【Gatebox】リアル“ミラーガール”登場か? ついにホログラムキャラと会話できる時代へ!

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みなさん、こんにちわ。

いやはや、どえりゃーもんが発売されましたな。

それが「ホログラムのキャラと次元を超えた共同生活が現実になる!」という「Gatebox」。発売元は株式会社ウィンクル(*以下画像・動画は同社から)。

言ってみれば、ボーカロイドの「ホログラム三次元(人工知能付き?)バージョン」といったところでしょうか。

このカプセルの中に出現するキャラが「逢妻ヒカリ」。

この美少女キャラが、ユーザーの音声や行動を認識して、部屋の家電を制御したり、ネットの情報を代弁したりするという。たとえば、「テレビ見たいな」でテレビをつけてくれたり、グーグルカレンダーと連携して「おはよう」と朝を知らせてくれたり、その日の天気を教えてくれたりする、という。

男性のアップのところでドン引きしないように(笑)。

こういうのは、やはりカワイイ子でないと駄目らしい。ジャイ子とか、オバさんキャラ、ブルース・リーなどを登場させると、かえってそっちの趣味のほうがヘンタイだろう。いや、女性ユーザーだと、ブルース・リーはアリかもしれない。もちろん、女性の場合は例の少女マンガ風のイケメンキャラが主だろうが・・。



まさか「ミラーガール」がこんなに早く出てくるとは・・

さて、発売元の説明によると、当初は「逢妻ヒカリ」と3つのコミュニケーションを楽しめるという。

1・Active

  • 最高の癒しの一言を主人の動きや時間に合わせて、キャラクターが自律的に話しかけてくれます。 主人が朝起きる時間や夜帰ってきたことを認識し、思いやりの一言を言ってくれます。

2・Talk

  • 疲れた時の話し相手に主人が話しかけると、その言葉を認識して返事をしてくれます。まだ多くの言葉は分かりませんが、主人を癒すために頑張ります。

3・Chat

  • 主人の帰りを待っている。チャットアプリを通じて、離れていてもメッセージのやりとりができます。 主人の帰りが遅いとキャラクターが寂しがることがあるのでご注意ください。

かくして、「癒しのコミュニケーション体験」ができるのだという。

まだ技術的には途上かもしれないが、ついに架空のキャラクターとこういう日常生活上のやり取りができる時代が到来したことで、私はSF作家の山本弘氏の『アイの物語』という作品の中に登場する「ミラーガール」という短編を思い出した。

これは文字通り、鏡の中にいる人工知能付きのキャラクターのお話である。少女の純粋さがとても愛らしいのだが、最後にちょっと不気味な含みがあり、そのちょっとした怖さが物語を味わい深くしている。この短編を含めた『アイの物語』はお勧めの小説である。

しかし、漠然と、現実化するのはもう少し先だと思っていたので、この「Gatebox」を知った時には、たいへん感心した。人工知能が急激なスピードで発達しているので、すぐにリアルな会話が可能になるに違いない。VRの中では等身大キャラ相手に、すぐに可能になるだろう。

ちなみに、「Gatebox」は技術的にはこういう感じだそうな。

なるほど~。この最後の、HDMIケーブル経由でPCと接続でき、好きなキャラクターを登場させることが可能という点が、うまい具合に発展余地を残していますな。これから中小業者や個人などが続々と「Gatebox」対応のオリジナルキャラを発売していけば、「Gatebox」自体がプラットホーム化していく将来性も見えてくる。

ま、日本のPC創生期がそうだったように、凄まじい勢いでエロコンテンツが登場するかもしれませんな。もうVRは完全にそうなりつつあるし(笑)・・。

開発者の声

以下は開発者ウィンクル代表取締役社長の武地実氏のインタビュー記事から。

好きなキャラとの共同生活を叶える“ホログラム”ロボット「Gatebox」

好きなキャラとの共同生活を叶える“ホログラム”ロボット「Gatebox」
ウィンクルは1月18日、ホログラムコミュニケーションロボット「Gatebox」のコンセプトモデルを発表した。ホログラム投影技術と各種センサを活用して、専用デバイスに表示されるデジタルキャラクター「逢妻ヒカリ」と、リアルなコミュニケーションを...

「初音ミクと暮らしたいと思ったことが開発のきっかけ。僕らの考えるIoTは、便利さじゃなくて、好きなキャラクターとの共同生活を実現すること。ターゲットはオタクの男性」――そう言い切るのは、ウィンクル代表取締役社長の武地実氏。同社は1月18日に、ホログラムコミュニケーションロボット「Gatebox」のコンセプトモデルを発表した。

 Gateboxは、ホログラム投影技術と各種センサを活用して、専用デバイスに表示されるデジタルキャラクター「逢妻ヒカリ(あずまひかり)」(以下、ヒカリ)と、リアルなコミュニケーションを楽しめるホログラムロボット。キャラクターデザインは恋愛シミュレーションゲーム「ラブプラス」などで知られる箕星太朗氏が手がけた。

世の中には、先駆者がいるもんですな。

私は近年、「見えざる政府」The Invisible Governmentの巨大な陰謀とか、そこから見えてくる人類の未来とか、その対抗策とか、そういうことばかり調査したり、考えたりしていたため、すっかり世の中の先端カルチャーから取り残されてしまった。

実は、この「Gatebox」を知ったのもつい最近である。しかも、あまりに悪ばかり見ていると、こっちの心まで荒んでくる(元から荒んでいた?)から困る。

そういうわけで、私も何か癒しが必要かな、と思う今日この頃である・・・。

 

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