・ミサイル開発を継続していくと強調した。

すでに中国は正恩体制崩壊後を見据えているようです。

ただし、今の、「韓流禁止令」までやるほどの対韓国バッシングからして、韓国主導の統一は望んでいないでしょう。金正日の異母弟の金平一(キム・ピョンイル)を立てて、実質的に傀儡国家にしてしまうとの憶測もある。

まあ、戦後の統治形態は、米中がまた韓国の頭ごなしに決めるかもしれません。

他方、プーチン・ロシアの姿勢が今ひとつ曖昧な気がします。彼的には、米軍の勢力が朝鮮半島の北側にまで及ぶことは、絶対に嫌なはずですが・・。

第二次朝鮮戦争の兆候、そして実際の対北軍事プランとは?

いずれにしても、トランプ政権が対北武力行使の可能性について検討に入ったと、3月1日の「ウォール・ストリート・ジャーナル」でも報じられました。

戦争の兆候は、軍事力の極東への集結や、中国が北を見放したことだけに留まりません。報道によると、今月に米朝の高官会議が予定されていたのに、アメリカ側が豹変して北朝鮮高官へのビザ発給を取りやめたそうです。外交が終わった、ということ。

さらに、1月から在韓米軍は「沖縄への家族脱出訓練」を始めている。CNNによると「2010年以来、実に7年ぶり」の避難訓練だという。

というわけで、4月の終わり頃まで行われる米韓合同軍事演習がこのまま北朝鮮への侵攻作戦へと大化けする可能性は十分にあるように、素人目にも思えます。

米軍はすでに2015年の段階で「作戦計画5015」を策定済みです。初期段階で北朝鮮の核・軍事施設など約700カ所を空爆するプランだという。

実際の軍事作戦として、私が一番「これが近いのではないか」と感じたのは、軍事ジャーナリストの世良光弘氏の予測です。次のような攻撃シナリオです。

http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20170217/frn1702171130002-n1.htm

「陸からは、韓国軍と米軍の特殊部隊で平壌まで行く。空からは、B2爆撃機が平壌上空まで行き、地下の約50メートルまでコンクリートをぶち抜ける爆弾『バンカーバスター』を使って、地下壕にいる正恩氏の居場所を徹底的に攻撃するだろう。海からは、恐らくトマホークを打ち込む。海上にはイージス艦もいるので、北朝鮮が弾道ミサイルで反撃してきた場合は、海上配備型迎撃ミサイルSM3で全部打ち落とすだろう」

だいたい7日間で決着がつくそうです。

これ↓を貼るのは、三度目なんですが、私は前々からピョンヤンもこうなるぞと、警告してきました。

状況はすでに整いました。今回の「軍事演習」は4月末頃まで続きますから、果たして何らかの偶発的衝突をきっかけとして「本番化」するのか、見守りましょう。

 

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By 山田高明 Takaaki Yamada

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