朝日新聞にたいへん素晴らしい記事が掲載されたので、紹介させていただきたいと思います。
「見た目問題」ネット上で反響、本人の思いは…「そういう反応は覚悟」「驚き減ってくれればいい」 withnews 4/20(木) 7:00配信
顔の変形、あざ、まひ、脱毛……。特徴的な外見ゆえにいじめられ、就職や恋愛で困難に直面する「見た目問題」。当事者の1人、大学院生の石田祐貴さん(24)の思いを伝える記事が4月11日に配信されると、ネット上で大きな反響を呼びました。「多くの人に僕の症状を知ってもらえたことはありがたいです」と石田さん。「見た目問題」についての思いをあらためて聞きました。
「見た目問題」ネットで反響、本人の思いは…「そういう反応は覚悟」顔の変形、あざ、まひ、脱毛……。特徴的な外見ゆえにいじめられ、就職や恋愛で困難に直面する「見た目問題」。当事者の1人、大学院生の石田祐貴さん(24)の思いを伝える記事が4月11日に配信されると、ネット上で大きな反響を呼びました。「多くの…
容姿の問題で悩みながらも、それでも精一杯生きる人たちの記事です。
たいへん良い記事なので、オススメしたいと思います。
ご登場の石田さんは、紙上では、いかにも明るく、あっけらかんとした様子で話していますが、これまでの苦しみは、想像を絶するものだったろうと思われます。
彼は今まで生きてきた中で、どれほど多くの人たちから侮辱や嘲りを受け、あからさまに嫌悪され、無神経な好奇の目を向けられてきたことでしょうか。
心中は察するに余りあるものがあります。彼はきっと「なぜ自分はこんな理不尽な目に合わなければならないのか?」と自問する毎日であったと思います。
彼の悲しみと嘆きは、神様だけが知っていることです。
人間とは本当は何でしょうか? 私たちの真の本質とは?
それはともあれ、石田さんたちの事例は、私たちにある問いを投げかけます。
私たちは何なのか、人間とは何なのか、見た目が人間なのか、肉体が人間なのか・・。
いったい「人間」とは何でしょうか?
サイババさんは「神様が人の姿を纏ったもの」とおっしゃっています。
私たちはみんな神様なのです。
だから、すべての人は、ひとりの神様として尊重される権利があります。
私たちの本質はそのような神様としての魂であって、決して外見ではありません。いえ、外見というより、そもそも肉体ではありません。
私たちは今日、家庭でも学校でも、よりによって一番大切な真理を教えられていません。
サイババさんは、肉体が自分自身であるという思い込みが、今日の人類に余計な悲哀をもたらしている原因であるとおっしゃっています。
私たちの肉体は日々変化し、物質が入れ替わり、最終的には土に還ります。
誤解を恐れずに言えば、私たちは、本当はゲームのキャラクターのようなものでしかありません。ある時代、ある特定の場所に、何らかの理由があって、私たちはこの世に生まれてきますが、肉体はその際の一時の借り物でしかないのです。
私たちの本質は不滅の魂です。
ヒンドゥ教でも仏教でもユダヤ教エッセネ派でも、こういったことはごく当たり前の教義として説かれていました。ところが、近代に入って、それはまさしく科学的でない迷信であると片付けられるようになって、この一番重要な真理が遠ざけられました。
それは進歩どころか、とてつもない堕落であり後退でした。
差別は内側から根絶する以外にない。そのための手助けとなる宗教の教えとは?
これをご覧になってください。
「日本の教科書では語られない 人種差別のおそろしい真実」2017/02/18
アメリカでつい何十年か前まで実際に行われていた人種差別の実態です。これもお勧めですので、じっくりと人種差別の実態をご覧になってください。
なぜこのような愚かな、恐ろしいことが起きるのでしょうか?
人種、民族、性別、容姿・・それはまさに「外見」という、皮の一枚でしかありません。そういったことを理解するために、近代的な人権思想や啓蒙教育はたしかに重要な役割を果たしてきました。それが人類の偉大な進歩であった事実は否定できません。
しかし、差別は人の内面から生まれることを忘れてはいけません。仮にあなたが言葉や態度で差別を表さなくとも、心の中で相手を見下しているとしたら、それは社会的な体面や評判をおもんばかる利己心でしかなく、ただの偽善でしかありません。
近代的な教えは、「心の中に潜む差別」を撲滅する上で必ずしも十分ではありませんでした。やはり、もっとも良い解決策は、すべての人を同じ神様であると理解し、堅く信じることだと思います。この霊的真理に堅く立脚する時、そこにはいかなる差別心も入り込む余地はありません。なぜならすべての人は「同じ神様」なのですから。
(付記:おまえが言うな、というツッコミを受けそうですが・笑)
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