欧米・ロシア・その他

テロ・紛争・戦争・崩壊

なぜ中国の台湾侵攻開始でロシアも息を吹き返すのか?

さて、この記事は前回(↓)の続きです。旧日本軍が大陸で嵌まった泥沼に、ロシア軍も嵌まりつつあるという話でした。しかし、ここから両者の運命は違う道筋を辿るでしょう。日本は英米に敗北しましたが、ロシアは最終的に勝つ可能性があります。第一に核兵器...
テロ・紛争・戦争・崩壊

旧日本軍と似た泥沼にはまり込みつつあるロシア

みなさん、こんにちわ。2022年の2月24日にロシアがウクライナに侵攻したまま、戦争が終結することなく、22年度が終わろうとしています。現在のロシア軍の支配領域は以下。ロシア軍に電力インフラ等を攻撃されて、真冬の中、暖房がない暮らしを強いら...
テロ・紛争・戦争・崩壊

ロシア人にとって、なぜ今のプーチンは「怪獣にボコボコにされながらも未だにスペシウム光線を出そうとしないウルトラマン」なのか?

みなさん、こんにち。ロシア VS ウクライナ戦争ですが、今現在、ロシアがヘルソン州のドニエプル川西岸地区から徹底し、ウクライナ軍がそこを再占領している段階です。大河は天然の障壁のため、ロシア軍としても東岸地区なら守りを固めやすい。さて、先日...
事件・時事

なぜグレタ・トゥーンべリがヒロインに祭り上げられるようになったのか

みなさん、こんにちわ。最近、グレタ・トゥーンベリなるスウェーデンの一少女がやたらとクローズアップされている。そして急激に「反カーボン・キャンペーン」のシンボルになりつつある。日本のNHKなどのメディアも「欧米に遅れるな」と報道を始めた。先日...
政治・社会

先進国最大級のアメリカのあるホームレス地区

みなさん、こんにちわ。少し前にこんな記事が話題になりました。「貧困は暴力や薬物のせいだから自己責任? 日本を見よ!真面目だけど貧困だらけだ」米国メディアの記事に反響 8/7(水) (前略)る『Bloomberg』に掲載されたオピニオン記事が...
テロ・紛争・戦争・崩壊

ホルムズ海峡封鎖よりももっと恐ろしいこと

みなさん、こんにちわ。イランと英米との対立がエスカレートし、日本のタンカーまでが攻撃されると、日本が輸入する石油の約8割がホルムズ海峡を通過することは、よく報道され始めました。しかし、本当は、ホルムズ海峡の問題が真の危機ではない。イランと宿...
オピニオン・提言系

英の駐米大使の「極秘公電漏洩事件」は情報操作目的のヤラセ

みなさん、こんにちは。最近の7月7日、英大衆紙の「メール・オン・サンデー」が、駐米英国大使の「極秘公電」の中身を暴露する出来事がありました。それによると、キム・ダロック(Kim Darroch)大使が、トランプ大統領を指して、「無能」「不適...
中国・アジア

欧米支配層の狙いは「共産中国解体→再植民地化」か?

昨年、トランプ政権は中国に対して2500億ドル規模の関税をかけ、10月にはペンス副大統領が「対中宣戦布告」とも取れる激烈な中国批判演説を行った。要は、中国は、知的財産の窃盗やスパイや為替操作やら、ありとあらゆる汚い手を使って、政治的にも経済...
テロ・紛争・戦争・崩壊

なぜプーチンから見れば日本は「戦前のフィリピン」と同じなのか?

2016年末、プーチンは国民に対して、「ここ数年の間に世界は異常な状況に陥り、その中にあってロシアは生き延びなければならない」という意味の、なにやら覚悟めいた発言をした。そして年が明けると、西側諸国を影から動かしてきたロスチャイルド資本とそ...
テロ・紛争・戦争・崩壊

日本は「ロシア挟撃体制」の一員で本当によいのか?

狙ったわけではありませんが、今ちょうどロシアとウクライナの間で危機が再燃しています。なんでも、クリミア半島周辺のロシアの勝手領海内にウクライナ海軍艇3隻が侵入したため、ロシア側が発砲して拿捕したとか。ポロシェンコ大統領はロシアを非難し、戒厳...
テロ・紛争・戦争・崩壊

世界がまた一歩、核戦争へと近づいたわけだが【おそロシア】

みなさん、こんにちわ。私は以前から、2020年代前半には第三次世界大戦になる可能性がある、しかも、その際に日本に核ミサイルを撃つのはプーチンその人だと、サイトで書いてきました。2017年の年末にはこんな記事を書きました。本当は北朝鮮なんかよ...
事件・時事

ジョン・F・ケネディ暗殺――最後の真実

みなさん、こんにちわ。明日の11月22日は、ジョン・F・ケネディがテキサス州ダラスで暗殺されてから、ちょうど55周年に当たります。暗殺後に米政府が立ち上げたウォーレン委員会は、リー・ハーヴェイ・オズワルドの単独犯行説へと強引に結論付けました...
政治・社会

トランプは本物の“裏切り者”なのか?

みなさん、こんにちは。最近、Qアノン情報から目が離せない。これまで米国内や世界中で好き放題に悪さをやってきた権力者たちが、トランプ政権が密かに準備している秘密起訴状によって一斉逮捕されるという噂が駆けめぐっている。詳しくは、この「サイババが...
オピニオン・提言系

関口宏の『サンモニ』で姜尚中がまたトンチンカン発言をした件

みなさん、こんにちわ。私は昨日、不覚にも日曜日の洗脳番組であるTBSの『サンデーモーニング』(2018.10.21放映)を見てしまい、おかげでネタを得た。内容は「ヨーロッパで移民排斥を掲げる極右勢力が台頭している。これでよいのか。困った、困...
外交・安全保障

やはりトランプの対中強硬外交の裏にいたキッシンジャー博士

みなさん、こんにちは。トランプ政権が中国に対して凄まじい攻勢に出ています。正直、ここまでやるか、というニュースが多くなった。数次にわたる対中制裁により、最終的(?)に、米国に輸入される中国製品のほぼ半額に高関税をかける形になるとか。また、南...
オピニオン・提言系

トランプは本当に世界支配層に対する反逆者なのか?

1997年、IMF金融進駐軍を受け入れたエリツィンのロシアは、「西側」の一員としてサミットのメンバーに迎え入れられましたが(→G8化)、2014年のクリミア侵攻を機にプーチン・ロシアはサミットを追放されました(再びG7へ)。ところが、トラン...
事件・時事

なぜヘンリー王子の結婚で英ウィンザー朝の滅亡が確定するのか?

世界支配層には二系統がある。プロテスタント系統とユダヤ系統である。私は両者がどう始まって、どう動いて、どう結びついて、今日に至ったのか、だいたい把握している。両者は15世紀にはベネチアですでに邂逅している。ただし、この時点では、彼らはまだヨ...
欧米・ロシア・その他

ヨーロッパの影の帝王「ヴェルフ家」【初期の系図あり】

みなさん、こんにちわ。先日の大阪講演はおかげさまで満員御礼でした。遠方からはるばる来られた方も多数いたようで、本当にありがとうございました。玉蔵さんの話も面白かったですね。もう凄すぎて、私は途中で気絶していました。ちなみに、その後のスピリチ...
欧米・ロシア・その他

なぜウィリアム王子は凄まじくハゲているのか?

みなさん、こんにちは。最近、イギリスのケイト王妃が第三子を産まれたというニュースがありました。いやはや、めでたい、目で鯛。ところで、ウィリアム王子を励ましたいところですが、今回見たところ、以前にもましてハゲが増している模様。やはり、みなさん...
テロ・紛争・戦争・崩壊

なぜ金正恩には非核化ができないのか? 米朝交渉は太平洋戦争前の日米交渉だ

4月20日の金正恩の党中央委員会総会での演説が大きく報じられています。「われわれには、いかなる核実験、中長距離や大陸間弾道ミサイル発射も必要がなくなった。北部核実験場も自己の使命を終えた」つまり、以後、核実験とICBM発射実験を中止し、咸鏡...
オピニオン・提言系

「安倍3選を阻止せよ」の黒幕は誰か? ついでにイベント告知!

財務省の福田淳一事務次官が辞任したことがトップニュースで報じられている。夜のNHKニュースは、実に長時間にわたり執拗に報じている。福田氏は、女性記者に対して、プライベートな場で「おっぱい触っていい?」などと訊いたという。それが女性の人権に関...
テロ・紛争・戦争・崩壊

トマホーク 対 S-400 シリアで米ロが激突する可能性

ほぼ1年前、アメリカは電撃的にシリアをミサイル攻撃しました。それを受けて、私は次の記事を書きました。「ネオ・ネオコン」の本性を現し始めたトランプ政権 2017年4月8日(前略)報道に拠ると、トランプ大統領が中国の習近平国家主席夫妻を晩餐会に...
中国・アジア

「日本はドイツの過去の清算に学べ」という欺瞞とカウンター・プロパガンダ

当記事は前回の補足。前回、全国公開されたばかりの『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』(原題「DARKEST HOUR」)という映画を取り上げた。チャーチルは大政治家であり、ナチスドイツと勇敢に戦って連合国を勝利に導いた立...
アニメ・マンガ・映画他

『ウィンストン・チャーチル』なる洗脳映画

2018年3月に第90回の米アカデミー受賞式が行われ、ゲイリー・オールドマン主演の『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』(原題「DARKEST HOUR」)が2部門を受賞した。この作品は、主演の役作りに一役買った特殊メイク...
テロ・紛争・戦争・崩壊

西側のロシア悪魔化宣伝とその反作用としてのロシア民族主義の暴発が日本を有史以来最悪の危機に陥れるだろう・・しかもそれは数年後だ!

世界支配層は次なる世界大戦を想定していますが、むろん相手は、今なお服従しない中ロをはじめとする反西洋諸国です。これまで何度も言っていますが、とくに本丸はロシアです。その前に北朝鮮とイランを各個撃破する戦略でしょう。中国のほうは、軍事的にはさ...
オピニオン・提言系

結局は世界支配層の意向に沿っているトランプ

2017年12月18日、トランプ大統領は「国家安全保障戦略」を発表しました。前回の発表は2015年のオバマ政権の時でした。大統領は演説のほとんど冒頭のほうで、こう宣言しました。「われわれはならずもの政権、テロ組織、多国籍の犯罪ネットワークと...
テロ・紛争・戦争・崩壊

真の脅威は“大きな北朝鮮”ロシアだ

みなさん、こんにちは。先日のイベント「歴史スペシャル 真実の世界史」は、高めの価格設定にもかかわらず、おかげさまで、満員御礼でした。「ロスチャイルド家やロックフェラー家が世界を影から支配している」というのが半ば定説化した陰謀論ですが、こうい...
欧米・ロシア・その他

世界支配層とは何か?

私は当サイトでよく「影の政府」とか、「世界支配層」といった用語を使います。世間一般では、ロスチャイルド家が世界の支配者だ、いや今はロックフェラー家だ、などと言われている。この二大陣営が競争しているという説も多い。あるいは、ロスチャイルドとロ...
中東・アフリカ

トランプは真シオニズムに基づいてエルサレムをイスラエルの首都と認めた

みなさん、こんにちわ。いよいよ来たか、という感じです。米トランプ政権 エルサレムをイスラエルの首都と認定へ 12月6日 11時02分アメリカのトランプ大統領は、中東のエルサレムをイスラエルの首都と認めた上で、現在、テルアビブにあるアメリカ大...
政治・社会

第四の権力を監視することは世界支配層を監視することである

みなさん、こんにちは。今年の7月の話になりますが、私は次の記事を書きました。「影の政府から政治的に暗殺されかかっている安倍政権」この中で、メディアの「安部降ろし」には、米政府というより「影の政府」主導のCIAが関わっているのではないか、どう...
テロ・紛争・戦争・崩壊

2019年、アメリカはイスラエルと共にイランと戦う

みなさん、こんにちわ。昨日、NHKの夜ニュースで、9月の国連総会でのトランプ演説を改めて取り上げていました。ただし、北朝鮮関連ではなく、米大統領がいかに口を極めてイランを非難していたかという内容でした。はっきり言って遅いんですね。私は演説直...
テロ・紛争・戦争・崩壊

米軍の超ハイテク戦こそバノンの言う「方程式の解」だ

私は素人だが、なんとなく第二次朝鮮戦争は前代未聞の戦いになるのではないか、という気がしている。文字通り、歴史上類のない、特異な戦争である。それは主に二つの特徴がある。まずは一つ目から。北朝鮮との戦争では、前々から一つの懸念があった。先ごろ首...
テロ・紛争・戦争・崩壊

アメリカが北朝鮮の核保有を認めるという主張ほど、アメリカを理解していないものはない

9月22日、トランプ大統領は次のようなツイートをした。北朝鮮の金正恩は明らかな狂人だ、国民を飢えさせたり殺したりすることをなんとも思わない、かつてなかったほど試されることになろう。もちろん、金正恩を“テスト”するのが米軍であることは言うまで...
テロ・紛争・戦争・崩壊

トランプ国連演説は「悪の枢軸」の“残り2カ国”の打倒宣言だ

トランプ大統領が現地時間9月19日、NYの国連本部の総会で演説しました。トップニュースで詳しく報じられているので、私などが繰り返す必要はないです。しかし、日本人の関心は北朝鮮問題に偏っていて、その色眼鏡で演説を見てしまうと、本質を逃してしま...
事件・時事

次期英国王はチャールズ皇太子ではなくウィリアム王子

(*注意点)2022年9月8日、英史上最長の在位70年を誇ったエリザベス女王が96歳で亡くなられました。私はその3年前に書いたこの記事で「果たして、チャールズが次期国王になれる可能性はあるのだろうか。おそらく、その望みはほとんどない。」と記...
事件・時事

バノンの「我々が戦って勝ち取ったトランプ大統領は終わった」の意味

「トランプの敵と戦争を始める。連邦議会やメディアや米経済界にいる敵だ」そうテレビのインタビューで放言してホワイトハウスを去ったスティーブ・バノンとは、いったい何者だったのでしょか。そして「何」が起こったのでしょうか。彼は海軍、ゴールドマン・...
テロ・紛争・戦争・崩壊

ロックフェラーがついに第二次朝鮮戦争のサインを発したか

ダンフォード統合参謀本部議長、ハリス太平洋軍司令官、ミリー参謀総長らの最近の発言を引用して、私は彼らの本音を、前回の北朝鮮関係記事で以下のようにまとめました。暗に「われわれは朝鮮半島がどうなろうが、米本土の安全保障を優先する」と、語っている...
テロ・紛争・戦争・崩壊

中国の政治利用を終えたアメリカは対北“核戦争”へと突き進む

みなさん、こんにちわ。7月28日夜、北朝鮮がICBM)「火星14」の発射実験に成功しました。朝鮮中央通信によると、高度は3724.9キロに達し、47分12秒の間に998キロ飛行した」という。北は自身のミサイルに関する非常に細かいデータもちゃ...
テロ・紛争・戦争・崩壊

なぜ北朝鮮は「核戦争ガー」と喚き散らしているのか?

先日、北朝鮮がわざわざ米独立記念日を狙って、アラスカまで届くICBMの発射実験を行うと、アメリカはさっそくグアムの基地からB1B爆撃機2機を飛ばし、公然と大型爆弾を使った「ミサイル発射装置の破壊訓練」を実施しました。ヘイリー国連大使は、国連...
オピニオン・提言系

影の政府から政治的に暗殺されかかっている安倍政権

現在、安倍政権に対する執拗なネガティブ・キャンペーンが行われている。うち、かなりの部分を中国と北朝鮮が担っていることは、ご想像の通りである。安倍氏は北朝鮮との国交正常化を一切やるつもりはなく、次々と制裁を繰り出してきた。北はそんな安倍氏を異...
テロ・紛争・戦争・崩壊

7月4日、北朝鮮は米独立記念日を意識してICBMを発射した【速報】

今回の記事はいそぎ。2017年7月4日の午前9時40分ごろ、北朝鮮が日本海に向けて弾道ミサイルを発射しました。高度は2300キロから2500キロ以上と推定。その後、朝鮮中央放送は「午後3時(日本時間同3時半)から特別重大報道を行う」と予告。...
テロ・紛争・戦争・崩壊

なぜ7月後半から北朝鮮との戦争前夜に入るのか? 開戦の兆候を読む

北朝鮮問題に関しては、私は一貫して「核戦争になる」と主張しており、その真因として、世界支配層や米・イスラエル、あるいは軍産複合体などの「内部理由」を挙げてきました。そういった「構造」から戦争が引き起こされると思っています。第一次や第二次の世...
テロ・紛争・戦争・崩壊

ついに「米世論」を完全に敵に回した北朝鮮

6月19日、北朝鮮から植物人間状態で釈放された大学生のオットー・ワームビアさんが死亡しました。トランプ大統領は同国を非難し、「無実の人がこのような悲劇に遭わないようにする決意を新たにした」という、意味深な発言をしました。ワームビア氏解放の立...
テロ・紛争・戦争・崩壊

やはり中ロは仮想敵国だと断言したマティス

さて、前回、マティス国防長官が「アメリカは戦争を望んでいない」と世界に深く印象付ける工作をしているという話をしました。実は、私がもう一つ、気になったことがある。それがマティス発言の次の箇所です。第二次大戦後に構築された国際秩序は「再起を果た...
テロ・紛争・戦争・崩壊

アメリカはB-1B爆撃機で北朝鮮を核攻撃する!

一か月ほど前ですが、私はこっそりとこんなことを記しておきました。私の極秘“妄想”と断っておきますが、グアムのアンダーソン基地にはすでに小型の核兵器が持ち込まれているのではないでしょうか。そして、いつでも爆撃機に搭載できるようにスタンバイされ...
テロ・紛争・戦争・崩壊

イラン大統領選挙、ライシ氏当選で対米戦争へ突入か!?

5月下旬、トランプ氏が大統領就任後、初の外遊を行います。行き先は、サウジアラビア、イスラエル、パレスチナ自治区、バチカンなど。実は、大統領になって初の外交相手(電話したり、会談したり)も、これらの国々の首脳だったんですね。彼はこのところ北朝...
政治・社会

影の政府とスイスの謎

前回、こんなことを記しました。今現在、「全世界を支配し、統一しようとする意志」と「それに抵抗する意志」とが激しくぶつかりあっています。それが一番大きなフレームですね。その「世界を支配しようとしている意志」のことを私は「影の政府」とか「見えざ...
テロ・紛争・戦争・崩壊

第二次朝鮮戦争が起きる構造――「影の政府」という真の策源地

さて、前回は、第二次朝鮮戦争を必然的に引き起こす「構造」について、私なりの見解を述べました。今回はその続きです。あえて記事を二つに別けたのには理由があります。実は、前回の内容は「国際問題の専門家なら分かること」です。まあ、私は専門家ではあり...
テロ・紛争・戦争・崩壊

第二次朝鮮戦争が起きる構造――トランプ政権と軍産複合体の利害の一致

空母「カール・ビンソン」がどこをどう動いたとか、北朝鮮がどこへ向けてどんなミサイルを発射したとか、そういった表面の情報を追うこともいいですが、やはり「戦争はなぜ起きるのか」という「構造」を見極めることが一番重要だと思います。「対話」や「平和...
テロ・紛争・戦争・崩壊

韓国に裏切りの代償を支払わせ、同時に北朝鮮を暴発させる計画

さて、前回、私は次のように記しました。意外と、わざと文在寅(ムン・ジェイン)当選後に開戦にもっていくのではないかと、睨んでいます。その理由は、彼があのノ・ムヒョン氏の後継者だからです。これだけでは何のことか分かりませんね。なんで彼がノ・ムヒ...
テロ・紛争・戦争・崩壊

【第二次朝鮮戦争】アメリカが戦うのは自分自身のためである

さて、朝鮮半島情勢に関して、どうも「ろくでもないシナリオ」というか「陰険な策略」が見えてきたので、数回に分けて全体像を描写したいと思います。最近、やたらと1994年の第一次核危機と比較して、「戦争になれば今回も同じように韓国や米軍に大量の犠...
テロ・紛争・戦争・崩壊

5月に対北攻撃の政治的条件と軍事的条件がピタリと揃う訳

私は4月16日の以下の記事で、次のように記しました。こうして、ロシアは直接戦闘に介入しないが、影で米空母艦隊の情報を提供することで北朝鮮に攻撃させる、というわけです。(略)朝鮮人民軍は、通常ミサイルか、弾道ミサイルか、魚雷か、機雷か、それと...
テロ・紛争・戦争・崩壊

北朝鮮は米空母を核攻撃する!――背後にはロシアの影

諸外国の意や批判を一切斟酌することなく軍事面の即断即決ができるドナルド・トランプは、どうやら性格的には非常に戦時の大統領に向いているようです。米軍は2017年4月6日のトマホークによるシリア奇襲空爆に続いて、13日にはアフガニスタンのカブー...
テロ・紛争・戦争・崩壊

【第二次朝鮮戦争】なぜアメリカの対北先制攻撃は合法なのか?

相変わらず「日本や韓国に被害が出ることを恐れてアメリカは戦争しない」という見方が強い。仮に今回、開戦が一時先延ばしになったとしても、朝鮮戦争の再開自体は避けられないし、だいたい彼らが日韓の被害などさして気にするとは思えない。傍証として199...
外交・安全保障

北朝鮮の独裁体制を延命させた張本人(後半)

さて、2001年の「9・11」から2009年までの流れを一挙に見てきた。当初、米国は明らかに北朝鮮にトドメを刺すつもりであった。だが、どうやら2005年の末頃から2006年にかけて、対北戦略を180度ひっくり返した。まさに、その割を食ったの...
外交・安全保障

北朝鮮の独裁体制を延命させた張本人(中半)

前半のつづき。こうして、2002年9月17日、小泉総理の「電撃訪朝」により日朝首脳会談が実現した。金正日は日本人を拉致した事実を認め、「日朝平壌宣言」なるものが採択された。今にして思えば、噴飯物の首脳宣言だった。明文化されているのは北朝鮮側...
テロ・紛争・戦争・崩壊

「ネオ・ネオコン」の本性を現し始めたトランプ政権

みなさん、こんにちは。先日、トランプ大統領はシリアの空軍基地に対して59発のトマホーク巡航ミサイルをぶちかましました。不謹慎でしょうが、この出来事を分析するといろいろなことが見えてきて、おもしろいといえば、おもしろい。これは“あの事件”の意...
テロ・紛争・戦争・崩壊

朝鮮半島に平行して中東・ウクライナ情勢も着々と悪化中

みなさん、こんにちは。北朝鮮情勢が緊迫していますね。報道によると、ほんの数日前から、山口県岩国の在日米軍基地に配備されたばかりの最新鋭ステルス戦闘機F-35Bが、北朝鮮と隣接する韓国北東部・江原道の演習場で、初の「精密爆撃訓練」を実施してい...
テロ・紛争・戦争・崩壊

刻一刻と近づく「北朝鮮に核兵器を使わせるための戦争」

さて、ちょっと情報を整理してみましょう。2017年3月6日、北朝鮮は「4発同時発射」の弾道ミサイル実験を行いました。その直後に朝鮮中央通信は次のような内容を声明しています。訓練は「有事の際に在日米軍基地を攻撃する任務を持つ火星砲兵部隊」によ...
テロ・紛争・戦争・崩壊

共産中国の運命は決した――開戦滅亡か、内乱分裂か、二つに一つだ!

さて、前回からの続きだが、ある意味、ここから本題である。中国はリーマン・ショック以降、空前の財政出動によって景気を下支えしてきた。これは日本のバブル崩壊後の対策に倣ったものらしい。この中国の思いきった景気対策は、当時の日本と世界の景気回復に...
テロ・紛争・戦争・崩壊

すでに始まったトランプの米国 VS 中国の激突

2006年以降の「流れ」を説明したのが前の二記事だった。いわば「縦軸」の視点である。対して、この記事では、主として「横軸」の視点から、中国を取り巻く現状、そして同国の「これから」を予想してみたい。米中は根本的な面で衝突し始めたこれは「トラン...
中国・アジア

なぜ共産中国は”打倒”されるのか? その知られざる根源的理由

「アメリカの「打倒中国路線」は2006年から始まった」のつづき。2000年に大統領に就任したプーチン&旧KGB軍団による猛烈な反撃があり、そこへさらに胡錦濤の中国が「反欧米」で合流したため、世界は冷戦バージョン2へと移行しました。しかも、今...
テロ・紛争・戦争・崩壊

アメリカの「打倒中国路線」は2006年から始まった

みなさん、こんにちは。もしかして、昨今のニュースや識者解説の影響を受けて、「どうやらトランプ政権になってから、アメリカは急に方向転換して、中国を倒すことに決めたらしい」などと納得している人はいませんか?その考えは、全然、間違いだと思います。...
オピニオン・提言系

やはり「影の政府」のコントロール下にあるトランプ政権

米社会のエスタブリッシュメント(=伝統的エリート層)に対して、トランプ大統領と政権の理論的・思想的支柱のスティーブ・バノン首席戦略官が「アンチ」であること自体は間違いないと思います。しかし、トランプ政権が“反グローバリズム”と断定するのは早...
テロ・紛争・戦争・崩壊

第二次朝鮮戦争の火種としてわざと引き分けた朝鮮戦争

さて、今回が私の「超常分野」研究家としての本領発揮である。私がこれから述べることは、オリジナルの情報と思索に基づくものであり、国内や世界のどこにもない見方だと自負している。私は一貫して「北朝鮮は最後に核兵器を使用する」と断言してきた。なぜそ...
テロ・紛争・戦争・崩壊

北朝鮮への空爆と金正恩「斬首作戦」がまもなく開始か!? 【第二次朝鮮戦争】

今回の記事は、実際の軍事運用面に焦点を当てたものです。史上最大規模の米韓合同軍事演習が始まりました(*傍線筆者)。米韓両軍は1日、韓国と周辺海域で朝鮮半島有事に備えた合同野外機動訓練「フォールイーグル」を開始した。米原子力空母カール・ビンソ...
政治・社会

なぜ近い将来にドル基軸通貨体制は崩壊していくのか

私は今後、史上初の「グローバル通貨」となるであろう「世界統一電子マネー」について語りたいと思っている。その前に書いておきたいことがある。昨年、パナマ文書騒動が持ち上がった時、以下の記事で次のように記した。アメリカがドルの防衛に躍起になってい...
欧米・ロシア・その他

米国の世界支配の要・ドル基軸通貨体制を読み解く四つのキーワード

このドル基軸通貨体制こそ、アメリカが第二次大戦の戦勝によって獲得した最大の利権に他ならない。本来、ドル紙幣とはアメリカのFRBが発行する自国紙幣にすぎない。だが、アメリカの国璽が印刷された紙がそのまま事実上の「世界通貨」としても通用する。こ...
テロ・紛争・戦争・崩壊

中東大戦→新中東秩序、そしてレヴァントの覇者「大イスラエル」が誕生する

いよいよ、これまでの記事の結論部分に入ります。くどいようですが、過去のシリーズを改めて列挙します。以下を踏まえた上で、「これから起きるであろう出来事」について、私なりの推測を述べるのが当記事の趣旨です。 衝撃の仮説――シリア内戦の真の目的は...
テロ・紛争・戦争・崩壊

なぜ欧米・ユダヤとイランは激突不可避なのか? その構造を明らかにする!

この記事は、前3記事の続編です。3記事は、表向きの見方や解説からは想像しにくい「真実の構造」に対する、私なりのアプローチであり仮説です。 衝撃の仮説――シリア内戦の真の目的は何か? 残酷なシリア焦土化の背景――ISを操る米・サウジと宗派内戦...