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「総理は説明を尽くすべきだ」と言う石破茂が説明を尽くすべきだ

いやはや、呆れましたな。こんなTVニュースが(*赤字筆者)。

石破氏 首相は「加計学園」引き続き説明尽くすべき 2017726

自民党の石破前地方創生担当大臣は(略)「加計学園」の獣医学部新設について、国の行政に対する信頼に関わる問題だとして、安倍総理大臣は引き続き国民の理解が得られるよう説明を尽くすべきだという考えを示しました。(略)

「これまで獣医学部をつくってこなかったのは、税金のむだづかいを無くし、需要と供給のバランスを取るためだ。安倍内閣で閣議決定した、新設のための4つの条件を満たしていなければ、どんな人であっても認めてはいけない」(略)

「行政が公平公正、適切になされていたかどうかという日本国の行政に対する信頼の問題だ。きちんと国民の理解と納得を得ることが大事だ」(略)

(http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170726/k10011075131000.html )

その「4条件」の真相が産経新聞によって7月17日に暴かれ、その記事が自民党の全国会議員にメールで配布されたというのに、同26日に上の講演をしたそうな。

このツラの皮の厚さだけは、皮肉ではなく尊敬したくなる。



石破茂が地方創生担当大臣に就任する前後の動き

VTRではあえて「前地方創生担当大臣」という肩書きを強調しているように思えるが、NHK的には、現在の安倍政治に対する当てつけのつもりなのかもしれない。

だが、これはまさに、石破と彼の支持者へのブーメランでしかない。

ここで、石破茂と、元自民党議員で日本獣医師会の政界代理人である北村直人との関係について一応前置きしておきたい。二人は同期当選であり、小沢一郎が新進党を結成した時にはそろって参加し、のちにそろって自民党に復党している間柄だ。

つまり、二人は無二の親友。これは政界では有名なこと。その事実を踏まえた上で、時系列でまとめた以下の経緯を、つぶさに眺めていってほしい。

2012年末、安倍自民党が総選挙に勝利し、実質2013年から安倍政権がスタート。日本獣医師会が幹事長の石破の選挙区支部に百万円を献金する。

2013年12月、安倍政権が主導して国家戦略特区法が成立。

2014年、特区を利用した獣医学部新設に危機感を募らせた日本獣医師会がさっそく政界工作を開始。その切り札的存在が獣医師でもある北村直人元議員。

2014年6月の同会内部資料には、麻生太郎ら大物政治家を動かして新設中止を申し入れたこと、また新潟市の特区申請に危機感を募らせていること等が明記。

2014年8月、安倍総理が内閣改造を本格化。当初、石破に安保関連大臣の椅子を提示するも、石破が辞退。両者の話し合いで地方創世担当大臣に決まる。

2014年9月3日、第二次安倍改造内閣発足。石破は地方創生相に就任。

2014年9月19日、石破大臣が新潟市の特区案件を受け付けた情報が北村(日本獣医師会側)に入る。内部資料からすると、両者はツーカーだった模様。

2014年9月22日、石破は北村に対して、新潟市の特区案件が(風前の)灯火と印象付ける話をする(つまりこの時にはすでに潰す腹が決まっていた模様)。

2015年前半、石破が主導して、「練りに練って誰がどのような形でも現実的に(獣医学部設置の新規)参入は困難」な文言にした「新設4条件」を作成。

2015年6月30日、安倍内閣はこの「新設4条件」を盛り込んだ「日本再興戦略 改訂版」を閣議決定。今治市の申請が拘束されることに。

2015年11月、総理を座長とする国家戦略特区諮問会議が今治市の案件を検討し始める。

2016年8月、安倍内閣改造、地方創生相が石破から山本幸三に交代。

石破茂には重大な疑惑がかかっている

以上の経緯を見ると、今回の講演はまさに恥の上塗りという気がする。

だけでなく、2014年に日本獣医師会が政界工作を始めた時には、当然、真っ先に石破のところに話が行ったと推測するのが妥当ではないだろうか。

なにしろ、とくに盟友ではない麻生太郎や森英介へは行って、彼らは実際に圧力に動いているのだ、第二次安倍改造内閣が発足する数ヶ月も前に!

すると、その発足時に石破が地方創世担当大臣に就任し、“たまたま”国家戦略特区案件を担当することになった事実は、いかにも出来すぎた話に思えてくる。

果たして偶然か? こんなことがタイミングよく起きるのか?

その後すぐに新潟市案件を潰しにかかり、新設阻止を裏目的とした「4条件」を作成した策動を思うと、いったん安保関連大臣のオファーを蹴って安部総理側との話し合いに持ち込み、その結果として地方創生大臣のポストを得たことが、何やら計略めいたことに思えてこないか。初めから特区潰しが狙いだったと考えたほうがスッキリする。

石破の腹に本当に一物はなかったのか。これは国政を直接担う大臣としては前代未聞の「疑惑」かもしれない。事実とすれば、極めて重大な背信行為になる。

また、以上の経緯から、「贈収賄」疑惑「お友だち政治」疑惑も提起されよう。仮にこれを問題にしなかったら、この国のメディアはすでに死んでいるといえる。

元地方創生担当相はきちんと国民の理解と納得を得えられるように説明を(ま、無理だけど)

さて、安倍内閣は2015年6月末に、その「石破4条件」を含んだ「日本再興戦略2015改訂版」を閣議決定しており、現在この点を追及されている。

上の講演でも、石破はまだ伝家の宝刀として利用している。

なんで閣議決定してしまったのか。

まさに石破茂が地方創生担当相だったから、「その彼が推すものだから」という理由で、誰も真意を疑うことなく改訂版に追記し、政権として閣議決定してしまったのではないか。まさか担当の当事者が抵抗勢力の事実上の間諜だとは誰も想像すまい!

つまり、お人好しの安倍政権の面々が罠に嵌められた格好ともいえよう。

だが、悪事はばれるもので、言ったように、結果的には「策士、策に溺れる」になってしまった。よって、今や、彼自身が公平公正なのかが問われているのだ。

日本国の行政に対する信頼? 笑止。それ以前に人間石破茂に対する人々の信頼を心配したほうがいい。まずは自分から説明を尽くすのが先決ではないだろうか。

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