トランプ

テロ・紛争・戦争・崩壊

世界一の有言実行男トランプは年末年始に北朝鮮と開戦するか?

トランプ大統領は、国際社会の批判をかえりみず、エルサレムをイスラエルの首都と認めました。さっそくアラブ各地でデモ・暴動が発生していますが、トランプ政権は現状を追認したものにすぎないとして決定を翻すつもりはありません。アラブ諸国すべてを敵に回...
中東・アフリカ

トランプは真シオニズムに基づいてエルサレムをイスラエルの首都と認めた

みなさん、こんにちわ。いよいよ来たか、という感じです。米トランプ政権 エルサレムをイスラエルの首都と認定へ 12月6日 11時02分アメリカのトランプ大統領は、中東のエルサレムをイスラエルの首都と認めた上で、現在、テルアビブにあるアメリカ大...
テロ・紛争・戦争・崩壊

中東大戦を引き起こそうとしているイスラエルの謀略

北朝鮮問題の「次」も見据えておかなければなりません。最近、サウジアラビアの権力闘争が話題になったことはご存知かと思います。サルマン国王の息子ムハンマド皇太子が「汚職対策」として、11人の王子、数十人の現職また元閣僚など、200名近い重要人物...
テロ・紛争・戦争・崩壊

トランプは朝鮮半島を中国に売ったのではないか【後半・韓国編】

さて、後編です。なぜか間に二つも記事が挟まってしまいましたが。アジア歴訪したトランプ大統領は、韓国の文在寅大統領(以下ムン)に対しては愛想がよくありませんでした。この人はもともと反米反日・従北派のノ・ムヒョン大統領の側近だったんですね。それ...
テロ・紛争・戦争・崩壊

「やらせはせんぞ!」という一年前のトランプの言葉を覚えているか?

まずは速報から先に。2017年11月29日未明、北朝鮮が過去最大級の弾道ミサイルを発射しました。なんでも新型ICBM「火星15」とか。ミサイルは高度4475キロに達し、約53分にわたり、950キロ飛行したそうです。朝鮮中央テレビは、米本土全...
テロ・紛争・戦争・崩壊

トランプは朝鮮半島を中国に売ったのではないか【前半・北朝鮮編】

2017年11月8日から10日にかけてトランプ大統領が訪中しました。習近平政権の二期目――しかも新指導部は習派がメイン――発足の直後に米大統領がやって来るという形式は、中国史に詳しい人なら隠れた意味が分かると思います。中国の歴代王朝は、新皇...
外交・安全保障

なぜトランプの韓国国会演説こそアジア歴訪のハイライトなのか

2017年11月5日、トランプ大統領夫妻が「エアフォース・ワン」で来日しました。そして約10日間かけてアジア歴訪を終え、最終地のフィリピンから帰国の途につきました。韓国にはもともと行きたくなかったのに懇願されたから立ち寄った、という話もあり...
テロ・紛争・戦争・崩壊

何度でも言う、北朝鮮との戦争はすでに始まっている

私が北朝鮮絡みで何かを書くと、しばらくしてそれが現実化したり、世間でクローズアップされたりするので、たいへん予言的で驚かされるという声が私のところに幾つか届いている。実際のところ、なぜ的中するのかは私にも分からない。私は特殊なソースから情報...
テロ・紛争・戦争・崩壊

2019年、アメリカはイスラエルと共にイランと戦う

みなさん、こんにちわ。昨日、NHKの夜ニュースで、9月の国連総会でのトランプ演説を改めて取り上げていました。ただし、北朝鮮関連ではなく、米大統領がいかに口を極めてイランを非難していたかという内容でした。はっきり言って遅いんですね。私は演説直...
テロ・紛争・戦争・崩壊

朝鮮人民軍は大量破壊兵器を持って地下トンネルから現れる

第二次朝鮮戦争は、歴史上類のない、特異な戦争となると、私は予測する。それは主に二つの特徴があると私は述べた。前々回と、前回は、その「一つ目」だった。今回は「二つ目」。ここからが、この戦争のいっそう異様な展開だ。言ったように、開戦すれば北朝鮮...
テロ・紛争・戦争・崩壊

究極のエアシーバトルが朝鮮人民軍を封じ込める

米軍が北朝鮮に対して予定している今回の軍事作戦は、人類がこれまで見たことがない「究極のエアシーバトル」になるのではないか、と私は予想する。朝鮮人民軍は、コンピュータを備えた機械に殺戮されていくだろう。米軍は史上空前の戦力の集中・一挙投入作戦...
テロ・紛争・戦争・崩壊

米軍の超ハイテク戦こそバノンの言う「方程式の解」だ

私は素人だが、なんとなく第二次朝鮮戦争は前代未聞の戦いになるのではないか、という気がしている。文字通り、歴史上類のない、特異な戦争である。それは主に二つの特徴がある。まずは一つ目から。北朝鮮との戦争では、前々から一つの懸念があった。先ごろ首...
オピニオン・提言系

日本は北朝鮮との戦争の「機」を間違えていないか

9月26日、トランプ大統領は、ホワイトハウスでの記者会見で、北朝鮮に対する軍事オプションについて、準備は完全に整っているとし、「選びたくないが、必要であれば躊躇しない」と発言した。アメリカが北朝鮮の核保有を認めるか否かといった悠長な議論の段...
テロ・紛争・戦争・崩壊

アメリカが北朝鮮の核保有を認めるという主張ほど、アメリカを理解していないものはない

9月22日、トランプ大統領は次のようなツイートをした。北朝鮮の金正恩は明らかな狂人だ、国民を飢えさせたり殺したりすることをなんとも思わない、かつてなかったほど試されることになろう。もちろん、金正恩を“テスト”するのが米軍であることは言うまで...
テロ・紛争・戦争・崩壊

【第二次朝鮮戦争】2017年12月開戦説

安易に「開戦はこの頃だ」と口にすることは慎むべきだろう。ただ、一つの見方を提示したくなったので、この記事を記すことにした。9月11日の制裁決議により、北朝鮮は輸出収入の9割を断たれる見込みになった。これは「兵糧攻め」だ。広義の戦争はこの日を...
テロ・紛争・戦争・崩壊

なぜ安倍総理のNYT寄稿と国連発言は重要なサインなのか

北朝鮮との戦争はいつ始まるのだろうか。もう始まっている。私見では、開始の日付は9月11日。つまり、広義の意味での戦争は始まった。問題はいつ頃に「実戦」になるか、ということ。トランプ以外にも、それを探る上で重要なサインが発せられている。一つは...
テロ・紛争・戦争・崩壊

トランプ国連演説は「悪の枢軸」の“残り2カ国”の打倒宣言だ

トランプ大統領が現地時間9月19日、NYの国連本部の総会で演説しました。トップニュースで詳しく報じられているので、私などが繰り返す必要はないです。しかし、日本人の関心は北朝鮮問題に偏っていて、その色眼鏡で演説を見てしまうと、本質を逃してしま...
テロ・紛争・戦争・崩壊

今度のアメリカの戦争のやり方は怖いくらいに上手すぎる

9月3日の北朝鮮の6回目の核実験(水爆級)を受けて、マティス国防長官らと国家安全保障会議(NSC)を開いて対応を協議したトランプ大統領は、会議終了直後、記者団から「大統領、北朝鮮を攻撃しますか?」と尋ねられると、次のように答えた。We'll...
テロ・紛争・戦争・崩壊

2017年9月11日、北朝鮮との戦争が始まった

奇しくもNY同時多発テロから16年目を迎えた先の9月11日、北朝鮮に対する国連安保理の追加制裁決議が可決した。北朝鮮が9月3日に強行した水爆実験に対するものだから、異例のスピードだ。その3日後には当初案を各国に提示しているから、米国はかなり...
テロ・紛争・戦争・崩壊

水爆実験でついに時間の問題になった第二次朝鮮戦争

今、多くの知識人や専門家の人たちが私のサイトを見に来るようになっています。私は「自分は知識人・言論人ではなく、専門家ではない」と繰り返し断っていますから、皮肉なものです。プロ筋までが「山田がまた何かネタを出すのではないか」と期待して当サイト...
事件・時事

バノンの「我々が戦って勝ち取ったトランプ大統領は終わった」の意味

「トランプの敵と戦争を始める。連邦議会やメディアや米経済界にいる敵だ」そうテレビのインタビューで放言してホワイトハウスを去ったスティーブ・バノンとは、いったい何者だったのでしょか。そして「何」が起こったのでしょうか。彼は海軍、ゴールドマン・...
テロ・紛争・戦争・崩壊

マスコミが報じないバノン首席戦略官追放の超真相

先ごろ、スティーブ・バノン首席戦略官が役目を解任されましたが、この件に対して、メディアは「強硬派のバノン氏」と「クシュナー氏などの穏健派」との対立が背景にあったと、判で押したように報道しています。たしかに移民政策や対メキシコ姿勢では、バノン...
テロ・紛争・戦争・崩壊

なぜ中国が送油管のバルブを閉めると第二次朝鮮戦争になるのか?

まず前回の記事で肝心なことを書き忘れていました。仮に今の日本がアメリカの後方支援という形で北朝鮮と交戦状態に突入し、また憲法改正に踏み切ったら、これほど明確な「戦後日本の終わり」はないだろう。さて本題。さる8月5日、国連安保理は北朝鮮に対す...
テロ・紛争・戦争・崩壊

ロックフェラーがついに第二次朝鮮戦争のサインを発したか

ダンフォード統合参謀本部議長、ハリス太平洋軍司令官、ミリー参謀総長らの最近の発言を引用して、私は彼らの本音を、前回の北朝鮮関係記事で以下のようにまとめました。暗に「われわれは朝鮮半島がどうなろうが、米本土の安全保障を優先する」と、語っている...
テロ・紛争・戦争・崩壊

中国の政治利用を終えたアメリカは対北“核戦争”へと突き進む

みなさん、こんにちわ。7月28日夜、北朝鮮がICBM)「火星14」の発射実験に成功しました。朝鮮中央通信によると、高度は3724.9キロに達し、47分12秒の間に998キロ飛行した」という。北は自身のミサイルに関する非常に細かいデータもちゃ...
テロ・紛争・戦争・崩壊

なぜ北朝鮮は「核戦争ガー」と喚き散らしているのか?

先日、北朝鮮がわざわざ米独立記念日を狙って、アラスカまで届くICBMの発射実験を行うと、アメリカはさっそくグアムの基地からB1B爆撃機2機を飛ばし、公然と大型爆弾を使った「ミサイル発射装置の破壊訓練」を実施しました。ヘイリー国連大使は、国連...
テロ・紛争・戦争・崩壊

7月4日、北朝鮮は米独立記念日を意識してICBMを発射した【速報】

今回の記事はいそぎ。2017年7月4日の午前9時40分ごろ、北朝鮮が日本海に向けて弾道ミサイルを発射しました。高度は2300キロから2500キロ以上と推定。その後、朝鮮中央放送は「午後3時(日本時間同3時半)から特別重大報道を行う」と予告。...
テロ・紛争・戦争・崩壊

なぜ7月後半から北朝鮮との戦争前夜に入るのか? 開戦の兆候を読む

北朝鮮問題に関しては、私は一貫して「核戦争になる」と主張しており、その真因として、世界支配層や米・イスラエル、あるいは軍産複合体などの「内部理由」を挙げてきました。そういった「構造」から戦争が引き起こされると思っています。第一次や第二次の世...
テロ・紛争・戦争・崩壊

ついに「米世論」を完全に敵に回した北朝鮮

6月19日、北朝鮮から植物人間状態で釈放された大学生のオットー・ワームビアさんが死亡しました。トランプ大統領は同国を非難し、「無実の人がこのような悲劇に遭わないようにする決意を新たにした」という、意味深な発言をしました。ワームビア氏解放の立...
政治・社会

共謀罪(テロ等準備罪)の対象277の罪一覧

2017年6月15日、国会にて「テロ等準備罪」を新設する「改正組織犯罪処罰法」が自民・公明などの賛成多数で可決しました。法務省によると、7月11日に施行されます。もともと「組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律」(通称・組織犯罪...
テロ・紛争・戦争・崩壊

やはり中ロは仮想敵国だと断言したマティス

さて、前回、マティス国防長官が「アメリカは戦争を望んでいない」と世界に深く印象付ける工作をしているという話をしました。実は、私がもう一つ、気になったことがある。それがマティス発言の次の箇所です。第二次大戦後に構築された国際秩序は「再起を果た...
テロ・紛争・戦争・崩壊

マティス国防長官の発言の裏を読む【第二次朝鮮戦争】

つい先日、ジェームズ・マティス氏がこんな発言をしました(傍線太字等筆者)。北朝鮮は「最も喫緊で危険な脅威」 “狂犬”マティス氏が予言「力の均衡、列強競争の時代に」2017.6.13(前略)世界の安全保障環境に関して証言した。マティス氏は、米...
テロ・紛争・戦争・崩壊

見えてきた共産中国の終わりとラストエンペラー習近平

みなさん、こんにちは。いきなりですが、下の経済産業省作成のグラフをご覧ください。中国の生産年齢人口(15歳~64歳)が今ちょうどピークを過ぎて、これからどんどん下降していくことが分かります。このデータの意味するところは、ある意味、恐ろしい話...
テロ・紛争・戦争・崩壊

北朝鮮への攻撃は7月後半以降

みなさん、こんにちは。私は当初、トランプ政権が中国に与えた「チャンスの期間」ですが、おそらく、1か月前後の「ショート」か、それとも半年以上1年未満の「ロング」か、どちらかだと考えられる。(略)その間の「ミドル」は、可能性として一番低いです。...
テロ・紛争・戦争・崩壊

イラン大統領選挙、ライシ氏当選で対米戦争へ突入か!?

5月下旬、トランプ氏が大統領就任後、初の外遊を行います。行き先は、サウジアラビア、イスラエル、パレスチナ自治区、バチカンなど。実は、大統領になって初の外交相手(電話したり、会談したり)も、これらの国々の首脳だったんですね。彼はこのところ北朝...
外交・安全保障

【米朝交渉】崔善姫(チェ・ソンヒ)北米局長の笑顔の謎

さて、アメリカが北朝鮮に対して「核・ミサイル開発を放棄しろ」と要求を突きつけていることは散々述べましたが、気になるのは、この要求が中国を通して4月の前半に伝達されていたとしたら、その後に相次いだ韓国系アメリカ人の拘束は、もしかすると北朝鮮な...
テロ・紛争・戦争・崩壊

北朝鮮の立場が真珠湾攻撃前の日本と類似

みなさん、こんにちは。遅きに失した感があるが、ようやく北朝鮮問題の焦点が明白になりました。まずは前回も紹介したこのロイター電(太字傍線筆者)。核放棄なら米朝首脳会談も  2017年 05月 9日 02:01 JST 【北京、東京共同】トラン...
テロ・紛争・戦争・崩壊

アメリカは「対北版ハルノート」を突きつけているのか?

5月8日と9日、ノルウェーのオスロで、米朝非公式協議が行われました。報道によると、北朝鮮外務省の崔善姫(チェ・ソンヒ)北米局長と、アメリカの民間有識者(元政府高官)による会談ということです。アメリカが突きつけた条件が明らかになる同じ頃、アメ...
テロ・紛争・戦争・崩壊

第二次朝鮮戦争が起きる構造――トランプ政権と軍産複合体の利害の一致

空母「カール・ビンソン」がどこをどう動いたとか、北朝鮮がどこへ向けてどんなミサイルを発射したとか、そういった表面の情報を追うこともいいですが、やはり「戦争はなぜ起きるのか」という「構造」を見極めることが一番重要だと思います。「対話」や「平和...
テロ・紛争・戦争・崩壊

韓国に裏切りの代償を支払わせ、同時に北朝鮮を暴発させる計画

さて、前回、私は次のように記しました。意外と、わざと文在寅(ムン・ジェイン)当選後に開戦にもっていくのではないかと、睨んでいます。その理由は、彼があのノ・ムヒョン氏の後継者だからです。これだけでは何のことか分かりませんね。なんで彼がノ・ムヒ...
テロ・紛争・戦争・崩壊

【第二次朝鮮戦争】アメリカが戦うのは自分自身のためである

さて、朝鮮半島情勢に関して、どうも「ろくでもないシナリオ」というか「陰険な策略」が見えてきたので、数回に分けて全体像を描写したいと思います。最近、やたらと1994年の第一次核危機と比較して、「戦争になれば今回も同じように韓国や米軍に大量の犠...
テロ・紛争・戦争・崩壊

5月に対北攻撃の政治的条件と軍事的条件がピタリと揃う訳

私は4月16日の以下の記事で、次のように記しました。こうして、ロシアは直接戦闘に介入しないが、影で米空母艦隊の情報を提供することで北朝鮮に攻撃させる、というわけです。(略)朝鮮人民軍は、通常ミサイルか、弾道ミサイルか、魚雷か、機雷か、それと...
テロ・紛争・戦争・崩壊

【第二次朝鮮戦争】なぜアメリカの対北先制攻撃は合法なのか?

相変わらず「日本や韓国に被害が出ることを恐れてアメリカは戦争しない」という見方が強い。仮に今回、開戦が一時先延ばしになったとしても、朝鮮戦争の再開自体は避けられないし、だいたい彼らが日韓の被害などさして気にするとは思えない。傍証として199...
テロ・紛争・戦争・崩壊

「ネオ・ネオコン」の本性を現し始めたトランプ政権

みなさん、こんにちは。先日、トランプ大統領はシリアの空軍基地に対して59発のトマホーク巡航ミサイルをぶちかましました。不謹慎でしょうが、この出来事を分析するといろいろなことが見えてきて、おもしろいといえば、おもしろい。これは“あの事件”の意...
テロ・紛争・戦争・崩壊

北朝鮮との開戦は時間の問題!? 4月下旬から5月上旬にかけてか!?

今日は4月4日です。記事というより、至急版です。重要な「サイン」が立て続けに入ってきましたね。米軍単独で北朝鮮を殺るというメッセージトランプ大統領は、中国が北朝鮮の問題の解決に向けて役割を果たさなくとも、「我々だけでもやる」と“単独行動”の...
テロ・紛争・戦争・崩壊

朝鮮半島に平行して中東・ウクライナ情勢も着々と悪化中

みなさん、こんにちは。北朝鮮情勢が緊迫していますね。報道によると、ほんの数日前から、山口県岩国の在日米軍基地に配備されたばかりの最新鋭ステルス戦闘機F-35Bが、北朝鮮と隣接する韓国北東部・江原道の演習場で、初の「精密爆撃訓練」を実施してい...
テロ・紛争・戦争・崩壊

共産中国の運命は決した――開戦滅亡か、内乱分裂か、二つに一つだ!

さて、前回からの続きだが、ある意味、ここから本題である。中国はリーマン・ショック以降、空前の財政出動によって景気を下支えしてきた。これは日本のバブル崩壊後の対策に倣ったものらしい。この中国の思いきった景気対策は、当時の日本と世界の景気回復に...
テロ・紛争・戦争・崩壊

すでに始まったトランプの米国 VS 中国の激突

2006年以降の「流れ」を説明したのが前の二記事だった。いわば「縦軸」の視点である。対して、この記事では、主として「横軸」の視点から、中国を取り巻く現状、そして同国の「これから」を予想してみたい。米中は根本的な面で衝突し始めたこれは「トラン...
中国・アジア

なぜ共産中国は”打倒”されるのか? その知られざる根源的理由

「アメリカの「打倒中国路線」は2006年から始まった」のつづき。2000年に大統領に就任したプーチン&旧KGB軍団による猛烈な反撃があり、そこへさらに胡錦濤の中国が「反欧米」で合流したため、世界は冷戦バージョン2へと移行しました。しかも、今...
テロ・紛争・戦争・崩壊

中東大戦→新中東秩序、そしてレヴァントの覇者「大イスラエル」が誕生する

いよいよ、これまでの記事の結論部分に入ります。くどいようですが、過去のシリーズを改めて列挙します。以下を踏まえた上で、「これから起きるであろう出来事」について、私なりの推測を述べるのが当記事の趣旨です。 衝撃の仮説――シリア内戦の真の目的は...
テロ・紛争・戦争・崩壊

とうとう自分の死刑執行書にサインした金正恩――執行人はむろんトランプ大統領

みなさん、こんにちわ。2017年2月12日、日本時間の朝8時ちょっと前、北朝鮮が新型弾道ミサイルの発射実験を行いました。トランプ政権後としては初の試みです。このニュースに関して多くの解説が行われていますが、私的には突っ込み不足に思えて不満な...
テロ・紛争・戦争・崩壊

米で大型テロ(しかも核テロの可能性も)が迫っている! そして中東での宗教戦争を始めるトランプ!

「最近の『週刊朝日』は小学生に記事を書かせるようになったのか・・」と、唖然としていたら、“作家”の室井佑月氏の筆によるものだった・・・ということがあって、このごろ同誌に失望を禁じえなかったのですが、なんのなんの、つい先日、貴重な情報が満載の...
テロ・紛争・戦争・崩壊

2017年ウクライナ紛争が再燃! それは対イラン戦と関係する!

みなさん、こんにちは。どうやら風雲急を告げてきたようです。私は昨年、こういう記事を書きました(*傍線太字は今の筆者による)。イスラエル目線で改めて状況を整理すると、こうなると思う。 イラン打倒を確実にするためには、ロシアの対イラン支援を阻止...
テロ・紛争・戦争・崩壊

なぜアメリカの中東難民受け入れ拒否は“凄まじい身勝手”なのか

トランプ大統領が難民受け入れを一定期間、全面凍結する大統領令に署名したことが波紋を広げている。しかも、米国にとって有害となりうる国の国民に対しては、ビザ発給を90日間停止するという。その入国禁止措置の対象となるのはシリア、イエメン、スーダン...
中国・アジア

影の政府の内部事情とキッシンジャー・リターンズ、そしてレーガンの再来トランプ Henry Kissinger Returns

軍事タカ派とユダヤ金融と国内優先派の連合体であるトランプ政権は、こと対外政策においては、対ロを除いて極めて強硬です。この点で「ネオコンの再来」なら、対ユーラシア外交ではキッシンジャー本人の再登場という点が、まことに興味深い。影の政府内部で“...
中国・アジア

打倒イラン・中国を目指すトランプ“ネオ・ネオコン”政権

トランプ新政権の対外姿勢がほぼ浮き彫りになってきました。まず、プーチンとロシアに対しては極めて宥和的です。報道によると、どうやらロシアの情報機関にトランプ個人が弱味を握られているらしい。MI6元幹部のソースなので一定の信憑性があります。まあ...
テロ・紛争・戦争・崩壊

トランプは史上最強の「反中国・北朝鮮」大統領となる!(中国編)

金正恩が「新年の辞」で「ICBM発射実験の準備が最終段階に入った」と自慢すると、それを挑発と受け止めたトランプが「させてたまるか!」とツイートした、というのが前回の話。それも含めて、米「奥の院」および表のトランプ政権が今後どう出るか? 19...
テロ・紛争・戦争・崩壊

トランプは史上最強の「反中国・北朝鮮」大統領となる!(北朝鮮編)

年末年始に北朝鮮がらみの重要な情報が入ってきた。一つは昨年末。北朝鮮の元駐英公使だったテ・ヨンホ氏が記者会見し、「北朝鮮は核兵器を完成させる目標を立てており、金正恩がいる限り絶対に放棄しない」という意味のことを語った。テ氏は昨年韓国に亡命し...
テロ・紛争・戦争・崩壊

2017年に始まる中東危機 再び石油危機がやって来る

さて、次期トランプ政権ですが、国防長官のジェームズ・マティスと、安全保障担当補佐官のマイケル・フリンは、共にイランとイスラム教に対する強硬派です。つまり、大統領・国防長官・安保担当補佐官の米軍3トップが対イラン強硬派。これは対イラン戦の布陣...
テロ・紛争・戦争・崩壊

トランプ次期政権はやはり北朝鮮を殺る!

これまで散々、トランプさんが極端にイスラエル寄りの人であることは説明してきました。それゆえ、彼が米大統領としてイスラエルをバックアップするので、近い将来、イスラエルとイランとの戦争は不可避である、と。このことは、たぶん、2017年の半ばくら...
政治・社会

トランプが影の権力に対して立ち上がったという見方は完璧に崩壊した

さて、「やっぱり」と思えるニュースが飛び込んできた。【米政権交代】クリントン氏追及しないトランプ氏に保守派反発 2016.11.23ドナルド・トランプ米次期大統領が、民主党候補だったヒラリー・クリントン氏の国務長官時代のメール問題について追...
政治・社会

米大統領選は「金融資産系 VS 実物資産系」シオニストの代理戦争か?

みなさん、こんにちわ。「櫻井ジャーナル」のほうで、「露外務省の広報担当が米大統領選でトランプが勝利した理由をユダヤ系資金が原因だと示唆した 2016.11.19」と題する興味深い記事が掲載されていた。11月13日に放送された番組の中でロシア...
政治・社会

続・アステカ帝国の逆襲 そして米国4州は分離する!

さて、前回の記事で「メキシコとは何なのか」を私なりに考えてみました。メキシコは長い間、異文明の移植による拒絶反応に苦しんできましたが、ようやくそれを体内に取り込んで、再びアステカ人の国として甦ったというのが私の見解です。つまり、実態はアステ...
テロ・紛争・戦争・崩壊

CIVIL WARS: THE AZTECA EMPIRE STRIKES BACK(シヴィル・ウォーズ アステカ帝国の逆襲)

近い将来、アメリカ合衆国の南部で・・・。みなさん、こんにちわ。トランプ氏の当選後、全米各地で暴動が発生していますが、ニュース映像を見て何か気づくことはありませんか? そう、やたらと上の旗を見かける(笑)。と、このように、トランプ支持派は概し...
テロ・紛争・戦争・崩壊

トランプ大統領の誕生で中東大戦が勃発か!?

みなさん、こんにちは。11月8日の米大統領選挙は共和党候補のドナルド・トランプ氏が制しました。早くも7月の時点で、中西部の票田の動きなどを読んで「トランプ勝利」を断言し、警鐘を鳴らしていたマイケル・ムーア監督には脱帽せざるをえません。私は一...
オピニオン・提言系

もしも北朝鮮が東京を核攻撃したら?

下は幸福実現党の制作した動画である。断っておくが、私は同党の者ではないし、動画が誘導しようとしている政治的主張には必ずしも賛成できない。ただし、動画の結論がイデオロギー的であっても、シミュレーションにおける物理的な被害想定それ自体の価値が損...
外交・安全保障

なぜ東京五輪開催時には北朝鮮という国は存在しないのか

5ヶ月前、私が『ヒロシマ、ナガサキ、そしてカナガワ』や『「局外中立」ならそもそも北の核ミサイルは飛んで来ない』(*いずれも当時「アゴラ」掲載)等の記事で主張したことが、ようやく専門家の間でも真剣に議論されるようになりました。ただ、いつも何か...