世界がまた一歩、核戦争へと近づいたわけだが【おそロシア】

テロ・紛争・戦争・崩壊




みなさん、こんにちわ。

私は以前から、2020年代前半には第三次世界大戦になる可能性がある、しかも、その際に日本に核ミサイルを撃つのはプーチンその人だと、サイトで書いてきました。

2017年の年末にはこんな記事を書きました。

真の脅威は“大きな北朝鮮”ロシアだ
みなさん、こんにちは。 先日のイベント「歴史スペシャル 真実の世界史」は、高めの価格設定にもかかわらず、おかげさまで、満員御礼でした。 「ロスチャイルド家やロックフェラー家が世界を影から支配している」というのが半ば定説化した陰謀論ですが、こ...

本当は北朝鮮なんかより、ロシアのほうがずっと恐ろしいんですよ、と。

普通、12月31日にこんな記事を書く人間なんて、頭がイカれていますよね?

だが、私の真意は「2018年からはその事がより表面化していくだろう」という暗示だったわけです。今年はまだ一カ月を残しますが、振り返ると、二つありました。

一つは、ロシア大統領選でのプーチンの異常ともいえる核戦力誇示

プーチンとロシア国防省は開発中又開発済の新兵器を次々と公表しました。

プーチンは自ら大スクリーンを使ってそれを解説しました。そして、その際に、新型ICBM「RS-28」(別名サルマト)がフロリダ州を攻撃するCGまで流しました。

(信じがたいほど巨大な核ミサイル「サルマト」 出典:https://www.youtube.com/watch?v=p0iZ4B-I-sU)

Испытания МБР тяжёлого класса «Сармат» на космодроме «Плесецк»

(サルマトの発射実験)

仮に日本で安倍さんが中国や北朝鮮に対して新型核兵器を誇示してみせれば、メディアは総発狂だと思いますが、ロシアでは許容されるどころか、「わが国を偉大にした」として支持率がアップする。だが、プーチンや習近平より安倍さんが「極右」に見えるのが、自称左派・リベラル派のかけている「魔法の色眼鏡」というやつらしい(笑)。

さて、もう一つが、「INF(中距離核)全廃条約の破棄」です。



またしても中国の責任が大だった

中距離核戦力とは、具体的には「射程500キロから5500キロの核ミサイル」のこと。これは冷戦末期の1987年末にレーガンとゴルバチョフが調印した核軍縮条約の一つです。

2018年10月20日、トランプ大統領はこの条約の破棄を正式に表明しました。

理由は、ロシアのほうは条約に違反しているのにアメリカだけが守ることはできないというもの。一例として、ロシアが2017年に巡航ミサイルを配備したことを挙げている。

このINF全廃条約破棄決定に対して、プーチン側近の一人、ロシア大統領補佐官のアンドレイ・ベロウソフは「ロシアは戦争に備えている」などと発言してけん制しました。これは彼の独自発言というより、プーチンが考えていることを代弁したものでしょう。

核戦争の歯止めの一つがなくなったという意味で、大変ヤバいニュースです。

私もこのサイトで同条約はすでに形骸化しているという意味のことを述べてきました。しかし、正式に破棄になったことで、米ロとも同型の核ミサイルを自由に開発・配備可能になります。これにより、「相手が配備するならこっちもやらねば」というふうに、互いに疑心暗鬼に陥って、核軍拡競争へと繋がる懸念があります。

はっきり言って、責任のかなりは中国にあるんですね。米ロが条約に拘束されているのに、中国は拘束されない。その結果、中国は中距離核ミサイルを配備し放題。

しかも、主な標的は日本・台湾・グアムです。核ミサイルは数十発、弾道ミサイルは数千発とも言われている。周辺地域の緊張を高めているのはこういう中国の野放しの軍拡と侵略的意図ですが、中国のほうは例によって日本に責任転嫁しています。

そして、その手先をしているのが鳩山由紀夫のようなトンチンカンなのです。

こういう無責任人間が、本当は中国の悪を増長させている。

いずれにせよ、今年、世界は核戦争にまた一歩近づきました。

次回はこの問題をもっと掘り下げます。アメリカにも大きな責任があるということと、日本もまた巻き込まれつつあるという話をします。

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