愛知県選管は愛知7区の無効票をネットで情報公開すべき

事件・時事




当記事は、先の衆院選における愛知県選挙管理委員会および大村秀章(おおむらひであき)愛知県知事を名指しして、納税者として問題の解決を要求するものです。

産経ニュースの記事によると、山尾志桜里氏と自民党の鈴木淳司氏の一騎打ちとなった愛知7区で「無効票問題」が持ち上がっているという。

同区の投票総数26万6783票に対して、無効票は1万1291票も出ている。

(前略)ところが、愛知県内の他の選挙区では軒並み無効票が3千~6千票台にとどまっているため、「候補者が2人しかいないのに、無効票が多すぎる」と疑問視するネット上の書き込みが殺到した。

愛知県選管によると、当選証書の授与式を終えてから集計を取り始めたというが、問い合わせの電話が24日、約35件あり、25日には午後3時半現在で40件に達し、騒ぎが収まる気配はない。

「うちの選管が山尾さんに有利な票操作をしたのではないか、と電話をしてくる方がほとんどです」と担当者は話す。開票作業は、山尾、鈴木両陣営の関係者が立ち会い、了承の印鑑も押しているので、この結果が覆る可能性は低いとみられる。無論、県選管は「票操作のような不正は一切ありません」と疲れ切った様子で話す。

無効票は、愛知県の他の選挙区と比べて突出して多いらしく、今現在、“陰謀”や“不正”を疑う声がネットを中心に上がっているようです。

たしかに、私も直感的に何かおかしいと思う。いったい4%以上もの人は、何をしに台風の風雨の日にわざわざ投票場に足を運んだのだろうか。

しかも、記事にあるように候補者はたったの二人。有権者が混乱しようもない。よってこれは疑問をもたれても仕方がない案件。私は山尾志桜里氏の姿勢に疑問を呈する記事を書いたが、それとは別に、この問題に対しては純粋に調査する必要を強く感じます。



開票責任者は全無効票を直ちにネット上にアップするべきだ

ちなみに、鈴木氏は比例で復活当選したようですが、やはり釈然としないよう。記事によると、事務所は「今後、法的にどういった措置がとれるのか協議しています。異議申し立てになるのか、ほかの手段がとれるのか、検討中です」と話しているという。

はっきりいって県選挙管理委員会の対応はまずくないだろうか。「問題ない、不正はない」と繰り返すばかりで、それを証明するわけでもなく、無効票については一切公表しないとしている。しかし、これは民主主義の根幹に関わる問題であるはず。

すぐに無効票を開示すべきではないでしょうか?

もとより国民が投じた票は選管の私物ではありません。多数の市民から問い合わせの電話が相次いでいる以上、税金で運営されている機関はそれに応える義務がある。

それに票自体は無記名なので、誰も困らないし責任を取らされることもない。

以上を思えば、秘密にしておく理由はないし、あらぬ疑惑を晴らすためにもすぐに公開に踏み切るべきだ。作業も非常に簡単です。

出典:時事ドットコムニュース

上は今回の選挙のものではありませんが、短冊(たんざく)である点は同じです。これなら家電のスキャナーでも20票ずつまとめてスキャンできる。

1万1291の無効票なら、のべ565回のスキャンで完了。5人5台体制で取り掛かれば、一人113回のスキャンをすればいい。おそらく、半日で終わる作業だ。

スキャンしたものは自動的にPCのデータに起されるから、それを県のホームページにアップすればいい。これなら手間も費用も時間もかからない。

自治体職員の暇がない、開票作業で疲れている、というのなら、ボランティアを募ればいい。対抗馬の鈴木陣営からいくらでも手が上がるでしょう。

それに、もしかして、これは良い先例になるかもしれない。

逆に、やらなければ、愛知県と職員たちがあらぬ疑いをかけられても仕方がない。

ご存知の方もいるでしょうが、通常、票読みをやる選挙管理委員会の末端は、市町村の役人が担当しています。総務課の管轄で、選挙当日は、他部署の職員を休日出勤させて対応したりしている。だから、自治労の影響が強いところも少なくない。

そして、彼らはだいたい社民党や民進党左派を支持している。

ま、私も「山尾支持・反自民」に手を貸した者がいるなどと疑いたくはないが、すぐに簡単にできる情報開示を拒むのならば、疑われても仕方がないと思う。

言ったように、そもそも彼らは納税者・有権者の疑問に対して真摯に応える責任があるはず。「不正はない」と繰り返すだけでは、何の説明責任も果たしていない。

情報公開が大好きな左派・リベラル派も異論はないはずです。

よって、法律上の問題がないなら、大村秀章愛知県知事も、ぜひとも大岡裁定に乗り出してほしいと、切に希望します。

どんなコスプレをしても抜群に似合う大村知事。まさに愛知県民の誇りと言えよう。

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