韓国・北朝鮮

オピニオン・提言系

なぜ米朝首脳会談は「狐と狸の化かし合い」なのか

3月26日、金正恩が中国を電撃訪問したというニュースが飛び込んできた。習近平といえば先日、全人代で国家主席の任期制を廃し、全会一致で再選されたばかり。毛沢東以来のタブーを破って個人独裁の政権を固めつつあると評される。米朝首脳会談、もしくは韓...
テロ・紛争・戦争・崩壊

アメリカがまた「リメンバーXXX」を仕込もうとしている件

トランプ大統領は2月23日、「過去最大の制裁」策を発表した。主として北朝鮮が石油製品などを「瀬取り」できないよう、アジアの27の海運会社と28の船舶などに制裁を科すもの。しかも、「もし制裁が機能しなければ第2段階に移行する。第2段階は非常に...
テロ・紛争・戦争・崩壊

4月「史上空前の空爆戦力」が朝鮮半島に集結し戦争準備が完了する!

みなさん、こんにちわ。数日前からとてつもない情報が飛び出していますね。米空母が朝鮮半島に集結「イラク戦争を超える過去最大級」2018.02.20(前略)韓国国防省の情報分析官で、拓殖大学客員研究員の高永喆氏は、韓国国防省や情報機関筋から、...
オピニオン・提言系

ベストの策は北朝鮮を内戦に引きずり込むことだ

さて、前回、韓国の裏切りにより「日米韓の連携」という伝統的な戦略が破綻しつつあるという話をしたが、「ではそれに代わる策は何か?」を述べるところで終わった。正直、対案というほどご大層なものではない。要点をいえば、「日米とも朝鮮半島から完全に撤...
オピニオン・提言系

「対北朝鮮で日韓が連携する」戦略は破綻している

金正恩の妹の与正(ヨジョン)が平昌五輪出席を理由に訪韓した。彼女は特使として文在寅大統領に親書を手渡して会談し、早期の訪朝と南北首脳会談の実現を求めた。これに対して文大統領は大変友好的で前向きだ。文氏の「朝鮮半島の緊張緩和へと繋がる平和の五...
テロ・紛争・戦争・崩壊

2018年3月か4月か!? トランプは北朝鮮を殺る!

トランプ米大統領は1月30日に一般教書演説を行った。演説の前のほうは、雇用問題や移民問題などの国内問題に当てていて、後ろの三分の一のところが安全保障・対外政策の内容になっている。その前半がイスラム国やイランなどの中東関連で、後半が北朝鮮関連...
テロ・紛争・戦争・崩壊

朝鮮半島有事は2018年3月以降か

みなさん、こんにちわ。北朝鮮との「2017年12月開戦説」は間違いでしたね。トランプも金正恩もクリスマスには自制していた。これに関しては、明確に私の誤りでした。ただ、「戦争の危機は去ったのか?」というと、そんなことはありません。第一に、関係...
テロ・紛争・戦争・崩壊

戦争を招く石油の全面禁輸と海上封鎖という最後の対北制裁カード

北朝鮮が11月29日に発射した「火星15」は射程が1万3千キロ、米本土ほぼ全域に届くと言われています。ただし、大気圏再突入技術については不確かなようです。いずれにしても、ICBMの発射ということで、すぐに国連安保理の緊急会合が召集されました...
テロ・紛争・戦争・崩壊

世界一の有言実行男トランプは年末年始に北朝鮮と開戦するか?

トランプ大統領は、国際社会の批判をかえりみず、エルサレムをイスラエルの首都と認めました。さっそくアラブ各地でデモ・暴動が発生していますが、トランプ政権は現状を追認したものにすぎないとして決定を翻すつもりはありません。アラブ諸国すべてを敵に回...
テロ・紛争・戦争・崩壊

トランプは朝鮮半島を中国に売ったのではないか【後半・韓国編】

さて、後編です。なぜか間に二つも記事が挟まってしまいましたが。アジア歴訪したトランプ大統領は、韓国の文在寅大統領(以下ムン)に対しては愛想がよくありませんでした。この人はもともと反米反日・従北派のノ・ムヒョン大統領の側近だったんですね。それ...
テロ・紛争・戦争・崩壊

「やらせはせんぞ!」という一年前のトランプの言葉を覚えているか?

まずは速報から先に。2017年11月29日未明、北朝鮮が過去最大級の弾道ミサイルを発射しました。なんでも新型ICBM「火星15」とか。ミサイルは高度4475キロに達し、約53分にわたり、950キロ飛行したそうです。朝鮮中央テレビは、米本土全...
テロ・紛争・戦争・崩壊

トランプは朝鮮半島を中国に売ったのではないか【前半・北朝鮮編】

2017年11月8日から10日にかけてトランプ大統領が訪中しました。習近平政権の二期目――しかも新指導部は習派がメイン――発足の直後に米大統領がやって来るという形式は、中国史に詳しい人なら隠れた意味が分かると思います。中国の歴代王朝は、新皇...
外交・安全保障

なぜトランプの韓国国会演説こそアジア歴訪のハイライトなのか

2017年11月5日、トランプ大統領夫妻が「エアフォース・ワン」で来日しました。そして約10日間かけてアジア歴訪を終え、最終地のフィリピンから帰国の途につきました。韓国にはもともと行きたくなかったのに懇願されたから立ち寄った、という話もあり...
テロ・紛争・戦争・崩壊

何度でも言う、北朝鮮との戦争はすでに始まっている

私が北朝鮮絡みで何かを書くと、しばらくしてそれが現実化したり、世間でクローズアップされたりするので、たいへん予言的で驚かされるという声が私のところに幾つか届いている。実際のところ、なぜ的中するのかは私にも分からない。私は特殊なソースから情報...
オピニオン・提言系

朝日新聞は独裁政権の御用メディアか?

前回、室井佑月氏の馬鹿げた話(屁意図スピーチ?)を取り上げた。なんでも、安倍総理がナチスのゲーリングと同じ政治手法をとっており、日本社会が戦前のナチスドイツと同じ流れにあるとかいう、笑える妄想の話だった。ま、「室井佑月氏とその仲間たち」は、...
テロ・紛争・戦争・崩壊

北朝鮮が先制EMP攻撃なら日本終了

私は2017年3月の記事で、チラリと次のようなことを記していた。日本のイージス艦や潜水艦はEMP攻撃に弱いといわれる。だから、そういう核戦術をやられると、あとは一方的にミサイル攻撃される展開になる可能性もある。EMP攻撃というのは電磁パルス...
テロ・紛争・戦争・崩壊

朝鮮人民軍は大量破壊兵器を持って地下トンネルから現れる

第二次朝鮮戦争は、歴史上類のない、特異な戦争となると、私は予測する。それは主に二つの特徴があると私は述べた。前々回と、前回は、その「一つ目」だった。今回は「二つ目」。ここからが、この戦争のいっそう異様な展開だ。言ったように、開戦すれば北朝鮮...
テロ・紛争・戦争・崩壊

究極のエアシーバトルが朝鮮人民軍を封じ込める

米軍が北朝鮮に対して予定している今回の軍事作戦は、人類がこれまで見たことがない「究極のエアシーバトル」になるのではないか、と私は予想する。朝鮮人民軍は、コンピュータを備えた機械に殺戮されていくだろう。米軍は史上空前の戦力の集中・一挙投入作戦...
テロ・紛争・戦争・崩壊

米軍の超ハイテク戦こそバノンの言う「方程式の解」だ

私は素人だが、なんとなく第二次朝鮮戦争は前代未聞の戦いになるのではないか、という気がしている。文字通り、歴史上類のない、特異な戦争である。それは主に二つの特徴がある。まずは一つ目から。北朝鮮との戦争では、前々から一つの懸念があった。先ごろ首...
オピニオン・提言系

日本は北朝鮮との戦争の「機」を間違えていないか

9月26日、トランプ大統領は、ホワイトハウスでの記者会見で、北朝鮮に対する軍事オプションについて、準備は完全に整っているとし、「選びたくないが、必要であれば躊躇しない」と発言した。アメリカが北朝鮮の核保有を認めるか否かといった悠長な議論の段...
テロ・紛争・戦争・崩壊

アメリカが北朝鮮の核保有を認めるという主張ほど、アメリカを理解していないものはない

9月22日、トランプ大統領は次のようなツイートをした。北朝鮮の金正恩は明らかな狂人だ、国民を飢えさせたり殺したりすることをなんとも思わない、かつてなかったほど試されることになろう。もちろん、金正恩を“テスト”するのが米軍であることは言うまで...
テロ・紛争・戦争・崩壊

【第二次朝鮮戦争】2017年12月開戦説

安易に「開戦はこの頃だ」と口にすることは慎むべきだろう。ただ、一つの見方を提示したくなったので、この記事を記すことにした。9月11日の制裁決議により、北朝鮮は輸出収入の9割を断たれる見込みになった。これは「兵糧攻め」だ。広義の戦争はこの日を...
テロ・紛争・戦争・崩壊

なぜ安倍総理のNYT寄稿と国連発言は重要なサインなのか

北朝鮮との戦争はいつ始まるのだろうか。もう始まっている。私見では、開始の日付は9月11日。つまり、広義の意味での戦争は始まった。問題はいつ頃に「実戦」になるか、ということ。トランプ以外にも、それを探る上で重要なサインが発せられている。一つは...
テロ・紛争・戦争・崩壊

トランプ国連演説は「悪の枢軸」の“残り2カ国”の打倒宣言だ

トランプ大統領が現地時間9月19日、NYの国連本部の総会で演説しました。トップニュースで詳しく報じられているので、私などが繰り返す必要はないです。しかし、日本人の関心は北朝鮮問題に偏っていて、その色眼鏡で演説を見てしまうと、本質を逃してしま...
テロ・紛争・戦争・崩壊

今度のアメリカの戦争のやり方は怖いくらいに上手すぎる

9月3日の北朝鮮の6回目の核実験(水爆級)を受けて、マティス国防長官らと国家安全保障会議(NSC)を開いて対応を協議したトランプ大統領は、会議終了直後、記者団から「大統領、北朝鮮を攻撃しますか?」と尋ねられると、次のように答えた。We'll...
テロ・紛争・戦争・崩壊

2017年9月11日、北朝鮮との戦争が始まった

奇しくもNY同時多発テロから16年目を迎えた先の9月11日、北朝鮮に対する国連安保理の追加制裁決議が可決した。北朝鮮が9月3日に強行した水爆実験に対するものだから、異例のスピードだ。その3日後には当初案を各国に提示しているから、米国はかなり...
テロ・紛争・戦争・崩壊

北朝鮮は日本を徹底利用して大量破壊兵器を開発した

北朝鮮が日本に向けて(核)ミサイルを発射すれば、一般の日本人が犠牲になる。同じ犠牲者でも、市民と軍人では政治的意味が違ってきます。また、北朝鮮の工作員が何百人か、何千人か分かりませんが、日本に潜伏済みです。有事の後方かく乱などのテロ攻撃要員...
オピニオン・提言系

山口二郎教授の主張 VS 公衆便所 どっちが役に立つでショー

さて、前回(上)に引き続いて、今回も山口二郎法政大教授の「正しい危機感とは何か」という記事に突っ込みたい。教授の記事の後半はさらに酷くなる。山口氏の記事を続けよう(*傍線筆者)。[寄稿]正しい危機感とは何か(出典:)(略)万一日本を狙った攻...
事件・時事

山口二郎教授の「正しい危機感とは何か」が全然正しくない件

「お前は人間じゃない! 叩き斬ってやる!」と安倍総理を名指しして言い放った法政大学の山口二郎教授が、ハンギョレ新聞で、またギョギョとする発言をしていた。以下引用、傍線筆者。[寄稿]正しい危機感とは何か(出典:)8月29日早朝に北朝鮮が北太平...
テロ・紛争・戦争・崩壊

ついに水爆を持った北朝鮮 その核開発を支えた日本製品の密輸

北朝鮮の核・ミサイル開発が凄まじい勢いで加速しています。ついこの前、米本土に届くICBMを発射したと思ったら、先日は水爆の実験です。160キロトンと訂正されましたので、広島型の10倍の威力です。それらの開発には、実は日本の存在が欠かせません...
テロ・紛争・戦争・崩壊

水爆実験でついに時間の問題になった第二次朝鮮戦争

今、多くの知識人や専門家の人たちが私のサイトを見に来るようになっています。私は「自分は知識人・言論人ではなく、専門家ではない」と繰り返し断っていますから、皮肉なものです。プロ筋までが「山田がまた何かネタを出すのではないか」と期待して当サイト...
テロ・紛争・戦争・崩壊

マスコミが報じないバノン首席戦略官追放の超真相

先ごろ、スティーブ・バノン首席戦略官が役目を解任されましたが、この件に対して、メディアは「強硬派のバノン氏」と「クシュナー氏などの穏健派」との対立が背景にあったと、判で押したように報道しています。たしかに移民政策や対メキシコ姿勢では、バノン...
テロ・紛争・戦争・崩壊

アメリカのいう“北朝鮮との対話”は最初から成立しない

当記事は、前回の「アメリカは最初から“外交的解決”なんかする気はない」と密接に関係しています。多くの人が公式声明とか公式発表の類いに騙されている。左派・リベラル派などは、日本政府のそれは疑ってかかるくせに、米政府が北朝鮮に「対話」を呼びかけ...
テロ・紛争・戦争・崩壊

アメリカは最初から“外交的解決”なんかする気はない

アメリカが北朝鮮への石油禁輸に躍起になっている理由は、旧日本軍を暴発させた成功体験を再現しようと目論んでいるからではないか。今回、圧力を受けた中国が、いわばそれ以外の制裁措置をすべてオーケーすることで、なんとかその措置だけは回避する格好にな...
テロ・紛争・戦争・崩壊

なぜ中国が送油管のバルブを閉めると第二次朝鮮戦争になるのか?

まず前回の記事で肝心なことを書き忘れていました。仮に今の日本がアメリカの後方支援という形で北朝鮮と交戦状態に突入し、また憲法改正に踏み切ったら、これほど明確な「戦後日本の終わり」はないだろう。さて本題。さる8月5日、国連安保理は北朝鮮に対す...
テロ・紛争・戦争・崩壊

反原水爆の市民団体がミサイル避難訓練を妨害する異様

近頃こんな面妖な話は聞いたことがない(以下太字傍線筆者)。ミサイル着弾想定の避難訓練に反対する人々 どんな人たち? 「訓練を行うことは戦争に人々を動員すること」「北朝鮮を刺激する」()茨城県龍ケ崎市でミサイルの着弾を想定した訓練で、(略)「...
テロ・紛争・戦争・崩壊

ロックフェラーがついに第二次朝鮮戦争のサインを発したか

ダンフォード統合参謀本部議長、ハリス太平洋軍司令官、ミリー参謀総長らの最近の発言を引用して、私は彼らの本音を、前回の北朝鮮関係記事で以下のようにまとめました。暗に「われわれは朝鮮半島がどうなろうが、米本土の安全保障を優先する」と、語っている...
テロ・紛争・戦争・崩壊

中国の政治利用を終えたアメリカは対北“核戦争”へと突き進む

みなさん、こんにちわ。7月28日夜、北朝鮮がICBM)「火星14」の発射実験に成功しました。朝鮮中央通信によると、高度は3724.9キロに達し、47分12秒の間に998キロ飛行した」という。北は自身のミサイルに関する非常に細かいデータもちゃ...
オピニオン・提言系

原発神話主義者と同じメンタリティの室井佑月氏と朝日新聞

さて、後半。(前半はこちら)室井佑月氏は政府が流した「ミサイル注意CM」に対してこんな揶揄をしている。室井佑月「信じたい」〈週刊朝日〉 7/6(木) 11:30配信 AERA dot.(前略)先日はじまった「弾道ミサイル落下時の行動」という...
テロ・紛争・戦争・崩壊

なぜ北朝鮮は「核戦争ガー」と喚き散らしているのか?

先日、北朝鮮がわざわざ米独立記念日を狙って、アラスカまで届くICBMの発射実験を行うと、アメリカはさっそくグアムの基地からB1B爆撃機2機を飛ばし、公然と大型爆弾を使った「ミサイル発射装置の破壊訓練」を実施しました。ヘイリー国連大使は、国連...
テロ・紛争・戦争・崩壊

7月4日、北朝鮮は米独立記念日を意識してICBMを発射した【速報】

今回の記事はいそぎ。2017年7月4日の午前9時40分ごろ、北朝鮮が日本海に向けて弾道ミサイルを発射しました。高度は2300キロから2500キロ以上と推定。その後、朝鮮中央放送は「午後3時(日本時間同3時半)から特別重大報道を行う」と予告。...
テロ・紛争・戦争・崩壊

なぜ7月後半から北朝鮮との戦争前夜に入るのか? 開戦の兆候を読む

北朝鮮問題に関しては、私は一貫して「核戦争になる」と主張しており、その真因として、世界支配層や米・イスラエル、あるいは軍産複合体などの「内部理由」を挙げてきました。そういった「構造」から戦争が引き起こされると思っています。第一次や第二次の世...
テロ・紛争・戦争・崩壊

ついに「米世論」を完全に敵に回した北朝鮮

6月19日、北朝鮮から植物人間状態で釈放された大学生のオットー・ワームビアさんが死亡しました。トランプ大統領は同国を非難し、「無実の人がこのような悲劇に遭わないようにする決意を新たにした」という、意味深な発言をしました。ワームビア氏解放の立...
テロ・紛争・戦争・崩壊

やはり中ロは仮想敵国だと断言したマティス

さて、前回、マティス国防長官が「アメリカは戦争を望んでいない」と世界に深く印象付ける工作をしているという話をしました。実は、私がもう一つ、気になったことがある。それがマティス発言の次の箇所です。第二次大戦後に構築された国際秩序は「再起を果た...
テロ・紛争・戦争・崩壊

マティス国防長官の発言の裏を読む【第二次朝鮮戦争】

つい先日、ジェームズ・マティス氏がこんな発言をしました(傍線太字等筆者)。北朝鮮は「最も喫緊で危険な脅威」 “狂犬”マティス氏が予言「力の均衡、列強競争の時代に」2017.6.13(前略)世界の安全保障環境に関して証言した。マティス氏は、米...
テロ・紛争・戦争・崩壊

アメリカはB-1B爆撃機で北朝鮮を核攻撃する!

一か月ほど前ですが、私はこっそりとこんなことを記しておきました。私の極秘“妄想”と断っておきますが、グアムのアンダーソン基地にはすでに小型の核兵器が持ち込まれているのではないでしょうか。そして、いつでも爆撃機に搭載できるようにスタンバイされ...
オピニオン・提言系

なぜ打倒北朝鮮こそ“最高の人道支援”なのか?

まずは最新ネタから。報道によると、空母「ニミッツ」が西太平洋に派遣されることになったそうですね。6月1日に米ワシントン州(*西海岸側、シアトルがある)の海軍基地を出港するそうですが、太平洋を横断するだけなので、すぐに日本近海に到達できます。...
政治・社会

藤本健二氏を“戦後最大のスパイ”として生かせなかった日本

「金正日の料理人」ネタの続きです。1994年7月、“建国の祖”金日成が死去しました。すぐに金正日が後を継ぎました。藤本健二氏はそんな人物と82年10月から顔見知りだったわけです。しかも、金正日が最高指導者に就任した時には、専属料理人として、...
テロ・紛争・戦争・崩壊

北朝鮮への攻撃は7月後半以降

みなさん、こんにちは。私は当初、トランプ政権が中国に与えた「チャンスの期間」ですが、おそらく、1か月前後の「ショート」か、それとも半年以上1年未満の「ロング」か、どちらかだと考えられる。(略)その間の「ミドル」は、可能性として一番低いです。...
政治・社会

次は金正恩だ――後継者を世界で最初に指摘した藤本健二氏

またまた「金正日の料理人」傑作選です。金正日は四人の女性と子供を作っていますが、事実上の正妻が高英姫(コ・ヨンヒ)さんでした。かの吉永小百合に似ているとか。で、映画マニアの金正日は、吉永小百合を指して「日本で一番きれいな女優」と言っていたと...
政治・社会

日本の軍歌を歌う金正日と朝鮮人民軍首脳たち

藤本健二氏の『金正日の料理人』の話の続きです。では、さっそくエピソードを幾つか紹介させていただきたいと思う。北朝鮮には「招待所」と呼ばれる金ファミリーの豪華な別邸があります。そこでは様々な娯楽施設や宴会場などがあり、幹部たちが楽しめるように...
韓国・北朝鮮

藤本健二「金正日の料理人」は最高の北朝鮮理解の書

金正日の料理人だった藤本健二氏(仮名)については、改めて紹介するまでもありませんが、万一ご存知でない方のために、念のため簡単に説明したいと思います。1982年のある日、寿司職人だった藤本氏に北朝鮮での単身赴任のオファーが入りました。一年契約...
外交・安全保障

【米朝交渉】崔善姫(チェ・ソンヒ)北米局長の笑顔の謎

さて、アメリカが北朝鮮に対して「核・ミサイル開発を放棄しろ」と要求を突きつけていることは散々述べましたが、気になるのは、この要求が中国を通して4月の前半に伝達されていたとしたら、その後に相次いだ韓国系アメリカ人の拘束は、もしかすると北朝鮮な...
テロ・紛争・戦争・崩壊

北朝鮮の持つ猶予期間、そして「妥協と破滅」の二つの相反する選択

さて、今回は、前回の記事の続きのようなものです。トランプ政権は、4月の段階で、中国を通して北朝鮮に対して、「核・ミサイル開発を放棄せよ」という要求を突きつけました。これは「飲むのか、飲まないのか」という“最後通牒”に等しい。ただし、このよう...
テロ・紛争・戦争・崩壊

北朝鮮の立場が真珠湾攻撃前の日本と類似

みなさん、こんにちは。遅きに失した感があるが、ようやく北朝鮮問題の焦点が明白になりました。まずは前回も紹介したこのロイター電(太字傍線筆者)。核放棄なら米朝首脳会談も  2017年 05月 9日 02:01 JST 【北京、東京共同】トラン...
オピニオン・提言系

文在寅(ムン・ジェイン)政権誕生で韓国は亡国まっしぐらか

みなさん、こんにちわ。韓国最大野党「共に民主党」の文在寅(ムン・ジェイン)氏が次期大統領に当選しました。5月10日、空席だった大統領ポストに即時就任しました。ムン氏については約2カ月前にも記事にしました(太字は今の筆者)。(前略)私はムン氏...
テロ・紛争・戦争・崩壊

アメリカは「対北版ハルノート」を突きつけているのか?

5月8日と9日、ノルウェーのオスロで、米朝非公式協議が行われました。報道によると、北朝鮮外務省の崔善姫(チェ・ソンヒ)北米局長と、アメリカの民間有識者(元政府高官)による会談ということです。アメリカが突きつけた条件が明らかになる同じ頃、アメ...
テロ・紛争・戦争・崩壊

第二次朝鮮戦争が起きる構造――「影の政府」という真の策源地

さて、前回は、第二次朝鮮戦争を必然的に引き起こす「構造」について、私なりの見解を述べました。今回はその続きです。あえて記事を二つに別けたのには理由があります。実は、前回の内容は「国際問題の専門家なら分かること」です。まあ、私は専門家ではあり...
テロ・紛争・戦争・崩壊

第二次朝鮮戦争が起きる構造――トランプ政権と軍産複合体の利害の一致

空母「カール・ビンソン」がどこをどう動いたとか、北朝鮮がどこへ向けてどんなミサイルを発射したとか、そういった表面の情報を追うこともいいですが、やはり「戦争はなぜ起きるのか」という「構造」を見極めることが一番重要だと思います。「対話」や「平和...
テロ・紛争・戦争・崩壊

韓国に裏切りの代償を支払わせ、同時に北朝鮮を暴発させる計画

さて、前回、私は次のように記しました。意外と、わざと文在寅(ムン・ジェイン)当選後に開戦にもっていくのではないかと、睨んでいます。その理由は、彼があのノ・ムヒョン氏の後継者だからです。これだけでは何のことか分かりませんね。なんで彼がノ・ムヒ...
テロ・紛争・戦争・崩壊

【第二次朝鮮戦争】アメリカが戦うのは自分自身のためである

さて、朝鮮半島情勢に関して、どうも「ろくでもないシナリオ」というか「陰険な策略」が見えてきたので、数回に分けて全体像を描写したいと思います。最近、やたらと1994年の第一次核危機と比較して、「戦争になれば今回も同じように韓国や米軍に大量の犠...
テロ・紛争・戦争・崩壊

5月に対北攻撃の政治的条件と軍事的条件がピタリと揃う訳

私は4月16日の以下の記事で、次のように記しました。こうして、ロシアは直接戦闘に介入しないが、影で米空母艦隊の情報を提供することで北朝鮮に攻撃させる、というわけです。(略)朝鮮人民軍は、通常ミサイルか、弾道ミサイルか、魚雷か、機雷か、それと...
テロ・紛争・戦争・崩壊

北朝鮮は米空母を核攻撃する!――背後にはロシアの影

諸外国の意や批判を一切斟酌することなく軍事面の即断即決ができるドナルド・トランプは、どうやら性格的には非常に戦時の大統領に向いているようです。米軍は2017年4月6日のトマホークによるシリア奇襲空爆に続いて、13日にはアフガニスタンのカブー...
テロ・紛争・戦争・崩壊

【第二次朝鮮戦争】なぜアメリカの対北先制攻撃は合法なのか?

相変わらず「日本や韓国に被害が出ることを恐れてアメリカは戦争しない」という見方が強い。仮に今回、開戦が一時先延ばしになったとしても、朝鮮戦争の再開自体は避けられないし、だいたい彼らが日韓の被害などさして気にするとは思えない。傍証として199...
外交・安全保障

北朝鮮の独裁体制を延命させた張本人(後半)

さて、2001年の「9・11」から2009年までの流れを一挙に見てきた。当初、米国は明らかに北朝鮮にトドメを刺すつもりであった。だが、どうやら2005年の末頃から2006年にかけて、対北戦略を180度ひっくり返した。まさに、その割を食ったの...
外交・安全保障

北朝鮮の独裁体制を延命させた張本人(中半)

前半のつづき。こうして、2002年9月17日、小泉総理の「電撃訪朝」により日朝首脳会談が実現した。金正日は日本人を拉致した事実を認め、「日朝平壌宣言」なるものが採択された。今にして思えば、噴飯物の首脳宣言だった。明文化されているのは北朝鮮側...
外交・安全保障

北朝鮮の独裁体制を延命させた張本人(前半)

先日、レックス・ティラーソン米国務長官は「北朝鮮を非核化しようとする20年間の努力は失敗に終わった」と述べ、対北朝鮮政策の大転換を示唆した。しかし、日本にも同じように対北政策における「15年間の失敗」がある。アメリカの対北朝鮮攻撃に「待った...
オピニオン・提言系

水に落ちた韓国は棒で叩くべきか?

さて、前回、「高高度防衛ミサイル(THAAD)」を配備した韓国に対して、中国がありとあらゆる嫌がらせをしているという話をした。この流れからして、当然“日韓の連携”を訴える結論に行き着くはず、と想像する人も多いに違いない。たしかに、「人間たる...
テロ・紛争・戦争・崩壊

第二次朝鮮戦争の本質――モルモットとしての日本人と朝鮮人

みなさん、読んでくれてありがとう。中東情勢が着々と動いていますね。ついこの前、アメリカがシリアに海兵隊を投入したと思ったら、今度はシリア北部のハンシャイフンという街に対して、サリンらしき化学兵器が使用され、大量の死者が出た。現地の反体制派は...
オピニオン・提言系

【第二次朝鮮戦争】原発・石油基地・LNG基地が危ない! PAC3と歩兵配備を!

以下は「幸福の科学」がつい先日公開した動画ですが、貴重な情報が多い。(【独占スクープ!】元北朝鮮兵器開発者が激白!「核ミサイルはもう完成している!」【ザ・ファクト】)このように、動画では、元開発者の口から、 潜水艦は二隻あり、一隻から4発の...