みなさん、こんにちわ。
明日の11月22日は、ジョン・F・ケネディがテキサス州ダラスで暗殺されてから、ちょうど55周年に当たります。
暗殺後に米政府が立ち上げたウォーレン委員会は、リー・ハーヴェイ・オズワルドの単独犯行説へと強引に結論付けました。
オズワルドが教科書倉庫ビルの6階の窓から、イタリア製のライフル「カルカノ」を使って、3発の弾丸を発射したというのです。
これが世界支配層の公式見解です。
この事件に関しては、先行する多くの研究があります。
いわゆる「陰謀論」のレッテルはこの時にCIAが発明したそうです。要するに、支配層の公式見解にそぐわない主張に対するネガキャンの一環として始まったわけです。
彼らは非常に巧妙で、大衆が陰謀論を常に馬鹿にするよう、わざと手先を使って「超トンデモ級」の陰謀論をばら撒いたりします。たとえば、火星で米海兵隊がエイリアンと戦闘しているとか、そういう類いのホラ話です。それと“真面目”な陰謀論をわざと一緒くたにしてアカデミズムやジャーナリズムに論じさせる手口です。
ところで、JFK暗殺事件の真相に迫る上で、私が大いに参考にしたのは(といってももう20年以上も昔の話ですが)、次の三つ作品でした。
落合信彦氏の『二〇三九年の真実―ケネディを殺った男たち』
同氏訳書の『アメリカを葬った男―マフィア激白! ケネディ兄弟、モンロー死の真相』
オリバー・ストーン監督、ケヴィン・コスナー主演の映画『JFK』
いずれも大変に参考になりました。
この三つだけでも全容の8、9割は把握できるのではないかと思います。
とくに日本においては、落合氏は先駆者であったと言えるでしょう。
ところで、今ではさらに研究も進展しました。
おそらく、一番大きな部分での政治的な真実と、末端の実行犯の具体的な犯行の様子は、すでに明らかにされたのではないかと思います。
いわば、マクロとミクロの両面での解明が進んでいるということです。
まずはマクロの視点からです。
ケネディ暗殺を決定したのは300人委員会だった
今まで暗殺の「黒幕」として、のちに大統領となったニクソンやジョンソン、ベトナム撤退を危惧する軍産複合体、ケネディに恨みを持つCIAやマフィアの名が挙がってきました。しかし、私はどうも違うのではないかという気がしていた。
彼らもしょせんは上からの命令に従っている存在ではないかと。
これに関して、元MI6のジョン・コールマン博士が『300人委員会』の中で、わざわざ一章を設けて、ケネディ暗殺の真相を暴露していました。
以下、それを引用させていただきます(P366~375 *赤字筆者)。
(前略)ケネディは行政命令を発動し、憲法に保障された通貨をアメリカに返還させた。連邦準備銀行を迂回して、連邦準備銀行券とは違うアメリカ・ドルを財務省が直接印刷・発行することを求めた行政命令にも署名した。行政命令は憲法に違反しており、建国の父によって禁じられた布告ではあるが、それでもなお合法的な効果を持つもので、エイブラハム・リンカーン以来、すべての大統領が発動している。
連邦準備銀行を迂回するというケネディの決定は、ワシントンとロンドンに衝撃をもたらした。アメリカ通貨発行の行政命令が出た直後、三〇〇人委員会の幹部会議が開かれ、連邦準備制度と連邦準備銀行という、アメリカ支配の根底に対する、この命令の脅威が話し合われた。連邦準備銀行を迂回するという決定以降、ケネディは、自分がかかわっている限りは、もう外国機関の支配は受けないということをより明確に示すようになった。時を経ずしてケネディに対する反応が現れた。それはわれわれの知るように、突然で、残忍で、誰の目にも見えるものだった。
この行政命令がExecutive Order 11110と呼ばれるものですね。
暗殺された年の6月4日に署名しました。また、ケネディはその少し前にシークレット・ソサエティの陰謀に対して警鐘を鳴らしていました。
(Executive Order 11110 and The Speech that Killed JFK)
コールマン博士の主張をつづけます。
ケネディの死を決定したのは三〇〇人委員会だった。キューバ・ミサイル危機でのケネディの怒り、通貨に関する行政命令、ベトナムからのアメリカ軍撤退計画、外国からの命令を受け入れようとしない態度などが理由となって、彼は「整理」されなければならなかった。金と女をいくら貢いでもケネディを誘惑することはできなかった。彼にはどちらにも腐るほどあったからだ。
暗殺の直接的な理由は、財務省紙幣の発行命令ですが、それ以外にもプラス、複合的な理由があったということですね。とくに後を継いだ副大統領のジョンソンが進んでベトナム戦争の泥沼にはまり込んでいったことから、ケネディが戦争を止めようとした点も、世界支配層的には許せなかったということでしょう。
ちなみに、最後のところは、トランプ大統領とも似ている。
トランプもまた金持ちで、美女に困らない。かえって「堕落させて仲間に引き入れる」という支配層の常套手段が通用しなかったりする。そういう意味で“クリーン”な大統領です(逆に、転ぶのが私みたいな“真面目”な人間か・・・)。
ケネディを抹殺する仕事を与えられたのは、イギリスの超秘密情報機関MI6の元北米局長サー・ウィリアム・スティーブンソンだった。(略)
ケネディの処刑実行を補佐させるためスティーブンソンは、OSS時代の右腕、カナダ人のルイス・モーティマー・ブルームフィールド少佐なる人物を採用した。このスティーブンソンに任命されたブルームフィールドは、かつて防諜活動を行うFBI第五課を運営し、第二次大戦の終結までその職にあった。いな、ケネディ暗殺時もこの第五課に所属していたのだ。(略)
「ケネディを暗殺せよ」という命令が出されたのはキッシンジャーが大統領執務室から追い出された直後であり、また、ベトナムへのアメリカの関与を終わらせ、連邦準備銀行による独占を打破する意志をケネディが明らかにしたあとだった。
このウィリアム・スティーブンソンはたいへん興味深い人物です。
カナダ出身で、英空軍の撃墜王になって、第一次大戦後には実業界で成功した。叩き上げから支配層の仲間入りを果たして、チャーチルの右腕になった人です。
実は、このスティーブンソン卿こそ、あのジェームズ・ボンドのモデルです。
コールマン氏の説明では、スティーブンソンは、FBI第五課を運営していたブルームフィールドを従えていた。しかし、それ以上に、彼はCIAの生みの親でもあった。
彼は、チャーチルからアメリカに派遣されて、ルーズベルトの顧問になりました。そして、米大統領に働きかけ、CIAの前身「OSS」を創設し、親友のドノバンをトップに据えるように提案しました。ま、“提案”といっても、ルーズベルトからすれば、組織(300人委員会)からの命令のようなものでしょうが。
だから、ドノバンやダレス兄弟も、スティーブンソン卿の事実上の部下でしょう。
彼は当然、駐英大使ジョセフ・ケネディとも懇意だった。
つまり、300人委員会の命令により、最終的に知人の息子(ジョン・F・ケネディ)に手をかけた、という後味の悪い話になります。
コールマン氏によると、彼はMI6のカバー会社「PERMINDEX」(パーミンデックス)を率いていた。麻薬を主な取引にしていたという。
当然、ここでマフィアと繋がりがある。市場でブツをさばくのは彼らです。
まあ、これは驚くに値しない。もともと、アヘンの元締めは東インド会社。株主は英貴族です。北米側の下請けがラッセル社。スカル・アンド・ボーンズの生みの親です。
あの禁酒法の成立も、本当はイギリス貴族と、ユダヤ・マフィアの大儲けのための工作だったという説がある。これも卸売商と小売の関係です。ブロフマンやランスキー一族はこれで力をつけた。その仲間だったのがジョセフ・ケネディです。
コールマン氏によると、ケネディ暗殺チームの中核メンバー7名は、表向きこの「PERMINDEX」の社員だったという。うち3名が狙撃主をやったとしている。
ただ、この3名が、以下に挙げる3名と同じかは分からない。
ところで、キッシンジャー追放直後に暗殺が決定された、という話は興味深い。
トランプは大統領選挙期間中にキッシンジャー邸を訪ねました。
なぜ、トランプは早くからキッシンジャーに取り入り、一見、外交政策などで彼の意向に沿ったような振る舞いをしているのか。
私は最近の記事で、もしかして「暗殺防止」ではないか、という見方を示しました。
そうやって、ケネディの暗殺の時ように、コンセンサスさせないために、あえてシオニスト強硬派と手を組み、エルサレムを首都と認め、イランを叩き、ネタニヤフやアデルソンとなあなあとやっているとしたら、世界支配層もわれわれも一杯食わされていることになる。だとしたら、私もトランプを誤解していたことになる。
トランプがキッシンジャーの対中戦略を粛々と実行してある面では従うポーズを取っているのも、部屋に引きこもってマクドナルドのハンバーガーばかり食べているのも、側近を首にしまくるのも、実は暗殺されたケネディのことを意識しているからではないか・・。
さて、次はミクロの面です。
暗殺を請け負ったのはマフィアのサム・ジアンカーナ一家
これに関しては、日本のテレビ局が非常に優れたドキュメンタリーを作っています。
なんと、直接的な実行犯は、シカゴ・マフィアのチャールズ・ニコレッティ、ジョニー・ロゼリ、そして彼らに暗殺のバックアップ要員として雇われたジェイムズ・E・ファイルズだというのです。中でも最後のファイルズの一発が致命傷になりました。
(ケネディ暗殺の深層)
私は十年前に実際の放送で見て、たいへん感心しました。オススメです。
つまり、本当は、イタリア製のライフル「カルカノ」ではなく、レミントン社製の「ファイアーボール」初期型だというのです。
しかも、狙撃者がいたのは教科書ビルではなく、隣のグラシノールの丘。
グーグルによる今の画像をはさみます。
これがディーレイ・プラザのグラシノールの丘。右端が教科書ビルですね。
狙撃の際、ジェイムズ・ファイルズは、スコープから高速道の案内板の裏側を視界に捕らえていたと言います。その先に大統領夫妻の乗るオープンカーがあった。
しかも、銃声は3発ではなく、本当は4発で、最後の一発がファイルズのもの。
番組ではそのことを「音響分析」で見事に明らかにしています。
所長の鈴木氏によると、なんと、4発目の音響と、レミントン社製の「ファイアーボール」の声紋は、極めて近いとか。絶対にカルカノではないという。
ちなみに、上記の『アメリカを葬った男―マフィア激白!』によると、サム・ジアンカーナはジョセフ・ケネディと古くからの知り合いで、ジュニアの大統領選挙にも協力した仲でした。ところが、大統領に当選したジョンと司法長官のロバートは、「恩」のあるマフィアに対して見返りを与えるどころか、容赦なく潰しに掛かった。
だから、ジアンカーナは激怒した。彼は個人的にもケネディ家に恨みがあった。
しかし、それでもなお、マフィアは暗殺の策源地ではありませんでした。
どうやら、話を総合すると、次のような図式が浮かび上がってきます。
ケネディ暗殺の理由は複数あるが、やはり財務省紙幣の発行命令Executive Order 11110が決め手となって、300人委員会が彼の抹殺を決定した。
その実行を命じられたのがMI6のスティーブンソン卿だった。
おそらく、スティーブンソン卿が自分の配下に等しいCIAにも協力を持ちかけた。CIAは普段から持ちつ持たれつのマフィアに暗殺を外注した。
しかし、暗殺を請け負ったサム・ジアンカーナも、その部下のチャールズ・ニコレッティとジョニー・ロゼリも、後から次々と殺されていきます。
やはり、口封じではないかと。最後に残ったのが、ニコレッティから暗殺のバックアップ要員として雇われたジェイムズ・E・ファイルズでした。
おそらく、彼は別の殺人で死ぬまで刑務所に閉じ込められていたため、支配層も安心しきってしまい、かえって消されなくてすんだのではないでしょうか・・。
そして・・・それから55年
さて、ここから現代の私たちに関わってくる話です。
オールド・メディアは鼻でせせら笑っていますが、今、ものすごい噂が飛び交っています。
ジョン・フィッツジェラルド・ケネディ・ジュニア(John Fitzgerald Kennedy, Jr.)は1999年7月に小型飛行機事故で死亡したとされていたが、本当は生きていて、ビンセント・ファスカなる人物に名前を変え、密かに逆転劇を狙っている・・というのです。
そして、トランプは彼の計画を実行するために大統領になったという。
あのトランプ大統領が、ケネディ・ジュニアとNSAから軍中枢にまたがる愛国者「Qアノングループ」と裏で申し合わせて、本当に世界支配層を引っくり返す「ミッション・インポシブル」を遂行しているというのだろうか・・。
真相は私にも分からない。
しかし・・・なんというか、希望が心の奥底から沸き上がってくるようなストーリーではありませんか。
私たちの世界は、本当は悪いやつらにずっと影から支配されてきた。政治も、メディアも、教育も、その支配に組み込まれ、長年、真実を伝えてこなかった、。
いよいよそれが変わる時が来る・・・私たちは歴史の目撃者になれるかもしれません。
◇ ◇ ◇
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今回、いつもとは逆に、価格はかなり高めに設定しています。無料部分においてその訳は説明していますが、今回の情報には必ずそれだけの価値はあると思っています。
決断できる人だけがお読み下さい。
とりあえず無料部分を読むだけでも何かの参考になるかも!?
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