みなさん、こんにちは。
先日、麻原彰晃らオウム真理教の死刑囚たちが一斉に縛り首になりました。
その刑が執行されたのが、ここ東京拘置所です。
マスコミがここの正面玄関に一斉に押しかけていましたね。
ご存知の方も多いと思いますが、念のために説明しますと、拘置所と刑務所はまた違うんですね。ウィキペディア「東京拘置所」を見てみましょう。
東京拘置所は、法務省東京矯正管区に属する拘置所。通称「東拘(とうこう)」、所在地である「小菅」と呼ばれることも多い。全国に8箇所(東京・立川・名古屋・京都・大阪・神戸・広島・福岡)ある拘置所の一つである。松戸拘置支所を所管する。
で、収容人数は3010名。収容されるのは、
未決拘禁者(刑事被告人)
死刑確定者(死刑囚)
懲役受刑者(本所執行受刑者及び他刑務所への移送待ちの一時執行受刑者)
の三者です。懲役受刑者は基本、刑務所送りです。
一方、拘置所にいるのは、基本的に未決者や死刑囚なんですね。
犯罪者は、死刑が確定すると、それ自体が「刑」であるため、一般の刑務所でやっている労務や雑務が課せられません。裁判への出席以外は何もすることがないし、雑誌を読もうが、一日中寝転んでいようが自由。拘置所でただ待つだけの日々となります。
世の中には死刑廃止論がありますが、私的には「終身重労働刑」が設置されるなら、それもよかろうと思う。むしろ、死刑囚だからといって長期間もゴロ寝を許す現状のほうが問題かも。また、死刑か、終身重労働刑か、被害者遺族に選ばせるのもいい。
しかも、拘置所はメシがうまいらしい。ほとんど「ホテル小菅」かと。
塀(へい)がなくなってしまった東京拘置所
本題ですが、実は、この東京拘置所は以前とかなり様変わりしたんですね。
とくに、ここ十年の間に、この種の施設には付きものだった「塀」(へい)がなくなってしまった。グーグルアースでは、今現在はこんな(↓)感じです。
分かりにくいですが、周囲の道路がきれいに整えられて、巨大集合住宅が敷地の東側に建って、昔なつかしい「塀」が撤去されてしまった。
歩行者目線で拘置所の周囲を見たい人は、どうぞ、グーグルのストリートヴューを起動してみてください。ただの道路があるだけで、その種の施設とは思えないほどです。
想像ですが、今ではハイテク管理が行き届いて、脱走の心配が不要なんでしょうね。
ところで、何の因果か、私はこの「塀」をたくさん写真に収めていました。
時は2006年3月。グーグルのストリートヴューでは決して見ることのできない光景です。東京拘置所でクサイ飯ならぬウマイ飯を食った経験のあるライブドアの○○さんや国策捜査の○○さんには、結構、懐かしい光景なのではないかと。
というわけで、以下、今から十数年前の“ストリートヴュー”です。引用元さえリンクすれば自由に転載してもオーケーです。
つうか、写真の著作権だの、そんなもん、いらんわ。自由にしてくれ。
「塀マニア」(いたとして)垂涎! 2006年3月のある日の光景
あれに見えるは中央管理棟。
緑の橋をわたって川の向こう側へと向かいます。
橋を渡ったところ。
子供たちの絵。
謎の生き物が・・。二足歩行ブタ?
さて、東京拘置所の東側の塀に差し掛かりました。北上します。
東京にこんな光景があったんですね。
ふりかえる。
コンクリートに砕いたレンガを混ぜてあります。
北東の角。監視小屋?
北側の通り。曲がる前に・・。
ちょっと橋のほうに寄ってみます。
また戻りました。北側の通りへ曲がります。
侵入あるいは脱走に使えそうな電柱を発見してしまう(笑)。
電柱にこだわる。
ふりかえる。
くねっているところ。いったん右に曲がる。
すぐにまた角。
ふりかえる。北側の塀でくねっている部分。
みなさん、いかがだったでしょうか。
なんとなく、ノスタルジックな光景に思えてこないでしょうか。
後半へと続きます。
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