みなさん、こんにちは。
「3・11」からとうとう8年も経ちましたね。
震災で犠牲になられた方々に対して、改めてご冥福をお祈りします。
ところで、同じ太平洋プレートで、北海道沖と関東沖がまだズレ残っています。過去の例からすると、東北で大震災が起きれば、関東は10年以内に起きています。
そろそろ関東地方で大き目の地震が来る頃かなと、注意しています。
くれぐれも震災直後の「火災」にお気をつけください。
国の有識者会議のシミュレーションでも、地震それ自体よりも、火災による二次被災による死者のほうがはるかに多いという結果が出ています。
火災が起きても「消防車はまず来ない」と思ったほうがいいですね。
火災が多発し、道路が寸断されている影響もあるが、何よりも水道が使えないケースが多発する。それらが復旧するまで、火災は事実上放置されると覚悟したほうがいい。
首都圏の住宅密集エリアにとって、実はこれが一番怖い。
「大変な揺れで、家の中が無茶苦茶になったけど、自宅そのものは壊れていなくて一安心」と胸を撫で下ろしていたら、それから10時間後に巨大火災が迫ってきた・・。
首都圏ではそういうケースがあちこちで起きるはず。
だから、地震後、あなたの住んでいる地域で「小さな火災」が起きていないか、全力で注意しましょう。水道が使えないと、小火災ですら消火するのは難しいです。地震それ自体よりも、そういった原因による延焼のほうが怖いかもしれません。
「ここへ逃げ込めば安全」という避難場所とそこまでのルートは、しっかりと頭に叩き込んでおきましょう。「ぶっつけ本番で何とかなる」は単なる認知バイアスです。
国や各自治体がしっかりハザードマップを公開してくれています。リスクの高い住宅密集地はたいてい真っ赤に塗られています。
「水と食料」以外に何を準備しておくべきか?
さて、一連の記事で、水の備蓄については取り上げました。
食料に関しても「缶詰」についてはこの前取り上げました。
缶詰以外には、やはりカップ麺やレトルト米飯などが備蓄のスタンダードではないかと思います。まあ、水さえあれば、人間は何も食べなくても2週間は生きられるので、食料に関してはそれほど神経質にならなくても大丈夫でしょう。
今回取り上げたいのは「水と食料」以外に準備したほうがよいものです。
第一に、携帯ガスコンロと燃料
それとフタ付き鍋があればOK。お湯を沸かせるだけでなく、生米も焚けます。
とくに冬場、自力で温かい食べ物を作れるのは大きなアドバンテージ。
第二に、懐中電灯と電池
人工の光がない夜はまさに暗黒。人によっては恐怖を感じるでしょう。
そして、そういう慣れない夜は、地震当日からやって来ます。
「懐中電灯」といっても、ランタン式や据え置き式のものも揃えたほうがいいでしょう。今ではダイソーなどの100円ショップでも、様々な種類を安く調達可能です。
第三に、情報機器
やはりサバイバル時での筆頭に挙げられるのはラジオだと思います。
しかも、手回し式のラジオ。
大震災時には、ラジオはほぼどの局も震災放送に切り替わります。だから、点ければ、とりあえず情報が流れてきます。
震災用として、ライトやスマホ充電源などが付いているタイプもあります。
第四に、ウェットティッシュとボディタオル
フロ・シャワーは当面、お預けの可能性もあります。手洗いすらできないかもしれません。だから、ウェットティッシュとボディタオルはやはり不可欠かと。
ここでは誰の家にも必ずあるモノは紹介しませんが、ちょっとした旅行時に持っていく洗面用具、歯磨きセット、タオル、着替えなどが必要なことは言うまでもありません。
第五というほどではありませんが、あったほうがいいもの
それはテント。あくまで「万一」用です。“テント”といっても、肩で担げるパック式があり、素早く持ち出すことができます。
首都圏震災では、焼け出される人々が相当数出る事態が予想されます。南海トラフ地震では何百キロもの沿岸部に凄まじい津波が押し寄せます。
家を失う人々が大量に出た場合、避難施設がパンクする可能性が高い。はっきり言って、まともな屋内に避難できればラッキーなほうだと思います。
「野宿」にしても、テントのあるなしで大違いです。野宿経験者なら分かると思いますが、人間はやはり何か「囲い」に覆われていないと本能的に安心できないんですね。そのストレスは想像以上で、数日で精神的にも参ってしまうでしょう。
ちなみに、自宅を失った際の非常手段として、レンタルスペースの活用については以前に記事にしました。コンテナ据え置きタイプだと、震災でもまず大丈夫です。
あと、あったほうがいいものとして、以下でしょうか。
本場のスイスナイフは20年以上経ってもまったく錆がありません。
というわけで、昔の人が唱えていた次の教訓を思い出す次第です。
「備えあれば憂いなし」
ワンタッチテント
スイスナイフ
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